コメント数は160回です
RPG好き妖精さん。
本職(?)は某ダウンロードサイトにて、「べるのわーる」名義による純愛・和姦系同人エロゲーやエロ漫画のレビューだったり(でも最近はご無沙汰気味…)
当初はふりーむメインでしたが、レビューで5段階評価が付けられる点、フリゲ作者様から返信がもらえる点に魅力を感じて夢現へ移籍。
リンク先のツイ垢は18禁垢でもあるので閲覧注意ですよ~
レビューの評価基準
1点:クソですね 2点:不満あり 3点:ふつー 4点:良いじゃん 5点:素晴らしい!
べるちゃんさんのWebサイト:https://twitter.com/Bellenoir1118
『ううればぁのゃかた』へのコメント(2025年1月17日 19:21)
『手を取り合つて友と云う』へのコメント(2025年1月17日 01:24)
元貴族院議員であつた亡父が、晩年に偽名で営んでゐた家畜病院――と云ふほどでもない、
粗末な小屋でひつそりと生活してゐた青年、千野条太郎。
そんな彼の元に、ある日クレンデルといふ異国人の少女が父を頼らうと
ペットの異形・サチコを連れてやつて来て……といふ粗筋で始まる、大正ならぬ明治浪漫溢れる作品。
元々は作者の銀竹氏が小説として世に出した作品をゲーム化したもので、
ゲームとしては後半に二回出る選択肢でエンディングが分岐する以外、テキストを読んでいく内容となります。
しかしまあ……作者様の筆致がとにかく圧倒的で凄いとしか言ひやうがありません。
これをフリゲとして無料でプレイできるとか正気の沙汰ぢやない。端的に言へばやばい。
ほんの一例を挙げても「畢竟」「蓋し」「陋劣」など、現在では使はない小難しい表現のオンパレードで、
まさしく高尚な文学作品を読んでゐる気分になること請け合ひです。
「滄桑の変」なんて文学好きの自分ですら知らない四字熟語でしたし…
条太郎とクレンデルの交流が描かれる本編も勿論良いですし、
クレンデルが条太郎に衝撃の事実を明かすシーンも驚きでしたが、個人的には外伝の方が好きですね。
異形問題の他、華族制度、閥族政治、不平等な選挙制度といつた現状に不満を持つ
志ある学生たちが、国の未来のために真剣になつて白熱した議論を戦はせる…。
作品のモデルと思しき明治後期の学生たちも、きつとこんな感じだつたのだらうなと思ふと、胸が熱くなります。
(憲兵は別として)みんな魅力的で良いキャラばかりです。なほ結末
日本の近代史好き、日本文学好きな自分にとつては刺さりまくつた作品。
同じ趣味を持つ「同志」の方には是非ともオススメしたいですね。
素晴らしい時間を過ごさせて頂きました。有難うございました!
……因みにこれは完全に自分の趣味なのですが、かういふ明治大正テイスト溢れる作品は
テキストを旧字体や旧仮名遣ひで読みたくなります。
文字が潰れるので新字体を使つてゐますが、仮名遣ひはこのレヴューのやうにw
『伊藤と加藤の大冒険』へのコメント(2025年1月 3日 01:18)
プレイ時間約1時間、Lv10でクリア。
ひょんなことから異世界転生してしまった伊藤と加藤が魔物退治に行く超短編。
画像では3人パーティとなっていますが、実は任意であと2人仲間を加えることができます。
同作者様の『神域の巫女』を先に遊んだ身としては、ニヤリとできるポイントでしたねw ラスボスも。
伊藤と加藤のスキル総数が少ないので(Lv7でコンプ可)カスタマイズの楽しみはやや薄いか。
またパーティが5人いると高価なミスリル装備を人数分揃えられない弊害もありますが、無くても問題なくクリアできました。
年始に暇つぶしで遊ぶには丁度良い感じのゲームでした、ありがとうございました!w
『女性経験が皆無な勇者』へのコメント(2025年1月 1日 17:10)
勇者の家系に生まれ、歴代勇者の才能を全て受け継いだ当代のチート勇者・リード。
しかし彼は女性に全く免疫がなく、荒ぶる股間の聖剣(意味深)を抑えるため前かがみになり、
能力が大幅に弱体化してしまうのだった…という話。
まだ途中の段階ですがレビューさせて頂きます。
(ヴァイオラ・港町ユーカリのイベントまで終了し船を入手)
本作の紹介には「王道RPG風のバカゲーRPG」とありますがとんでもない。
「バカゲーの皮を被った、ガチなストーリーの王道RPG」ですよコイツは。
マップチップからキャラの立ち絵、音楽に至るまで有料素材を使用しており、サブストーリーやクエストも豊富。
特にサブストーリーは普通に良い話・アツい話が多く、バカゲーって何だっけ…という気分になりますねw
視覚面では主人公のリードを筆頭にMZやMVの汎用が多いですが(女の子除く)
汎用キャラも表情差分が多く、戦闘時に繰り出す大技は相応に演出も派手な点を評価。
音楽ではワールドマップの曲が心地よさを感じられて好きです。そのまま曲が変わらず戦闘に入るのも良い感じ。
操作性では高速オート戦闘が便利。
AIは強力な技を多用するのであまりオススメしない、と注意書きがあるものの
なんだかんだ使い勝手が良いのでついつい頼ってしまいます。転移の石で帰還もラク。
一方、難点はボス戦が若干難易度高めな点か。
ザコ戦は(MP消費を気にしなければ)上述の通り楽な部類ですが、
ボス戦になると基本殴るしかできないリードの無能っぷりが際立ちます。
一応アイテムや魔法印によるサポートは可能ですけども。
本作のTP技は奥義の扱いらしく、消費100の大技が1種類のみ。
持ち越しできないのでザコ戦で使う機会もありません。
しかしリードはこのTP技を歴代勇者の奥義として12個も持っているにもかかわらず、
前かがみ状態だと100まで溜めても全て使用不可というあんまりな仕様。
序盤のダリア戦で苦戦し、TPも溜まった絶好の使い所で使えないと知った時のガッカリ感がすごかったです。
マップの広いダンジョンが多く、そこに時間経過で敵が自然復活する仕様のためか動作もやや重く
回復ポイントやボス戦前の警告がない点もマイナス要素。
それでも総評としては全体的に完成度が高く、(良い意味で)バカゲーとは名ばかりの本格派な作品。
リードのスキル詐欺には腹が立ちましたが、そこ以外はかなり遊べる良作の部類だと思います。
『パラレル・モール』へのコメント(2024年12月27日 07:47)
プレイ時間約30分。
ショッピングモールに閉じ込められた主人公が
モール内で出会った謎の少女・サユキと共に脱出を目指す微ホラーなADVゲーム。
作者ミニッパ氏はAIを駆使したゲーム作りをされており
本作もシナリオからイラスト、素材、音楽に至るまでAIの手が入っていますが、十分に面白い内容だと思いました。
これでまだ脚本が甘いとか日本的な幽霊を描写できていないとか、そういった課題が残っているそうで…。
AIの進化のスピードはまさに日進月歩と言えるでしょう。
選択肢をミスってバッドエンドになっても、直前の選択肢からやり直せる仕様がありがたい、ということで操作性に5点。
この時主人公を襲う化物や無数の黒い手などは、「別世界」ではなんでもない人や物だったりするんでしょうか…?
