意表を突いた設定とサクサク進むストーリー展開のギャグ満載のアクションRPG。
人間に殺され、復讐心に満ちた「ニワトリ」が天国へ行き、記憶を消されないまま転生させられたのは「牛」だった・・・人間に恨みを抱いたまま転生した主人公だったが、純粋な人の心に触れ、次第に復讐心を失っていた。そんなある日、カトパッチャ国の王が断行した「牛撲滅キャンペーン」によって牛が壊滅の危機にさらされ、王を倒しに行くというストーリー。
ギャグの多いキャラクターのセリフも見所ですが、なんといってもこのゲーム最大のウリである戦闘時の高いアクション性。
「体当たり」「ナイフ」「ソード」「トマホーク」「火炎瓶」「地雷」「岩」「ブーメラン」「チャクラム」の9種類もの武器と攻撃力アップなどの「サポート技」、攻撃を回避できる「プロテクト」「無敵技」など多彩な動作が可能で、アクションが好きな人には堪らない。
また、攻撃は攻撃ゲージ(TB)がタマった状態でのみ可能で、レベルが上がるにつれて3段階までゲージをタメることが可能となり、それぞれの武器のより強力な多段HIT攻撃を繰り出すことができるようになる。多段HIT攻撃で得たHIT数に応じて店で換金できるので、HIT数を稼げる自分なりの戦い方を考えてみるのも面白い。
主人公が牛という意表をついた設定にまず興味が湧いた。さらに、神様がパートナーであるというのも新鮮で面白い。牛の主人公と口の悪い神様のコンビの会話はまさに漫才のようで、彼らの会話を聞きたくて時間を忘れてしまうほど、面白くツボにハマりました。ストーリーは全体的に短くまとまっており、話の展開もレベルアップするのも早いので、ストレスを感じずサクサク進めることができる。戦闘システムは独自性が強く、武器種類の豊富さ多様性が楽しく、「無敵技」による魔法攻撃の回避のキー入力のタイミングも魔法により変えなければならなかったりと、いつもなら煩わしい戦闘時に面白さを感じることが出来たのは高い評価をしたい。特にアクションゲームが好きな人にはお勧めのゲームだ。