■STORY■
それは、人に秘められし可能性の力──
2042年、我々とは少し異なる歴史を辿った日本。
政府が開いた会見は、世間を震撼させた。
帝都大学教授、矢羽部 智博が語ったのは、
超能力の実在という、あまりにも荒唐無稽な話だった。
──Gene Identified by Fantastical Thinking. -空想により特定された遺伝子-
通称、GIFTと呼ばれる遺伝子が活性化した者たちは超能力を発現し、
街では様々な事件が起こり始めていた。
人智を超えた力により、世の中を脅かす彼らに危機感を抱いた国防軍は、
能力者を管理下に置くため、ある組織を発足する。
<<超能力関連技術総合研究所 第4課>>
彼らの任務は──能力者の"回収"。
超能力を以って、超能力を制すこと。
自らも超能力者である4課の面々は、
助け合い、時にはぶつかり合いながら、今日も任務に奔走する。
運命の歯車は廻りだした。
今、それぞれの想いが一つの物語を紡ぎ出す。
──そして、世界は愛を知る。

オープニングムービーあり!

タイトル画面

「追想編」冒頭

「追憶編」冒頭

ゲーム画面

ゲーム画面

ゲーム画面

ゲーム画面

ゲーム画面

ゲーム画面
ゲームポイント
【制作ツール】ティラノスクリプト
【ジャンル】純愛ADV
【プレイ時間】10~15時間(総文字数:約69万文字)
【END数】12(TRUEEND1種類+BADEND11種類)
【対象年齢】15才以上推奨
【readme】https://starfishdust.com/recollecteden/readme.txt
【公式HP】https://starfishdust.com/recollecteden/
☆こんな方にオススメ!☆
・ハッピーエンドが好き
・凝った設定、シナリオが好き
・一途な愛が好き
最も注目してほしい点、力を入れた点
約2年の月日をかけて、「こんなノベルゲームがあったらいいな」を形にしました。
メインテーマ作曲は削除様、OP・EDテーマ歌唱は國土佳音様。
長い分、ラストの感動はひとしおかと思います。
ぜひ、プレイして感想を残していただけますと、作者の2年間の頑張りが報われますm(_ _)m
更新履歴
2025/10/04 ver1.0 公開
数日かけてクリアしました。
全体的に良くまとまっており、力作なのが分かります。
設定が大掛かりそうに見えて意外とシンプルな構図なので、混乱する事もなくストーリーを楽しめました。
※以下ネタバレ込み感想
物語を楽しむ為に追想編から始めたのですが、追想編は3章まで能力モノとしては非常に王道路線を走っているのと、キャラクターの一人である小野の言動が楽園編のタイマン勝負までずっと嫌いなままでした。熱血な場面には常に小野の短絡的言動がついて回るので、純粋な緊張感のある作風を好む人は苦手かもと思います。
小野にタイマンで負けたらバッドエンドなのも「おいおい」となりましたし。あそこからバッドエンドコースはさすがに小野が馬鹿過ぎて擁護出来ず...。
ギヴンの能力もストーリー上シンプルにする為か、かなり王道です。この作品で真に魅せたいのは戦闘描写では無いかもしれませんが、精神系を除けば殆どが能力のゴリ押しなので、もう少し能力を駆使した頭脳戦をして欲しかったかなとも(属性系の能力は尚更に)。
ストーリーの破綻はほぼ無く、追憶編で一ノ瀬の苦悩の中身が分かってからはどう解決するのか考えながらプレイしていました。自分は六花の自己犠牲心やお人好しのキャラクターが苦手なので感情移入は出来なかったのですが、このキャラクターあっての作品の根幹があるので、あまり否定的になりすぎず進めました。
追想編から追憶編に入った場合、世界観設定の説明などを再度聞く必要があるので序盤はスキップしがちになっています。プレイ前にどちらか選ぶ性質上難しいのですが、どちらからやっても類似した展開があるのが少し読み疲れます。
原罪編。間延びしていた旅行パートや伏線を丁寧に回収出来ていて、全体像がはっきりする動機が分かりやすく面白いです。唯一気になったのは、アダムとイヴから子供を産ませる為の記憶操作が遠回り過ぎでは?と(これもストーリー上必須な設定ではありますが)。記憶操作が出来るなら、二人が恋人同士だという記憶を最初から植え付けられるのではと勘繰りました。もしかしたら明言してたかもしれないですが、そこまでの記憶操作はBクラスには無理なのかも?
楽園編。分かりやすい進め方で、辰巳に辿り着くまでの行程が結構少年漫画寄りです。ストーリー上仕方無いとは言え、リリィを道下兄弟にあてがうのは勿体ないのではと思ったり。楽園でキャラクター全員を救済する流れは恐らくシナリオを作り始める段階から決めていたと思いますが、辰巳の言動が境遇の同情を消し去るほど不快だったので、礼子との和解が心に響かなかったのが少し残念です。