『捨食ノ巫女』へのコメント(2024年12月26日 18:27)
『日ノ本護リノ裏生徒会』シリーズの第2弾。
裏生徒会の「風紀委員」に所属する籤中くんと畏磨くんが、数百年前に滅んだ村の調査に赴きます。
普通そんな昔に滅んだ村なら、建物もとっくに風化しているはずですが何故か健在…。
その理由について、作中でちゃんと説明があったのは良かったです。
前作は主に家屋に残された書類やメモから謎を解いていたのに対し、
今作は序盤から会話イベントが多かったのも刺激があって楽しめました。
まあ相手は人外だったり幽霊だったりですが…w
最序盤の目玉の怪異による謎解きや通せんぼする捨胎児のかわし方など、詰まりそうな箇所もありますが
同梱のメモ帳に攻略のヒント(あるいは答えそのもの)が書かれている点も評価。
今作も楽しく遊ばせて頂きました、ありがとうございました!
畏磨くんの能力つよい
『仙猫の霊峰』へのコメント(2024年12月22日 17:30)
プレイ時間約1時間でクリア。
「世界を制するもの」という財宝を求め、2人のトレジャーハンターが仙猫の霊峰と呼ばれる山を登る話。
ムトト氏の作品の中でも最初期の作品に当たるそうで、実際後の作品ほど尖った要素は少ないのですが
(例えば『階段神殿』のような見た目のインパクトとか、『あくまのどうくつ』のようなシステムの強烈さとか)
その分良い意味で素直で堅実、ストーリーも財宝を狙う敵組織のボス・丸王を倒す王道展開で良かったですね。
空飛ぶ馬を操作して頂上まで行く演出も好きです。
敵がお金を落とさず、アイテムを換金するしかないので序盤はやや難。
単純に攻撃力が高く「おたけび」で即死級のダメージを与えてくるおおおのいぬ、
攻撃力やHPは低いけど、3回攻撃でほぼ確実にこちらを毒にしてくるトライスネーク等が面倒な敵です。
敵はアイテムの他に装備を落とすことがあり、特に丸王の部下である兵士たちが落とす「×ヘルム」は高値で売れるため
逆に後半ほどアイテムが充実して冒険が楽に。逃走可ですし、道中にアイテムを売るNPCが何人もいるのも遊びやすくて良しです。
主人公2人のタッチが普段と違うこともあってなんとなくスルーしてましたが、遊んでみると意外な良作でしたw
『ぎぎガヂッピキ』へのコメント(2024年12月19日 19:53)
プレイ時間8分半でクリア。
猫好きの爺さんが逃げ出した猫たちを探す短編作品。
ムトト氏には毎月1本新作RPGを作るという目標があるそうで、
本作もそのような理由のもと1日で完成した作品ですが、正直その分質は低いなと言わざるを得ません。
特に爺さんも猫も落書きレベルの線画なのはちょっと…。
これならツクール素材の爺さんを使った方がマシだし、猫ものんが~、たっぎ、ふっぎ等
もう少しまともな見た目のキャラはいたのでは?と思っちゃいます。
戦闘も特に苦戦はしないもののエンカウント率が高く、
ノーヒントで大迷路から10匹の猫を探すのは煩わしさの方が先に立つため、この評価で。
『階段神殿』へのコメント(2024年12月12日 23:21)
プレイ時間約1時間半でクリア。
勇者と相棒のうう(狼)が階段の神殿を攻略する話。
このダンジョンは階段を祀っている神殿ということで、そこら中ダミーの階段だらけ。
かと思えば、ムトト氏に質問したとあるフロアは
「階段ではないただの床が当たりで、かつその上で決定ボタンを押さないと先に進めない」という仕様w
一応説明書に怪しいと感じた場所は調べてみると良い…と書かれてはいますが、
当該マップは広いしエンカウントもあるしで、これをノーヒントは難しいのでは…ということで操作性2点。
ドル○ーガかよ、っていうw
ゲームバランスは悪くないものの、宝箱がなく回復アイテムがあまり落ちないので序盤は少し厳しいかも。
防御回復に頼っても良いですが、状況次第では落ちるまでリセマラもアリでしょう。
『階段神殿』へのコメント(2024年12月12日 22:47)
無事見つけられました、ありがとうございました!
