「私」は、雨が降り続ける港町で目を覚ました。
自分の名前も、何をしていたのかも、記憶にない。
だけど、この町にはささやかで大事な手がかりがたくさんあるみたいだ。
自分が誰なのか、ここはどこなのか────「私」は、どこまで知ることができるだろうか?
雨が降り続ける町を歩く脱出ゲームです。
途中から、マップを移動するごとに時間が進む制限時間内で探索をすることになります。
※残酷表現、ホラー表現、流血表現を含んでいます。あらかじめご注意ください。
ゲームポイント
エンド数:6+1種類
プレイ時間:一周につき30分~1時間ほど
すべてのエンドに到達するためには周回要素が必須。
コンプリートを目指す場合は2~3時間ほどかかるかもしれません。
分岐がかなり多いゲームとなっています。
こまめなセーブをお忘れなく。
背景の一部にAI素材を使用しております。
素材のクレジットなどはエンドロールに記載しています。
更新履歴
[2023/12/27] ver.1.00 公開
[2024/1/5] ver.1.01 文章を一部修正
[廿日しきるは遣らずの雨]の詳細
- 頒布形態
- フリーウェア
- カテゴリ
- アドベンチャー・ノベル
- 年齢制限
- 全年齢
- 対応OS
10 11
- DL回数
- 制作者
- 黒月工房
- 制作サイト
- AZuL CiEL
- 本体サイズ
- 237MB
- Version
- 1.01
- 最終更新日
- 2024年1月 5日
- お気に入り
- 票0票
雨が降り続く町を舞台としたマルチエンド脱出ゲームです。
エンディングは全て見ています。
<<シナリオ評価>>
雨が降り続く不思議な町で目を覚ます記憶喪失の主人公。
自分は何者なのか。なぜここにいるのか。この町はいったい。
と、始まりは引き込まれるものがあって期待していた。
でも正直言ってここがピーク。
シナリオの詳細は避けるが、簡単に言うと掘り下げが少なく薄い。入りこめない。
マルチエンドの短編なので作者の狙い通りなのかもしれないが、
多くを語らない手法を取るなら環境ストーリーテリングにもっと語らせるべきだった。
あえて好意的に見れば想像させる余地があるとは言えるか。
<<グラフィック評価>>
目を引くのは背景グラフィックだろう。
雨の表現も良いのだが、やはり晴れた日のカラーな背景画は綺麗。
雨天時は寒色ベースになり孤独感と無機質さを際立たせる。
これにシナリオが伴っていればと思うが詮無き事。
話を戻して。キャラ絵や一枚絵もなかなか良い。
背景の一部にAI素材もあるようだが全体として優れていると言える。
個人的に一番評価できるところ。
<<サウンド評価>>
彼女に合わせたのか和風のものを中心としたBGMが印象に残る。曲数が意外に多い。
音量調節出来るとはいえSE音が全体的に小さい。多少バラツキもある。
<<システム評価>>
マップを移動すると時間が経過するが探索中は時間が止まるシステムを取り入れていて、
マルチエンディングのための手段としては割と活用できているように思う。
だが肝心の探索出来るポイントが少なすぎで、探す楽しみが機能していないのが酷い。
しかもその数少ない探索ポイントの多くは、エンディングのためのヒントかフラグ。
フレーバーテキストとしての役割には不十分で世界の深まりに繋がらない。
没入感の欠如は当然。
それでも無理矢理褒めるなら、手早くエンディングを回収できるスピード感という利点にはなるか。
しかし作者がそこを重視しているなら、その場で時間を潰す選択肢が無いのは謎でしかない。地味に不便。
環境面に関してはひっかかるところもあるが全体的には良い。
難しいジャンルのゲームで無いとは言え、
画面の構成と設計が良く直感的に操作できるし、メニューやコンフィグも充実している。
ただし、文章中のみ呼び出せる仕様のコンフィグ画面を開くと移動や探索が出来なくなるバグあり。
エンディング後のネット接続は不快。
<<オリジナリティ評価>>
シナリオやシステムその他諸々を総合的に見ても際立った独自性は無い。
むしろ既視感が強い。
<<総合評価>>
短時間で終わるマルチエンディングゲームなので悪いとは言わないが、
実は手堅い設定だったのは兎も角、世界観に厚みがないのは好みがわかれる。
ゲームシステムの難も含めて感じるのはプレイヤーをその世界に引き込む意識の薄さ。
決して出来は悪くないのだが、最初の期待感からすると、
よくあるビジュアルと雰囲気で魅せようとする短編でしかなかったのは少し残念。
何をしても死ぬし、しなくても死ぬのですぐに興味を失いました