選択肢なしのビジュアルノベルゲーム。
プレイ時間は2時間弱。
とある朝、全員そろっての朝食で崩れ落ちる羽雪。
それが意味するのは近く訪れる誰かの未来。
日満希の病
羽雪の病
雑木林からの強制退去
そして2人の脱走劇は終焉へと進んでいく。
雪が降る南高通公園
羽雪の病に対して日満希は……
病院脱走生活は終わりを迎える
ゲームポイント
・だいだいsnowシリーズの完結編
・選択肢なし
・プレイ時間は2時間ほど
[だいだいsnow3(完)]の詳細
- 頒布形態
- フリーウェア
- カテゴリ
- アドベンチャー・ノベル
- 年齢制限
- 全年齢
- 対応OS
- 2000 XP Vista 7
- 制作者
- 枕三つ
- 本体サイズ
- 149MB
- Version
- 1.00
- 最終更新日
- 2010年11月30日
- お気に入り
- 票0票
「せーのっ!」
シナリオ
センチメンタルハートウォーミングストーリー。
だいだいSNOW完結編。1~3の総評。
国語の教科書にでも載りそうな内容。
設定に特殊な部分があるとはいえ、ガールミーツガール?や遠いようで身近なテーマを扱っている。掘り下げは主人公の年齢相応に感じられ、日常として描かれている。
割と淡々としていて、演出は控え目な印象。
ただ、医療に詳しくはないですが、担当医と看護士の対応は不味いのではないかと思いました(日満希さんの方)。
最近思うのですが、良いノベルの条件は食べ物の描写にあるのではないかと。
さっそく一口かじると、チーズが口からみょーんと伸びる。
いい!いいよこのピザトースト!最高だよ!
グラフィック
女尊男卑かのような扱いの差。
でも先生はそうでもなかった気が……。
背景も自作でしょうか、味わいがありました。
素材が多い中、新鮮です。
BGM
のんびりした日常と哀愁の漂う日常、どちらも雰囲気が出ていたと思います。
システム
文字が小さい気がしますが、モニターが小さいせいですね。すいません。
まあ、分岐はないですし、変速オートとホイールバックログで特に不便はありませんでした。
オリジナリティー
一部設定が特殊ですが、それの扱いというか定義の仕方は珍しかったかもしれないと思いました。
トータル
女の子が自身の在り方や、人との関わり方、目をそらしたくても逃げられない悩みに苦悩する、そんな話が好きな方にオススメ。
長めなので、じっくりと読む時間が欲しいところ。
同年代の女性が、クリスマスイヴに読むのもオツかもしれません。(オツなのか?)
起動してウインドウでほぼ全画面表示されるので驚きました。
しかしうちのPCじゃ画面の下方が切れて文字が半分しか見えませんでした。
フルスクリーンすれば問題は解消されますがあまり好きではないのでプレイし辛かったです。
二人の主人公の視点が交互に入れ替わり物語が進んでいきますがどうも両方とも感情移入がし辛い。
脇役も含め今一つキャラの魅力が薄いです。
それでも最後まで読み進めるだけの筆力はあったと思います。
背景やシステムは洗練された印象ですが立ち絵はちょっと見劣ります。
あと文章に違和感のある表現がちらほら出てくるのが残念。
変に難しい言葉は使わないほうがいいんじゃないかなと思いました。