『階段神殿』へのコメント(2024年12月12日 19:30)
何フロア目か忘れましたが、階段が迷路の壁のように連なるフロアで
次へ行く階段はどれが正解でしょうか?(敵ううが出現するフロア)
『冒険者学校の日常』へのコメント(2024年12月11日 18:07)
プレイ時間約2時間でクリア。
とある冒険者学校に通う少年少女の日常の一コマを描いた作品。
この作品は以前ふりーむで遊んだことがありましたが、久しぶりに再度一からプレイ。
やはりこの作品は遊びやすくて良いですね。
短編ながらも世界観やキャラを分かりやすく紹介し、難易度も易しすぎず難しすぎずの絶妙なライン。
ツクールでRPGを作る際のお手本としても理想形ではないかと思います。
短い時間で手軽にRPGを楽しみたい、という方にうってつけの作品です。
『決戦前夜物語』へのコメント(2024年12月 9日 18:49)
プレイ時間約5分。
魔王に挑む勇者一行の、決戦前夜のシーンだけを描写し
彼らが勝ったのか負けたのか、その後の展開はご想像にお任せします、という作品。
パーティが6人いて男女も3-3の同数ということで、
みんな「この戦いが終わったら…」というフラグを立てていますが、似たような流れで少しワンパターンかもしれない。
マスコットないし獣人枠でもう少し違う将来を語る7人目の仲間がいても良かったかも。
ゲーム的には「!」のフキダシでいちいちピュイ!というようなSEが鳴るのが耳障り。結構な頻度ですし。
あとメリルの名前が一部メイルになっていて「あれ、この子メイルの方が正しいのか?」とちょっと混乱しました。
『神域の巫女』へのコメント(2024年12月 3日 23:55)
Ver3.03、プレイ時間約8時間45分、Lv43でクリア。
酒好きで女好きな自堕落ヒロインのヒナギクと後輩で相棒のリリィが、
記憶喪失の少女アイと共にダンジョン攻略に挑むお話。
自分が当初プレイしたのはVer3.0で、丸腰同然の装備のまま地下3階まで進んだ結果ボコボコにされ、
「ファッ!? なんじゃこの難易度!?」と驚愕しましたが、そこ以外は終始安定したプレイでした。
ラスボスやその直前のゴリラは強かったですが、リリィの毒攻撃によるスリップダメージで対処。
現在のバージョンでは洞窟に入る前にリリィがアドバイスしてくれるようになったのはありがたいですね。
最初のダンジョンということで、初見プレイヤー的にはチュートリアルのような、
地下2階程度で終わる簡単なものを予想してしまったので…。
ストーリーパートはキャラ同士のわちゃわちゃした掛け合いが面白い。
またゲームとして面白いのはオリビア・ポージ加入直後。
装備はどうしようか、スキルはどうしようかと頭を悩ませるのは楽しいものです。
メンバーが3人から5人に増えたことで、その時点での最強装備を揃えるにはお金が足りなくなるのですが
本作がハクスラゲーであることを踏まえれば、むしろこれくらいが丁度良いバランスなのでしょう。
独創性では掛け合いに加えて、アイテムや敵モンスターのネーミングセンスを評価したい。
運の上がるアイテムがなぜ八◯亜紀なのか少し考えて、ラッ◯ーマンだと気付いた時は感動しましたねw
あと、本作は音楽の選曲がまた自分好みで良いんですよこれがw
ざっと挙げれば最初のダンジョンの第1階層、第4階層、あと第3~第5階層の戦闘曲に酒場のBGMも好きです。
神域のダンジョンでは地下6階の小舟も良い感じ。
装備変更に高速戦闘と、要望のあった機能をすぐに反映させるフットワークの軽さにも好感が持てます。
エンディングのようなものはありませんが、それはヒナギクたちの冒険が今後も続くということで…
良い作品でした、ありがとうございました!
『神域の巫女』へのコメント(2024年12月 3日 14:51)
ああ、確かに決定ボタンで降りられますねコレ…
ヒナギクたちが優先して表示されるので気付きませんでしたw
素早いご対応ありがとうございました!
『神域の巫女』へのコメント(2024年12月 3日 07:17)
割とキツいバグを見つけたのでご報告。
2番目のダンジョンの地下6階(小舟で移動するエリア)で小舟に乗った状態で
帰還のスクロールを使用すると、町に戻っても小舟に乗ったままという変な絵面になり、
メルカト総合本舗やダンジョンに入り直そうとしても移動不可になって詰みます。
折角拾ったアサルトプレートが…_(:3」∠)_
『逆理豊授ノ逆贄』へのコメント(2024年12月 2日 09:02)
プレイ時間約2時間でクリア。(甲・乙)
異能集団である「日ノ本護リノ裏生徒会」所属の少年2人が
「生成」の処理ならびに廃村が全滅した理由を探るホラー探索ゲーム。
いやー、面白かったです。
村の陰鬱な儀式とその作法、祀られていた神の来歴などが丁寧に設定されており、
滅んだ理由もなるほどなあと納得させられるものでした。
トゥルーエンドとも言うべき甲エンドはちょっとウルッとした。
和室に洋室、居間、台所など民家の部屋のひとつひとつに至るまで
かつてどんな住人がここに暮らしていたのか、という生活感が丹念に描かれています。
自分も廃墟とか好きなのでこういう描写はゾクゾクしちゃいますね…!
能力者である主人公2人は共に場慣れしているのか、
霊に遭遇してもほとんど動じず、飄々とした態度を崩さない籤中くん、
一匹狼でクールな武闘派の畏磨くん、どっちもいいキャラしてるんだなこれが。
他の方も指摘しているように、血だまりの描写と出入口の赤三角が被って見難いのと、
重要ポイントでも光ったりしない敢えての不親切仕様、そして多少のツッコミ所はありますが(後述)、
詰まった時のための攻略メモもあり、体感としては満点を付けていいくらいの作品でした。
続きの作品である『捨食ノ巫女』『村人ノ家』もまたプレイしてみたいと思います。
ありがとうございました!
