「ここから抜け出そう。綺麗なものを見にいこう。わくわくすることをしようぜ」
果てしなかった夏。
群青の空のした。
少年は皆、旅人だった――
やがて季節はめぐり、少年たちは大人になる。
誰しもにあった、少年という時代。
その終わりがいつだったのか。
貴方は今も、覚えていますか――
かつては少年だった大人におくる物語。
京都丹波の山奥にある、鞍馬特別行政区。通称、天狗の国。
そこでは天狗とよばれる民族が、独自の文化をもって暮らしていた――。
そんな世界観でおくる、大人のための冒険ストーリー。
夏休み、冒険、旅人、こんなワードにわくわくしてしまう方は、ぜひともプレイしてください。
天狗の国という異文化にこだわって作っていますので、衣食住、旅の合間に見えてくるものを楽しんでいただけると思います。
前作、「みすずの国: https://freegame-mugen.jp/adventure/game_3225.html 」をさきにプレイしていただくと、よりいっそう楽しめる内容となっておりますが、必ずしも前作のプレイは必要ではありません。
誤字脱字の指摘、ご要望がありましたら、studio・おま~じゅ ホームページ 掲示板にお願いします↓
http://hommage.main.jp/
ここから抜けだそう。
天狗の国で出会う少女――
夏の終わり、祭りの夜。
やがて訪れる、別れの時――
ゲームポイント
システム 選択肢なしの一本道ノベル
プレイ時間 6~8時間
立ち絵枚数 1000枚以上
立ち絵用意キャラクター数 25人
[キリンの国]の詳細
- 頒布形態
- フリーウェア
- カテゴリ
- アドベンチャー・ノベル
- 年齢制限
- 全年齢
- 対応OS
- 95 98 Me 2000 XP Vista 7 8
- 制作者
- STUDIO・おま~じゅ
- 本体サイズ
- 469MB
- Version
- 1.11
- 最終更新日
- 2014年10月14日
- お気に入り
- 票3票
これはかなりすごい作品でした!
もはや一本の映画です。
キャラクターデザインから設定、世界観などかなり細部まで作りこまれていてとても感心しました。
なんでそんな描写がかけるんだ?と思うような細かなシーンだったりこだわりが多く詰め込まれていて感動しました。
特に感心したのはキャラクターの作りこみです。
しっかりとそれぞれ個性が描けていてよくここまで完成度高くデザインを仕上げれたなっていうくらい完成度が高いです。
有料のゲームでもここまで作りこまれているものはなかなかないでしょう。
これをフリーゲームとして楽しめるのはかなりの贅沢です。
一緒に夏の冒険をした気分を味わえました。最高に面白かったです。他の天狗の国シリーズをさせて頂きましたが、一番ワクワクした作品でした。他の人にもお勧めしたい作品です。、このゲームが好きになった人は是非とも、この世界の「歴史」を辿って欲しいです。次の作品、「みすずの国」や「雪子の国」や「ハルカの国」で世界観をより知ることができて本当に楽しいので、皆さん是非!
非常にいい物語でした。おすすめします。
「むこうがわの礼節」からやり始め、「みすずの国」、そして最後にこの「キリンの国」をプレーしました。
どれも素晴らしい作品で勉強になりました。
無料のゲームでこれだけしっかりとした骨組みがあるものは初めてです。ブログも読ませてもらいました。キャラクターに出会えること、それぞれに持つ固有の名前をよく調べること等、こちらも勉強になりました。やはり、これだけの物を作るには相当の労力と作る上での論理をわかっていなくてはならないのだと思いました。
清濁含め美しく、素晴らしいノベルでした。
冒険をするという少年時代のワクワク感を思い出す出だしから、
やがてたどり着く天狗の国。その世界観に、気がつけばもう
『主人公達と共にもっとこの国が見たい!』という想いに囚われていました。
この表現力はお見事です。
そして、ただ美しいものを並べるだけでなく、自身の弱さと戦う姿やどろどろとした背景、
ひと夏の出逢いの末に語られる暗い本音など、濁った部分も非常に秀逸なテンポ、タイミングで
魅力的に描ききられており、心が揺さぶられました。
この作品には、前時代的な情緒と、冒険心と、切ない恋と、友情と、権力という現実と、
立ちはだかる壁と、命のやり取りと、別れと…あらゆるものが詰まっています。
その躍動感から、読み進めている間、ずっと『生』を感じ続けていました。
これがこの作品の魅力の正体ではないかと、個人的には考えています。
読み終えるころには、このゲームそのものを終えなければいけないという寂しさが残りました。
この作品にはそれだけのパワーがあります。人に勧めたい一作です。
夏の思い出をありがとうございました。