動物と会話ができてしまう不思議な力を持った少女「シドゥリ」が主人公。ある日、彼女が動物たちと楽しくおしゃべりしている所に、一羽の傷ついたツバメがやってくるところから物語が始まる。ツバメは、全ての生命の母である「世界樹」のあるアプス島から、世界樹枯れかかってることを告げるために飛んできたのだった。シドゥリは世界樹を救うことを決意し、動物達や様々な人々に助けられながら、世界樹のあるアプス島へ旅立つ。
特筆すべきところは、ほのぼのした雰囲気と個性豊かなキャラ同士のやりとり、そして独自システムの「お助け」や「相談」があるところ。「お助け」システムは、仲間にしか出来ないことでイベントを進めたり、貴重なアイテムを入手したりと仲間の助けを借りることができる。「相談」システムは、現在いる仲間同士で会話をします。テイルズシリーズをやったことがある人ならよく解ると思いますが、漫才風になっており、イベントやマップが変わるごとに会話も切り替わっていくので、見逃せない面白さがあります。
システムやグラフィックは丁寧に作られていて完成度は高く、イベントやマップがしっかりと作られていて、マップ構成は英雄伝説V〜白き魔女〜を彷彿させてくれる。キャラ同士のコミカルな会話もあり、全体的にほのぼのとした雰囲気で女の子にもオススメ。
全体としてのテーマは奥深く「生命」についてなだけあって、ラストの盛り上がりは感動的で圧巻だ。