・ツッコミ所
数百年前、すなわち江戸時代に書かれたと思しき日記が
現代仮名遣いで「とうとうやった!」なんて書かれてるのは流石に…。
「!」マークも日本で使われ始めたのは明治時代からですし。
江戸でなくともそれなりに昔に書かれた書物なら、
なるべく旧字旧仮名遣いで書いてあると個人的には嬉しいですw
『アイカと七つの指輪』へのコメント(2024年11月25日 22:17)
プレイ時間約10時間弱、Lv39でクリア。(ハッピーエンド)
異世界で勇者として戦うことになった女の子・鯨野アイカが神々の争いを止めるべく、七つの指輪を集める物語。
アイカが挑むことになるダンジョンはどこからでも自由に攻略可能ということで、
アイカの強さに応じて敵も強化されていくのが特徴。
属性の有利不利が大きなウェイトを占めるため、PVの登場順通り炎→氷→緑…の順で攻略するのがベターでしょうか。
各ダンジョンは一旦海底神殿に戻って入り直すとマップパターンが変化し、宝箱の中身も復活。
装備品は全て宝箱からの入手となるため、ハクスラ要素が強く何度でも楽しめるのが作品の強みです。
今作も通りすがり犬氏の作品らしく、視覚・音楽においては華やかさが光る作品。
特に主題歌『ハニーベイビー!マジカルガール』の明るさは作品の雰囲気にピッタリですね♪
ただ、肝心の鯨野アイカ氏や一部キャストの演技が棒っぽかったり変なキンキン声だったりで、そこは少し減点。
また本作は仕様上、ダンジョンごとにスキルの付け替えが事実上必須なのですが、
その付け替え作業が一つ一つ変更しなければならない…という、悪い意味でレトロな操作感。
カスタマイズの自由度は下がりますが、使用できるスキルは指輪ごとに完全固定でも良かったかなと。
あと、アクセサリはもうひとつ装備枠が欲しかった。
ストーリーはモンスター図鑑の不自然な空きで後半の展開が察せましたがw
なかなかにスケールの大きな話で良かったです。
モンスターのレベル連動制を採用したゲームはFF8くらいしか知らないので、希少価値が高いということで独創5点。
各ダンジョンとも5階以降のモンスターは強いですが、大技とアイテムゴリ押しでなんとかなる。
ここら辺のバランスの良さは流石通りすがり犬氏の作品だと思いますw
今作も楽しませて頂きました!
『コヴシファイトビンゲシ』へのコメント(2024年11月22日 08:59)
プレイ時間約14分半でクリア。
最強の武人を名乗るビンゲシが、武人たちと一対一で戦う物語。
本作が格ゲーなら、まんまストリートファイターになっていたでしょうw
一画面の中に点在する相手を次々と倒してビンゲシを強化し、全員ぶっ倒すのがゲームの目的ですが
怪しそうな場所は勿論、全く怪しくなさそうな平地にさえキャラを仕込んでいるのはムトトさんらしいw
相手となるキャラはバリエーション豊富で、戦闘曲も毎回変わるのが良いですね。こういうの好きです。
戦闘終了で体力が自動回復するのもありがたい。
大抵の相手は奥義の張り手で倒せますが、逆にビンゲシが急所攻撃を受けて一撃死することもあり、気が抜けません。
しかし相手の勝ち台詞も面白いので、時にはわざと倒されるのも一興。
また奥の方の相手は張り手一発では倒れないことも多く、それなりにやり応えもあります。
個人的には「吹飛図書館」「畑のカラス」と並ぶ氏の当たり作品。
楽しませて頂きました!
『まんもくひゃくりたとぅ~ろぉ』へのコメント(2024年11月22日 08:57)
プレイ時間約10分でクリア。
吟遊詩人の満目百里タトゥーローが、兵士に襲われている村を救う話。
ところが何故か名前を名乗ると、村人の態度が一変して…?
想定プレイ時間が示すように、簡単にクリアできる作品です。
村人を助ける順番を間違えると詰む可能性があるそうですが、
普通にプレイする限りは、おそらく大丈夫だろうと思いますw(自分は問題なくクリア)
基本バカゲーですが熱い展開もあり、奥義ネクロポリス使用時の演出が良かったので視覚に4点で。
老夫婦のじじいが実は……だったり、小ネタも楽しめる作品でした。
どんなに厳しい評価や意見でも…とありますが、これといった不満点は特になし。
強いて言えば機龍帝国は悪、というムトト作品の共通設定を知っていれば、作品が一層楽しめるかと思います。
ありがとうございました。
『双子魔雀♪ -ふたごまーじゃん-』へのコメント(2024年11月18日 00:09)
問題なく遊べることを確認しました、使用回数の実装もありがとうございます!
『Brave RPG』へのコメント(2024年11月17日 19:15)
ver1.01、プレイ時間約4時間半、レベル29でクリア。
ルーメント城の騎士である主人公が、魔王ゼルガス討伐へ向かう王道ど真ん中のファンタジーRPG。
リリース当初はどうやら最序盤が何の装備もない状態で戦う鬼畜仕様だったようですが、
現在はタンスから3Gを入手し、その3Gを城の兵士に渡せば武器として木の棒がもらえるので
最序盤でも十分戦えるバランスになっていると思います。
1度だけ橋を渡った先の敵が強すぎて死にましたが、それ以外はDQ1を彷彿とさせる古き良きRPGで楽しめました。
レベルが上がるとメタスラタイプのモンスターに普通に攻撃が通るのも昔のドラクエらしくて良しw
音楽がちょっと地味でチープすぎる気がしましたが
それは本作が悪いというより、40年近く前に現在に残る名曲を多数生んだ
すぎやま先生が天才すぎただけなのかもと思ったり…w
『双子魔雀♪ -ふたごまーじゃん-』へのコメント(2024年11月16日 02:47)
対応ありがとうございます。 ただ、今度はプレイしようとすると
「Failed to load img/pictures/MajiangBackground.png」と表示され、ロードエラーが起きるようです…。
『双子魔雀♪ -ふたごまーじゃん-』へのコメント(2024年11月15日 00:34)
双子魔雀、楽しく遊ばせて頂いています。
クリムを使用してツモ和了した際、クリムが
「お、ええな! でも次は先に和了らせてもらうで!」と
他キャラを使用した時と同じ台詞を言うことがあるのですが、これってバグですかね?
