「コックリさん、しよ」
オカルト好きのユウコ、怖がりのカナ、悪友のタカシ。
いつもの放課後、僕らは1つの机を囲んでいた。
ありきたりな形式のコックリさん。
しかしそれはコックリさんではなく、「ヨミコ様」を呼び出す儀式だった――...。
迷いこんでしまった暗闇の校舎。
事の発端はコックリさん。
タイトル画面。
ゲームポイント
ホラー短編
初心者向け
選択肢での探索
[孕む闇]の詳細
- 頒布形態
- フリーウェア
- カテゴリ
- アドベンチャー・ノベル
- 年齢制限
- 全年齢
- 対応OS
- 7
- 制作者
- 炊(サイト閉鎖?)
- 本体サイズ
- 4.56MB
- Version
- 1.00
- 最終更新日
- 2011年11月20日
- お気に入り
- 票0票
バッドエンドとトゥルーエンド両方見ました。
雰囲気は良いのですが、短編なのはもったいない気がします。
でも楽しめました。
バージョン1.00でプレイ。
狭いマップ内でひたすら総当たりを掛けるだけの探索、ようやく現れたと思ったら特徴らしい特徴も出せないまま出番が終わる「ヨミコ様」、いてもいなくても変わらないような友人達といった、作品を構成する要素の1つ1つに明確な問題点が見受けられます。また、探索パートや友人らとの会話、後日談といった場面間に繋がりが薄く、何れも唐突に始まって唐突に終わるため、全く無関係なゲームの場面を無理矢理つぎはぎした物を見ているような感覚を覚えます。
一方でBGMを極力排して効果音を音響のメインに据え、写真をベースとした背景と組み合わせて淡々と展開させる作りは、空ろで寂しい夜の学校の雰囲気を上手く演出しています。
もしも次回作があるのなら、自分が作りたい物に対するイメージを固めた上で、そのイメージをゲームとして具現化するにはどういったストーリーやシステムが適しているのか、その点を煮詰めるだけでも大分変わるのではないでしょうか。
シナリオ・ストーリー、オリジナリティ
間違ったオカルト儀式のせいで恐怖体験をする破目になるという展開はよく言えば王道、悪くだと陳腐。ホラーゲーにしては恐怖感を煽りたてていない。演出と心理描写ががあっさり過ぎる。
グラフィック、サウンド、システム
普通。しかしグラフィックはもっと気を使ってもよかったはず。
・総評
はっきり言って、中身の薄さを無駄な展開でごまかしている。
特定のフラグを立てればイベントが進むという基本はほかのゲームと同じものの、次にどこに行くべきか、どうすべきかが示されていないので結局総当りになるしかない。総当りでも細かいイベントを入れて作業感を感じさせない、といった手の遠慮がない。
こうなるともはやホラーも何もあったものじゃなくてただの作業。
何のイベントもない探検場所も無駄に多い。10円玉の調査コマンドなんて本当に必要だったとは思えないし、場所も半分くらいには減らせたはず。もちろん、その場合はあっさりしすぎるがそもそも中身が薄いので話しにならない。
人物画がないのに、無駄に登場人物が四人いる。その必要性がわからない。一人も共感できる登場人物がいない。主人公が冷静すぎ。話があっさり終わりすぎ。
学校を探索するというシステムは個人的に好きなので、それはよかったが、それでもストーリーはあまりなく、ただただ夜の学校を探索して終わる。
何度もいうが、他の登場人物との絡みがまったくなく、主人公だけの単独での行動がメインのため、面白みがない。ストーリーはまったくない。
雰囲気はわりとよかったのでもったいない。
一周20分、手軽で基本をバッチリ抑えたホラーゲーム。
シナリオ:バッドエンドがあっさりしすぎな感じ。もう少し引っ張ってもいい。
グラフィック:立ち絵等は無しで背景のみ。暗さをうまく表現していて必要にして十分。
サウンド:プレイ中はBGM無し。静かな場所でプレイしないと雰囲気出ないかも?SEは◎。
システム:すべての選択肢で分岐が発生するわけでなく、選択肢であちこちを探索するシステム。
これはこれでいいのだが、今となってはレトロかも?
マップとかは無いので方向音痴の人は混乱するかもしれない。
解像度が640x480だが、今時のPCに合わせてワイドでも良かったか?
フルスクリーンモードでのプレイ推奨。
オリジナリティ:特別変わった所は無い。逆に言えば王道と言える。
総評:短時間で十分に楽しめる。