雨の日に出会った不思議な少女との数日間
雨の日に出会った不思議な少女との掌編ノベルゲーム
とある内乱後の国、主人公ルーシドは雨が嫌いな青年
工場で働いているが、友達は居ない
雨の日に、気まぐれに怪我をした鳥の雛を拾う
すると彼の平穏で孤独な日常が、少しだけ変化して──
言葉を話せない少女と
馴れ馴れしい会社の同僚
心を閉ざした青年に訪れた、小さな奇跡のお話です
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雨は―――……
シナリオ
センチメンタルハートウォーミングショートストーリー。
孤独な青年と少女と小鳥の触れ合いの物語。
短いながらも、丁寧な描写に思えました。
愛想の良い青年とのやり取りもラストにちろっと入れても良かったかなと思いました。
細かいことですが、舞台は欧州辺りなのでしょうか?
名前がカタカナで、歴史的背景も少し語られますが、バーガー屋など、年代とか気になりました。
時代考証は作品のテーマとは関係ないかもしれませんが……。
グラフィック
大きな瞳の少女が可愛いです。
写真加工と手描きと思われる背景は違和感なく、一枚絵は暖かみが感じられます。
システムメニューのコンフィグ画面のデザインが格好良いです。
サウンド
神秘的かつ穏やかな日常曲が印象的。
雨音が象徴的ですが、出来れば回想でも鳴らして欲しかったです。
後は、システム音に水滴の音っぽいのを使っていますが、こういう演出は好きです。
システム
選択肢はおそらく一ヶ所で、ふたつのEDに直結。
主人公のスタンスに関わる、分かりやすいものです。
ホイールバックログ、既読スキップあり。
オリジナリティー
話としてはよくあるタイプかもしれません。
背景素材は見かけないものばかりでした。
システムのシーンスキップは珍しかったです。
エンディングに歌があるのも珍しいです。
トータル
切なくも暖かみがあるお話が好きな方にオススメ。
短いプレイ時間で、気軽に読めます。
作中で3月くらいからの時季のようですが、雨の降る日に合わせてプレイしてみるのもオツかもしれません。