『ガリソンクエスト ~炎のサラダ~』へのコメント(2024年11月14日 08:08)
プレイ時間約2時間でクリア。
じじい勇者のガリソンが大魔王王を倒しにいくバカゲー。
畑のキャベツを取る際に大魔王王の四天王である
げへげへばなのおっさん(3匹)と戦闘になり、倒すと3匹を仲間にすることができます。
しかしこの3匹、レベルが上がってもなんと能力値が一切上がらない。(レベルとは…)
そのためドーピングアイテムで彼らを育成する必要があり、
武器の購入も含めてお金をどう使い、どの能力を伸ばすかが頭の悩ませ所と言えそう。
とりあえず4人で屁をぶっこいていれば(即死判定があるので)ラスボス瞬殺も可能。うーんバカゲー。
操作性についてはいつでも自宅・林道に戻れるアイテムがある利便性を評価。
ストーリーもなかなか面白かったですが、大魔王王の正体については
あらかじめ達義(猫)のおでんというキャラを知らないと、ネタが伝わりにくいのでは…と思ったりしました。
『ウ~シマオ~』へのコメント(2024年11月14日 08:06)
プレイ時間約50分でクリア。
4匹のううが団結し、魔王からううしまを取り戻すために戦う話。
4匹のううにはそれぞれ特徴があり、リーダーのはなが万能型の能力を持つほか、
他の3匹はそれぞれ防御力、魔力、スピードに特化した能力値。
でも全員攻撃力が高く通常攻撃だけで敵を倒せるので、良い意味で能力差を実感することはなかったですね。
HPも自動回復なのでたまに回復魔法を使う程度で、スキルはほぼ用無しでしたw
音楽は壮大で勇ましいんですが、単純に音量が大きくうるさいと感じたので2点。
操作性については全員が2回攻撃で敵を倒しやすく、HP・MP回復が容易な点を評価して4点。
ただ途中に2回登場するムトト作品おなじみの大迷路は苦労しましたね…。
ゴール地点は大根が目印と言われるけど、その大根が迷路のどこにあるかまではわからない。
ここはもう少しヒントがあっても良かったかも。
『魔王ドロップのお城』へのコメント(2024年11月11日 21:23)
プレイ時間約1時間でクリア。
アイテムと全ての装備をロストした勇者一行が、装備を現地調達?する話。
敵のドロップが完全ランダムなのは面白いですが、1度の戦闘で40~60個も入手するのはさすがに多すぎ。
開始10分、5~6戦もすれば大体のアイテムは出揃ってしまいます。
それなのに魔王城はそこそこ長く迷わせるマップもあるため、戦闘後のページ送りが面倒になってしまうのは難点。
(一応ドーピングアイテムもドロップするので全く意味がない、という訳ではないですが…)
ドロップアイテムまみれになるのは初めからそれを意図した作品なのでまあ良いとして、
最初のマップを抜けたらすぐに魔王の部屋、でも良かったかもしれません。
『双子魔雀♪ -ふたごまーじゃん-』へのコメント(2024年11月10日 09:27)
ハルマキ氏の代表作である『双子魔道士』シリーズのキャラによる四人麻雀ゲーム。
内容は良くも悪くもオーソドックスで、狙って嶺上開花を出すような特殊能力や、負けて血液を抜かれるようなモードはありませんw
過去作をプレイしないと分からないようなネタはないので、麻雀好きな方ならシリーズを遊んだことのない方でも問題なく楽しめると思います。
視覚は各キャラの表情や演出は良いのですが、河の捨牌がちょっと小さくて見難いかなと感じたのでプラマイゼロの3点で。
音楽はPerituneさんの中華なBGMで落ち着いた雰囲気。
しかし誰かが立直をかけるとドキドキの勇壮なテーマに切り替わる芸の細かさがあります。
麻雀の一人プレイは黙々と牌を切るだけの単純作業になりがちなだけに、
鳴いたり和了ったりした際の各キャラのボイスも良いアクセントになっています。
操作性ではドラ牌が黄色く表示されたり、聴牌した際の待ち牌と枚数が表示されるのが分かりやすくて良いですね。
特に多面張の時は便利です。
欲を言えば成績として、各キャラの使用回数や勝率、上がった役の一覧と回数などが閲覧できると良いなと思ったり。
『W Tail 少女と精霊、最後の物語』へのコメント(2024年11月 9日 08:09)
『W Tail 少女と精霊、最後の物語』プレイ&レビューさせて頂きました!
2点バグ報告です。
・強撃の書を使ってもスキル「強撃」が習得できない
・アルモニア城地下に行こうとすると、一華のメッセージウィンドウ(空欄)が出てきてフリーズする
対応よろしくお願いします。
『W Tail 少女と精霊、最後の物語』へのコメント(2024年11月 9日 08:01)
プレイ時間約1時間でクリア。
異世界にやって来た日本人の少女・一華と疑似精霊の少年・ニコルが黒魔女を倒しにいくお話。
一華の来歴が暗いこともあり、あまり明るい雰囲気ではないものの、遊びやすさは悪くないと思います。
次の目的がメニュー欄に表示され、戦闘では敵の次の行動が予告される仕様は便利。
1時間でサクッと遊ぶにはちょうど良い感じの作品です。
おまけ部屋、本編に登場していればストーリー理解の助けになったと思われるだけに
使いどころがなく没になってしまったのがちょっと勿体ないw
『Avance Story』へのコメント(2024年11月 8日 22:13)
『Avance Story』、無事クリアしてレビューも投稿させて頂きました。
クリア後の物語に登場する国王と王妃は「ガルバード王」「ガルバード王妃」と表記されていますが、正しくはノールテールでしょうか?
『Avance Story』へのコメント(2024年11月 8日 22:08)
ver1.01、プレイ時間約18時間半でクリア。クリア後の「前史」まで見ました。
ガルバード王国の王女レモーナが、母と姉を攫った魔人デロイトを倒すために旅をする王道RPG。
個人的な話ですが、夢現で記念すべき100作目のレビューということで、長編大作の本作を遊ばせて頂きましたw
この作品は何と言ってもビジュアルが凄いですね…。
プロレベルのデザインのキャラたちが縦横無尽に活躍し、顔グラ差分も豊富。さらに一枚絵のCGも豊富。
あえて多くを語らず、CGの連続で表現したエンディングも斬新な発想で良かったです。
花の都・ラナルートの陽気な華やかさも好き。
音楽も良い。VXaceとMZのデフォ曲が多めながら素材サイトの曲、
さらに自作BGMもあるとのことで、飽きさせない工夫がなされていると感じます。
あと、視覚もですがキャラの会話中にさりげない変化をつけてるのがまた芸が細かいんですよねw
夕方に会話していたらいつの間にか夜になっていたり、
BGMの音量が初めは小さく、少しずつ大きくなる壮大な演出があったり。
視覚・音楽に関してはフリゲの域を超えていると言っても良いです。
一方で操作性に関しては不便や不親切さが目立つのが欠点。
戦闘の難易度はそれほど難しくないのですが、まずセーブファイル数がMZデフォの半分、10しかない。
ただでさえ長編を謳う作品なのにこれは少ない。
またダンジョンの奥に進むと確認なしでいきなりイベントが始まり、ボス戦になったり。
特に凍てつきの洞穴はクリアすると二度と入れないので、宝箱の回収が不十分だとロードし直す羽目に。
ストーリーも本筋は二転三転、意表を突く展開が多く5点を付けましたが
細かい所になると説明不足や強引なご都合主義が目立ちました。ざっと思いついただけでも、
・サウスケープの地下室、また図書館の黒く読めない本の謎。
・ディノーズでセレンが墓参した墓に葬られていた人物の謎。(両親?)
