■はじめに
本作は過去作『リバース・ゲーム』の続編(完結編)です。
過去作をプレイされていることを前提として制作しております。予めご了承ください。
また、本作には「通常版」と「完全版」の二種類があります。
過去に頒布した小説を購入してくださった方のみ、「完全版」を遊んでいただくことが可能です。
詳細は同梱の「Readme」をご確認ください。
■特徴
本作は三部構成、ダブル主人公のゲームです。
【第一部】は「青木コウ」視点、【第二部】と【第三部】は「加藤智紀」視点で物語が進みます。
【第一部】はオーソドックスなノベルゲームとなっており、ED分岐はありません。
【第二部】から探索や推理などのアクション要素が追加され、各種EDに分岐します。
【第二部】と【第三部】には、ボイスが入ります(パートボイス)。
■あらすじ
【第一部】
天使である俺「青木コウ(あおきこう)」は、今回のリバース・ゲームで女子高生の「間中栞(まなかしおり)」をサポートすることになった。
終始無気力だった彼女は、ある日「衝撃的な言葉」を口にする。
そして俺は栞から、彼女の両親が参加した過去のリバース・ゲームについての話を聞くのだが……。
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【第二部&第三部】
過去のリバース・ゲームから一年四ヶ月が経過し、俺「加藤智紀(かとうともき)」は平凡な高校生活を送っていた。
そんなある日、俺はバースからリバース・ゲームの招待状を受け取る。
再びゲームに参加した上で自分たち天使の敵勢力を見つけ、摘発してほしいとのことだった。
誤った人物を指摘すると、命を落とす……。
俺はそのリスクも承知の上で、ゲームに参加することにした。
――隠されたゲームの本質に気付かないまま。
タイトル画面
ゲーム画面1
ゲーム画面2
ゲーム画面3
ゲーム画面4
ゲーム画面5
ゲーム画面6
ゲーム画面7
YouTubeでリバース・ゲーム -Finale-を見る
ゲームポイント
■プレイ時間(目安)
【第一部】・・・50分
【第二部】・・・6時間
【第三部】・・・1時間40分
※トータルで約8時間半
※途中で行き詰まることなく、スムーズに全エンディングを回収できた場合の時間です
■エンディング数
全7種(バッド3種、ノーマル、ハッピー、隠し、トゥルー)
※通常版はバッドエンドが1つ減り、全6種になります
■スチル
26枚(差分含まず)
※通常版は23枚
■制作ツール
Light.vn
■開発期間
約4年
更新履歴
2023/12/02 Ver. 1.01
エラーメッセージが表示される不具合の一部を修正。
演出の調整。
[リバース・ゲーム -Finale-]の詳細
- 頒布形態
- フリーウェア
- カテゴリ
- アドベンチャー・ノベル
- 年齢制限
- R-15指定(15歳未満禁止)
- 対応OS
- 7 8 10 11
- DL回数
- 制作者
- 川澄シンヤ
- 本体サイズ
- 658MB
- Version
- 1.01
- 最終更新日
- 2023年12月 2日
- お気に入り
- 票3票
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投げ銭(寄付)は直接制作者に送付されます。
投げ銭したい方は以下のボタンをクリックした先のページよりおこなってください。
ダンガンロンパ感あって面白かっが、所々で討論システムでエラーが発生してました。
『リバース・ゲーム』『世界でいちばん幸せでした』(と短編の『ファントム・リム』『レイナ・リベンジ!』と関連作品の『君の世界は鳥籠の中』)を統括するシリーズ完結編として相応しい、非常に素晴らしい作品でした。
一番最初の『リバース・ゲーム』からこれまでシリーズを追ってきて本当によかったと思います。
過去作から遊んでみようかな、と考えてる人向けにネタバレなしでシリーズ全体について一番のお勧め箇所を挙げるなら、トゥルーエンドの読了後の心地よさと、隠しエンドの恐ろしさかなと思います。あと過去作『リバース・ゲーム』の作品ページに書いてある通り、基本的に登場人物はみんな善人であることもポイントが高いです。
本作について良かった点を挙げるなら、やはりファンの期待にしっかり応えたシナリオおよびキャラクターでしょう。『リバース・ゲーム』での出来事、『世界でいちばん幸せでした』での出来事を綺麗に拾い、Finale初登場の主人公「青木コウ」にもしっかり焦点を当て、続投主人公である「加藤智紀」も非常に魅力的に描いています。トゥルーエンドと隠しエンドの完成度も素晴らしいです。
ちなみに私は「完全版」で遊びましたが、「通常版」でも重要な部分は全て回収されるようなので安心してプレイできるかと思います。ただ、「完全版」に含まれている要素も良かったとも言っておきます。
ネタバレあり感想です。
【第一部】
新キャラである「青木コウ」が主人公を務めるということで、実は少し心配していました。早く「加藤智紀」視点になってほしいと感じてしまうのではないか……と。
でも心配することには全然ならなかったです。
第一部はプレイ時間的にも導入として用意されているのだと思いますが、見事にその役目を果たしてくれました。
というのも、「間中栞」が抱えている事情が過去のリバース・ゲームに起因しているのがとても上手いと思います。続編ならではって感じがしますよね。
最後に「青木コウ」が唐突な行動に出て第一部の幕が閉じるのも、第二部以降での再登場が待ち遠しくなる構造になっていて非常によかったです。
【第二・三部】
第二部になって最初に感じたのは「智紀くん久しぶりー!!!」って感覚です。
その後も、はるかちゃん、レイナちゃん、夏澄ちゃんが登場する度に嬉しくなりますよね。第一部でバースが出てきたときも同じようなことは思ったんですけど、「加藤智紀」の視点として会うのはまた特別感があるというか。
『リバース・ゲーム』からリアル時間で5年ぶりくらいなので……。『レイナ・リベンジ!』が途中で挟まるので実際にはもう少し短いですが、それでも4年ぶりくらいなので……。
Day1のラストでお兄さん偽物発覚からの「青木コウ」再登場はとても衝撃的でした。敵勢力と言っても、「新井修」も含めて信頼できる過去作キャラが5人もいるし、「カイン」「ユン」は「マナ」のお墨付きだから信頼できるし……と思って油断していたので。
あとは全体的に『リバース・ゲーム』と『世界でいちばん幸せでした』を掘り下げながら展開される、「青木コウ」と「加藤智紀」の類似性や相違点の対比を絡めた物語は見事でした。
ちょっと惜しいと思ってるのは、せっかく新キャラにも魅力的な特徴があるのに、「青木コウ」以外はあまり出番がない点です。システムを参考になさっている某弾丸推理ゲームのように、クリア後に交流できたらなーと思いました。(工数的に厳しそうですが)
レイナちゃん(本物)も「たすけてレイナ様!」コーナー以外だとほとんど出番無いですし……。
あとシリーズ恒例(?)の隠しエンド、今回も凄まじかったです……。でもまあ、智紀くんと紗希ちゃんが悪人に捕まるよりは万倍もマシかなと思うのでよくないけどよかったです……。安心(?)してお互いを任せられるというか。あと何というか、紗希ちゃんってあくまで外伝のキャラで今回もゲスト出演みたいなイメージが最初はあったんですけど、この隠しエンドでちゃんとリバゲのキャラなんだなぁって実感(?)のようなものが湧きました。それと紗希ちゃん大人になったなぁと思いました。
【その他】
私、『君の世界は鳥籠の中』が大好きなので、夏澄ちゃんの話題でちらっとだけですけど、愛歌ちゃんらしき人物に言及されてて嬉しかったです。