前作「東方紅魔郷」の続編となる巫女さん弾幕シューティング。
博麗神社の巫女「博麗 霊夢」と魔法使い「霧雨 魔理沙」のお馴染みキャラに、時を操る能力を持つ紅魔館のメイド「十六夜 咲夜」が加わった。それぞれ移動速度やショットの種類や威力、ボムの所持数などが性能が異なり、キャラクター選択時に攻撃武器も2種類から選択できる。
東方妖々夢はどれだけ高得点を取れるかを競うのも面白く、それだけに点数が加算されていくシステムも充実している。得点アイテムは画面の上方で取得するほど高得点になることや、MAXパワー状態で画面の上方へ自機を移動させると、画面内のアイテムを全て引き寄せて回収することが可能となるので、これを使うことによりさらなる高得点を狙うことが出来る。また、敵弾をギリギリでかするように避けることでも得点が入ったり、桜の花びらの取得やボムを使用すると増減する“Cherry点”もあり、このCherry点が一定の値に達すると敵弾全消しの効果のボーナスもある。そのほか、ボスキャラがカードアタックをしている間に、制限時間内にノーミス&ノーボムで倒すとスペルカードボーナスが加算されるなど、かなり豊富でやり込むのも楽しい。
東方お馴染みの花火のように華麗かつ強烈な弾幕ですが、低速移動を使うことにより自キャラの中心に小さな白い点(当たり判定)が浮き出すので、そこを見ながら隙間を縫っていくと、不思議に避けられるのが楽しく、ボムを使わずにボスキャラを倒したときの爽快感がやめられない。
そして、やっぱり見逃せない、聞き逃せないのはBGM。東洋風の雰囲気のする曲はゲーム全体をまとめ上げるように幻想郷の世界を作り出している。
≪バックストーリー≫
1000年以上も昔に張られた結界により、世の常識から忘れ去られた妖怪が棲む辺境の地“幻想郷”
そこに暮らすわずかな人間、3人の少女は永い冬を覚ます「春」が訪れない原因を探りに出かける・・・
プレイされる前でも後でもいいので、マニュアルにあるバックストーリーを読むことによりゲーム内の雰囲気がよく伝わってきて、幻想郷の世界にドップリとハマれることでしょう。