・両角の悪魔がデロイトを敵視した理由。(レモーナを自分のものとしたい所有欲から来る嫉妬?)
・死海でレモーナたちが石化させられた後、なぜレモーナだけ自然回復したのか。
・↑の直後、レモーナに石化の解除魔法を教えた囚人の謎。(幽霊だったとしてもちょっと強引)
といったところ。
また本編後半のイベントやクリア後の物語はドットとはいえかなり流血描写が多く、
脇のキャラが凄惨な殺され方をするなどトラウマ級のシーンもあるため、ここだけで全体をR-15扱いにしても良いくらい。
両角の悪魔が見せた悪魔的な表情とかもホラー入ってるレベルで怖いw
総評としては操作性、ストーリーにそうした粗はあるものの、
レモーナを筆頭にキャラは魅力ですし、迷うような場面もなく、王道RPGとして十分に良作と呼べる作品。
まだまだアップデートを予定されているとのことで、上に挙げた問題点も徐々に改善して頂ければと。
全ての発端となったある少年の物語が悲劇的な結末を迎えたためか、
本レビューを書いている今もモヤモヤとした感情が残っています。
出来れば彼も、彼女も救われて欲しいなと思います。
『真・THE BOARD BASEBALL 2』へのコメント(2024年10月27日 18:28)
野球盤をイメージしたシンプルなボードゲーム。
本作でこのシリーズは3作目のようですが、前作との違いは
BGMが野球らしい応援歌になったことと通算対戦成績が記録されるようになった点かな?
基本的にはタイミング良く左クリックでボールを打ち返すだけではあるものの、
そのシンプルさ故についつい遊びこんでしまう作品ですw
ルールは野球盤らしく、実際の野球よりもかなり簡略化されていますが
個人的にはもう少し複雑でも良いかなと思いました。
ノーアウトorワンナウトで一塁にランナーがいる時の内野アウトは併殺扱いにするとか、
同じくノーアウトorワンナウトでランナー三塁の場合の外野アウトはタッチアップ扱いにするとか。
あとはバッターが空振りした際も打球音が鳴るのは気になりました。
また延長で決着がついた際、最後にイニングが9回裏と表示されるのはミスでしょうか。
『Crescent Tower ~クレセント・タワー~(体験版)』へのコメント(2024年10月26日 15:16)
Xの方でコメントさせて頂きました!
『Crescent Tower ~クレセント・タワー~(体験版)』へのコメント(2024年10月25日 21:02)
ゲーム開始時に画面サイズを「1440x810」「1920x1080」にすると
ウィンドウの文字が全て消えるバグがあるようです。
なので自分は「960x540」でプレイさせて頂きましたw
『Crescent Tower ~クレセント・タワー~(体験版)』へのコメント(2024年10月25日 20:57)
Ver0.1.2、約5時間で体験版範囲終了。
50年に一度現れるという前人未到のダンジョン「ミカヅキの塔」に挑む冒険者たちを描いたレトロ風味のRPG。
率直に言うと、難易度が高く遊びづらい作品です。
最序盤はパーティが主人公しかおらず、ゴールドが確定ドロップではないため貯めにくいし、
1階奥で仲間にできる盗賊「マックス」の盗むスキルは戦闘中1度しか使えず、おまけに対象を指定できない。
さらに3階では毒、麻痺、暗闇などの状態異常をかけてくる敵が続出し、しかも戦闘終了で自然回復しない。
治すアイテムはいずれもかなりの高値に加え、最大9個の所持制限ありと来ている。
……でもまあ、FC初期のドラクエやFF、メガテンといった黎明期のRPGは
どれもこのくらいの難易度が普通だったことを鑑みると、これはこれでアリだな、とも思っています。
Wizシリーズは遊んだことないのでそちらについては分かりませんがw
PC98っぽいゲーム画面で描かれるグラフィックは流麗で、モンスターのドットも全て自作とのこと。いやこれは凄い…。
音楽も素材サイトの物らしいですが、イトケン味のある戦闘曲に3階のBGMがまた格好いいんですよねー、これが。
また先行レビューでの指摘を反映し、Ver0.1.2ではバトルスピードやUIの改善、
演出スキップ機能をすぐに取り入れたと思われる作者様のフットワークの軽さも評価できるポイントです。
攻撃ミスも自分のプレイでは殆どありませんでした。
気になった点は主に2点。
本作はUnityで制作され、キーボード操作の場合はXキーが探索スキル、Cキーがメニューとなっていますが
RPG制作の際によく使われるツクール、WolfはいずれもXキーがメニューのため、押し間違いが多かったですw
XキーとCキーの対応が逆なら個人的にはありがたいです。
もう1点はそもそも探索スキルの存在理由がいまいち分からない。
盗賊の「体当たり」、魔術師の「魔力」はまだ分かりやすいですが、勇者の「防御」や「勇気」などは
今後探索中に使いどころがあるんでしょうか? もう少しどこかで説明が欲しいところ。
体験版範囲ではギルドを利用できないのは残念ですが、見た目も難易度も古風で硬派。
今後の完成を期待したい作品です。
『ザークハルトの試練』へのコメント(2024年10月23日 20:24)
プレイ時間45分でクリア。じじいが究極の試練に挑む話。
このゲームの唯一にして最大の特徴は『一歩歩くごとに必ず敵が出現する』という点。
次から次へと押し寄せる敵、それこそが試練ということなのでしょう。
普通は思いついても誰も作らないようなゲームを本当に作っちゃうのが
ある意味ムトト氏の強みとも言え、独創性に5点を付けておきますw
ゲーム部分は2つある術がどちらも必ず先制で発動するため、そうではない「まるよけ」が
相対的にあまり使えないアイテムになっているのは惜しいところ。