あと辰巳は礼子に娘の面影を見たのに六花には面影を見ないのが少し疑問でした。花の立ち絵見ると六花に似てるし、何より名前に花がついてるのが匂わせなのかなと思ったのですが、ホムンクルスを人間扱いしないという一貫した考えのせいですかね。
自分が40代なので入り込めない展開はありましたが、それでも長時間の作品を完遂プレイさせる魅力はあると思います。
楽園での救済の流れを見るに、愛も一種の精神の洗脳かなと捻くれた結論に至ったり。
いずれ音声も入れられるかもしれないとの事で、大変な作業になると思いますが応援しております。
楽しい作品ありがとうございました。
解釈違いがありましたらがっつりご指摘下さいm(_ _)m
最後までプレイしていただきありがとうございます!
また、長文でのご感想までいただき、大変うれしく思います。
小野はいわゆる、「トー横キッズ」をイメージして生まれたキャラクターで、
家庭環境が悪く境界性パーソナリティ障害的な傾向があります。
彼の短絡的、衝動的言動はそういう部分から来ているので、
受け入れがたいという方は多いかもしれません。
実際、ネットなどでは叩かれがちな存在ですしね。
私も彼にはそこまで思い入れはないですが、
一ノ瀬とは真逆であり同質な存在として、一定の役割は果たしてくれたかなと思います。
一ノ瀬は一ノ瀬で、シゾイドパーソナリティ障害的な傾向があり、
二人とも愛に飢えているという点では同じですね。
>アダムとイヴから子供を産ませる為の記憶操作が遠回り過ぎでは?
これは本当にそうですね。
書いている本人も薄々そう思いながら、目を逸らしていた部分はあります。
一応、Bクラスだから難しい改変はできない……とか、考えてはみましたが。
まあ、こじつけるなら、辰巳が既に狂いすぎていて冷静な判断ができなくなっていた、とか。
最後の方で言っていた通り、「誰かに同じ思いをしてほしかった」のかもしれませんね。
花は特に六花に寄せて描いたつもりはなかったのですが、
いかんせん絵があまり上手くないもので、
髪型、髪色と瞳の色くらいでしか礼子との共通点が表現できませんでした。
年齢的に、花が生きていれば礼子と同い年なので、その点が大きいですね。
辰巳は明確な悪人ですから、同情はできませんね。
無差別にやるような人たちと同じ、身勝手な犯行です。
ただ、私はどんな犯罪者でも、精神的安寧はあっていいと思っている──
……と、いうか、そうでなければ犯罪は繰り返されると思っておりますので、
あのような落としどころになった、といった所です。
まあ、あの後は普通に裁判にかけられて、極刑でしょう。
>愛も一種の精神の洗脳
言い得て妙ですね。
あとがきでも書きましたが、「愛」は必ずしも良いものとは限らない。
諸悪の根源ですから。
人類はうまく付き合っていく必要があるのでしょうね。
ボイスも、大変そうですが頑張って入れたいと思います。
(フリーゲームにはならないかもしれませんが……)
この度は、彼らの物語を最後まで見届けていただきありがとうございました。
ぶっつづけ16時間でクリア。
めちゃくちゃ高速で読んでいてもこれなので、プレイ時間は読むの遅い人だと20時間超えそうです。
ストーリー面・演出面ともに非常に丁寧に作られた作品です。
作中の時系列やキャラの行動に破綻は無く、
様々な視点から説明されるのでまず理解できないということはないです。
過去と現在の物語での伏線の貼り方は見事。
作中のキャラクターが何故そう行動するのか、非常にわかりやすくすっと入ってきました。
ただちょっと小野さんの柊さんへのアピールがくどいですかね。
小野さんはいいところもあるんですけど、基本的に一之瀬&柊の邪魔ばっかりしてくるので……。
グラフィック面は凝ってるもののちょっと立ち絵が怪しい部分があります。
女性キャラの目が基本的に小さめ。
一之瀬さんが老け気味なのはいいとして、
特に辰巳さんはどう見ても60歳には見えない……。
システム面については、
追想編のどの超能力を使用するか? そもそもしないのか?
という駆け引きが面白かっただけに、
追憶編以降で「使用する/しない」だけになったのは残念でした。
長い作品ですが、最後までプレイしていただき本当にありがとうございます!
ぶっつづけでクリアまで遊んでいただけたとのことで、作者冥利に尽きます。
シナリオが一番力を入れた部分なので、楽しんでいただけたのなら幸いです。
グラフィック面は、絵がへなちょこなのは自分としても重々承知しているので、
今後もう少し描き方等を勉強して精進していけたらと思っております。
システム面へのご感想につきましても、今後の参考にさせていただきます!
改めて、物語を最後まで見届けていただき、本当にありがとうございました。