荒廃した都市のバラックに朋也たちは目覚める。そこに住む人々はみな身体に何らかの器機を埋めみ、その器機にすがって生計を立てている。都市の中央には、巨大な漆黒の塔がまるで天上への階段のようにそびえていた。そこには楽園があると信じられている。
そこで人々は調和に満ちた生活を送っているという。だが身体に器機を埋めこんだ人間はそこに入れない。かつてそこに向かった者は一人として帰ってこない。
朋也たちは様々な危険をくぐりぬけてその楽園の謎に挑む。智代の拳が唸り、一ノ瀬の頭脳が冴えわたる。血湧き肉躍る冒険の果てに、朋也たちの見るものは……?
−−解説−−
「楽園にあるという調和に満ちた生活=理想の大家族」 として、その偽りを看破する内容のサイバーパンクです。 総文字数17万文字以上の長編ビジュアルノベル。
クラナドの二次創作ゲームというかたちですが、本家が発売される前に制作されたため、キャラクターの性格やストーリーはほぼオリジナルとなっています。 ですので、クラナドを全く知らない人でも楽しめると思います。
原文:【TeamNetannadさん】