もっとも敵はまる、ねずみ、ごきぶりの3種類しかおらず大して強くもないため、煩わしささえ我慢できればクリアは容易。
ただしねずみ、ごきぶりとも高確率でスタンさせてくるため、特にごきぶりに先手を取られた場合はリセット推奨。
セーブはこまめにしておきましょう。
『魔導士』へのコメント(2024年10月22日 09:31)
プレイ時間約3時間弱でクリア。
ある人物への復讐と伝説の魔法「エトカの秘法」を求めて旅をする、魔導士アリオスト一行の活躍を描いた短編RPG。
本作は元々2015年にリリースされた作品ですが、
作者Sanidine氏はその後本作のリメイクとして『魔導士は孤独と愛を知る』(ツクールMZ)、
さらに『孤独と愛』のパラレルワールドとして『魔導士は幻影を耽溺する』(同上)、
およびシリーズの集大成として『魔導士 雨と虹』を構想。現在、『孤独と愛』を鋭意制作中とのことです。
リメイク作である『孤独と愛』が後ろに控えているので、本作を無理にプレイする必要はないのかもしれませんが
本作単体で見てもストーリーには一定の区切りが付けられており、短編RPGとして遊びやすい作品。
ザコ敵は強すぎもせず弱すぎもせず、でもボスはなかなか強いという良好なゲームバランス。
主人公アリオストはTP技でMPが回復できるし、ダンジョンに行商人がいたり8方向移動ができたりと操作性も良い感じ。
モンスターや音楽はVXaceのデフォ素材オンリーですが、むしろそれすらもVXace本来の味として評価したくなるほど。
強いて注文をつけるなら、装備できるアクセサリの数が多いので後もうひとつくらいは装備枠が欲しかった…くらいでしょうか。
今後の作品にも大いに期待の持てる良作でした♪
『ハンドウォッシャー天』へのコメント(2024年10月19日 18:47)
プレイ時間32分。とある目的のために男が塔を登る話。
塔内は特に何の仕掛けもない平凡なダンジョン。
ハンドウォッシャーというタイトルで察した通り、ムトト氏らしいくっだらねーオチではありましたが(誉め言葉
獲得経験値が多いためレベルが上がりやすく、強くなったのを実感しやすいのはゲームとして良ポイント。
途中の階で急に敵が強くなるので、下の階である程度レベリングが必須なのは注意点かな。
悪くない作品でした。
『デモンズデターミネーション』へのコメント(2024年10月19日 10:54)
世界平和を願う魔人の青年・ジングルが、世界崩壊を企む魔人の男を追う物語。
Rigaldo氏がPS4・PS5で制作した作品『デモンズロア』の続編にあたる作品です。
ストーリーは基本的に一本道ですが、本作のみのプレイでも十分楽しめる内容。
ただ中盤までは前作の主人公・アゼルが一度倒したと思われるボスと再び戦う展開なので
そこはやはり前作を履修していることが望ましいなと思います。
前作の因縁を初見プレイヤーの前で語られても…という感じ。
操作性も悪くはないものの、『天空の小さな龍騎士』を先にプレイした身としては
クリスタルのレベルアップがリセットは出来てもキャンセル出来ない点に若干の不便さを感じたり。
とはいえ2作目にしてかなり質の高い作品に仕上がっている点は評価できるポイント。
ダンジョンも平易な作りで簡単にボスの所まで行けるのもありがたいです。
まあラスボスがノーマルでも全然強すぎたのには閉口しましたが…(結局サクサクまで落としてクリア
総評としては、『フレイムピリオド』より前に制作された作品にもかかわらず、これといった欠点のない良作。
前作『デモンズロア』を履修済なら一層楽しめると思うので、
いずれはPC版ツクールへの移植、リメイクなど期待したいところですw
『クイズで冒険 エインと魔導教本』へのコメント(2024年10月10日 06:23)
獣人族のエインと友人のジェスタが、村にはびこる病を治すためにダンジョンに潜る短編作品。
戦闘は全て3択のクイズ形式で行われるのが特徴です。内容はいずれも簡単な義務教育レベル。
アニメ、漫画、ゲーム、スポーツ選手、芸能人、TV番組などの時事的な問題は出題されません。
クイズが得意な方なら1問も間違えずクリアすることも容易でしょう。
平均クリア時間30分とあるところを自分は15分程度でクリア。
ボリュームは少ないですが、ちょっとした空き時間に遊ぶには丁度良い作品だと思います。
『ゼーリガ』へのコメント(2024年10月 3日 14:47)
ゼリー好きのじじいが、ゼリーを食うために労働する話。
ノーセーブでプレイ時間6分、ゼリー購入1974箱、労働4278回、日数6940日。
基本的にはまず自宅で寝て体力を増やしたのち、工事現場で働き、稼いだ給料をゼリー代に費やすという感じですね。
今作はクリアに関係するパラがHPと所持金だけなので、過去作の『喰え!』や『畑のカラス』よりシンプルな作り。
四方を建物が囲んでいて、移動の手間が一切ない点はむしろ潔くて良いと思いますw
スコアアタック系のゲーム全般に言えることですが、この手の作品はやはり一人でクリアしてもつまらない。
他にプレイヤーの方がいてスコアを比較できれば面白味も増すのですが…
『らーめん放浪勇者』へのコメント(2024年10月 2日 20:05)
テスト期間が終わり、自分へのご褒美として一人カップ麵パーティーを開いた勇者。
ところが使う予定の空き教室を追い出されてしまい、学園内をウロウロと放浪しながらラーメンを食べる話。
学園のいたる所(一部学園外もあり)で食べるor調べるコマンドでラーメンを食べ、全て完食して駅へ向かえばクリアです。
一度食べたフロアで再度食べることは出来ないので、全てのフロアを踏破する必要あり。
ただ、学園内はかなり広いため適当にプレイしているとどこで食べたか、また食べていないのかの把握が困難。
