――『黒い影』
一度それに触れてしまった人間は...
誰もその呪縛から逃げることは出来ない...。
暗闇の牢獄の中、ただ怯え続け、何もかもを失い...
最後は自ら命を絶ってしまう。
「あいつらはどこにでもいるんだ...
みんな気付かないだけで...」
道の隅、その暗がり...夜の街...。
影はいつの間にか、あなたのすぐ隣りまで近寄っているかもしれない...。
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『牢獄の庭』公式サイト
http://takusym.co.jp/prison_garden/
制作団体 Tactical Sympathy
http://takusym.co.jp/
11月 『箱庭のうた』公開予定!(ティザーサイト)
http://takusym.co.jp/tetra_strike/
ゲームポイント
【タイトル】牢獄の庭(ろうごくのにわ)
【ジャンル】ホラーノベルゲーム
【プレイ時間目安】2時間
主題歌付きムービー有り
[牢獄の庭]の詳細
- 頒布形態
- フリーウェア
- カテゴリ
- アドベンチャー・ノベル
- 年齢制限
- 全年齢
- 対応OS
- XP Vista 7
- 制作者
- タクティカルシンパシー
- 本体サイズ
- 116MB
- Version
- 1.01
- 最終更新日
- 2013年10月31日
- お気に入り
- 票0票
まず、レビューを執筆させていただくにあたって、この評価はあくまで『牢獄の庭』単体としての評価です。この続きにあたる『箱庭の歌』の前日譚に当たる作品というわけですが、序盤の得体の知れない何かに襲われるかもしれないという恐怖は上手く演出されていると感じました。特に、廃屋でのシーンはなかなかに臨場感のあるものでした。そして、続編がホラーでないのでその触りとなっている後半はホラー要素は殆どなくなっています。私個人としては、『箱庭のうた』のファンディスク的な感覚でプレイされた方が、このゲームを最大限に楽しむことができると思います。続編を先にプレイされた後ですと感慨深いシーンや、補完となっているシーンがありますので。
長さは1時間半程度でしょうか。『箱庭のうた』をプレイされた方で、その作品を気に入られた方でしたら、是非プレイされることをお勧めいたします
・シナリオ
文章は読みやすく、かつ雰囲気も十分。
ゲーム媒体であるならばお手本の一つと言って良いかもしれない。
物語もしっかり恐怖心を煽ってくれる作りで期待に応えてくれる。
・・・のだが、中盤に人為的な何かが見え隠れするあたりから様子が変わってくる。
得体の知れない恐怖が輪郭を持ち始め、怖さが薄れたところに色んな意味でトドメの一撃。
ホラーにするならそれを貫く、続編ありきなら最初からそのコンセプトに則る。
序盤が素晴らしかっただけに中途半端な作りが致命傷になってしまった惜しい作品。
・グラフィック。
雰囲気に合った素晴らしいグラフィック。文句なし。
・サウンド
こちらも雰囲気にマッチしている。
・システム、オリジナリティ
この手のゲームで取沙汰する要素じゃなし。
・総評
全体としてレベルの高い作品。
後半に期待を裏切られる覚悟さえあれば十分やる価値あり。
「箱庭のうた」って言うゲームをやった今だから最後の終わり方は理解できた。
最初見たときは「ファッ!?」ってなりしたけどねw でも「箱庭のうた」をやったあとにもう一周してみたらもう最後のところで「(´;ω;`)ブワッ」ってなりましたw いやホント。
でもこのゲームのはこのゲームですごく怖くて泣きそうになったw でもストーリーの一部で感動したのは俺だけじゃないはず・・・。
まぁ何が言いたいかって言うと、すごく怖かったし感動もできるいい作品だったということです!もうこのゲームは「最高」ってしか言えないぐらい!
ネタバレ?注意
お寿司(ホラー)を食べに行こう!と思ってお寿司屋さんに入ったんです
店内の雰囲気や展示されたネタは良くてこれは期待できるなと思ったんです
でも途中からお茶がコーラになったり、ポテトフライが出てきたり、妙な雰囲気になったんです
マアそういう店もあるよね!この際ハンバーガーでもいいやガッツリ食うぞ!とこちらの心構えが出来たところで
はい当店のコースはここまでです、続きはこちらのお店で!
となったのが本作です
さすがにそりゃ無いよ梅さん
俺おなか空いちゃったよ
途中までの雰囲気作りは秀逸です
描写は装飾がなく鋭角的に主人公の視点を写していて、スムーズな没入感を生み出しています
それで夜中の廃墟探索なんかやられるわけですから、盛り上がらないわけがありません。背景画像も本当に暗くて何がなんだかよく見えねぇ
ほら出るぞここ出るぞ次の瞬間にはガーッと来るぞ!みたいに(メタ読みですが)凄く怖い所もあり、ここまでは満足なんです
でも最後が他の作品への布石で、この作品としてのオチは用意されて無いんです
前日譚でも宣伝用の作品でも構わないのですが、それならそうと書いておいて欲しかったですね
個人的にピークは隼人のお母さんが出てきた所です
あの絵はマジで怖い
…ただノートの内容は陳腐(ACのくじらの絵のCM?)でそこから質がガクッと落ちたかなと
「箱庭のうた」が本編であり、こちらは前日譚みたいですね
本編の絵より、こっちの目をあえて見せない方がホラーらしくて好きです
ストーリーは前半は怖かったですが、終盤はジャンルが変わって全然怖くなくなってしまったのが惜しい