よほど記憶力に優れた方でもない限り、クリアにはマッピングが必要不可欠でしょう。
内容自体はコメディ寄りのユルい雰囲気。
普通あれだけウロウロ歩き回ってたらラーメンはとっくに冷めてのびてると思うんですが、そんなことはない。さすが勇者。
時間切れによるバッドエンドもギャグ調で一見の価値あり。
プレイしているとラーメンが食べたくなる作品ですw
『からあげ1.40 ~ススッギムトンネル~』へのコメント(2024年9月29日 18:42)
プレイ時間14分、ノーセーブでクリア。(5571歩・5371戻)
たっぎのからあげが戻されまくりのトンネルを進む話。
一言で言うと運ゲーで虚無ゲー。
クリアしたけど「あっそう、良かったね」程度の感想しかないですね…w
基本戻されまくりのため、高速で画面が上下するのが気持ち悪い。
苦手な人は画面見ずにプレイする事を推奨とありますが、
そんな注意書きが必要な時点でゲームとして問題ありなのではと思います。
音楽は「ツクール素材集 和」で個人的に好きなBGMでした。評価できるのはそこだけですねw
『のろいの森』へのコメント(2024年9月28日 02:14)
「しあわせの森」という名の森で平和に暮らしていたマスコット的な動物たちが、
ある日突然理不尽なデスゲームに巻き込まれ、その中でかつて人間だった頃の忌まわしい記憶を思い出していく物語。
クソッタレなゲームに参加させられた実はクソッタレな登場人物たち。
プレイしていて「ゆるふわアウトレイジ」という言葉が思いつきましたが、多分大体合ってると思います←
可愛いキャラたちがバタバタと死んでいき、あるいは真実を知って次々と闇堕ちしていく。
このゲームを陰鬱たらしめているのは、キャラたちの悲惨な過去がいじめ、殺人、SNS炎上といった
リアルに闇の深いテーマを描いているからなのでしょう。
最終盤で主人公らんたんが大親友のはーぴぃを殺害し、
横たわるはーぴぃの身体を抱いて激しく慟哭するシーンは涙腺崩壊でした(存在しない記憶
ゲーム内で詰まるような場面は少ないですが、逃走パートでばけものに隣接されると
その時点で一発ゲームオーバーなので、ステージによってはちょっと厳しいと感じることも。
また最終ステージでは、らんたんと他キャラの会話中にばけものに距離を詰められ、
会話が終わると同時に食われてゲームオーバー…となったケースがままあったので、
ここはもうばけもの無しでもいいんじゃないかと思いました。
鬱に鬱を重ねた重いテーマを描いているため人を選びますが、
可愛いキャラが好きで鬱耐性のある方にはオススメできる作品です。
『El Cid 君を守れなかった物語』へのコメント(2024年9月26日 15:00)
娼婦の子と人々に嫌われ、また蔑まれてきた少年ロドが
恋仲になった奴隷メイドの少女・ソルとの死別を機に都を脱出し、
やがて仲間たちと共に世界の過酷な運命に立ち向かう本格派の王道RPG。
結論から言いますと……むちゃくちゃ面白かったです、はいw
登場人物の名前の大半は、12世紀に成立したスペイン最古の文学とも言われる叙事詩『わがシッドの歌』から取られており、
作中に登場する地名もコルドバ、セビリア、ムルシアなど実在するスペインの都市名がそのまま付けられています。
ストーリーは『わがシッドの歌』とは全く異なった内容になっていますが、
主人公が不本意な形で故国を去る、名剣ティソーンとコラーダが(女性の身体と人格を持った)剣として登場するなど
物語や設定の一部に同作との共通点を見出すことができます。
ゲームとしてはレベルの概念がなく、経験値をポイントにして各ステータスに割り振るシステムが個性的。
ロドの仲間であるアサシンの青年・ガルシアを後衛っぽくしたり、
ソルの妹で紅一点ロリ枠のバビエカを前衛の脳筋に育てることも可能です。
これに魔族の青年アベンガルボーンを加えた仲間4人分のステを手動で割り振るのは、若干の煩雑さもあるものの
キャラを自分の手で育てている実感があるので、これはこれで良いかなと思いますw
音楽はMZのデフォ曲多めながら、特にパーティに因縁のあるボス戦のBGMが格好いい。
普段はクール系主人公なロドが、熱く相手を説得する場面で流れる曲もこれまた格好いい。
というか既に台詞回しがみんな格好いい。燃えます。
視覚もいい。後半になって派手なエフェクトの大技で敵をなぎ倒すのはやっぱり楽しいですw
そして操作性においてはオート戦闘にミニマップ、テキストログ、次の目的表示、防御で体力回復、
シンボルエンカウントの敵は背後からの攻撃で先制可能と、ゲームを遊びやすくする機能も豊富。
ドラクエの「とうぞくのはな」のようにマップ内の敵や宝箱の数が分かるスキルも便利です。
一方で気になった点は次の4つ。
・プロローグ部分が長い
ゲーム開始から初戦闘までテンポよく進めても40分はかかります。
途中セーブは可能ですが、この間はロドをあちこちのイベント発生場所に動かすのみ。
(個人的にはセーフでしたが)内容が胸糞との意見は、この鬱展開を最初に長々と見せられることも
理由のひとつではないかと思ったりしました。
・(特に中盤までの)「ノヴァ病」の描写不足
作品の重要な設定として登場する病気「ノヴァ病」。
作中でも流行を理由にロックダウンが起きていたり、重症の少年を治療するエピソードがありますが
主要登場人物に罹患者がいないため、いまひとつ当事者意識を持ちにくい。
ホセ大司教あたりに「持病として長年ノヴァ病を患っている」設定を追加し、
皮肉にもアンヘル化によって症状からは解放された、なんて話があると面白かったかも。
・登場しないキャラ
星の辞典に記録されて立ち絵も存在しながら、直接には登場しないキャラが約2名ほど。
ついでにウラカも物語の元凶の一人でありながら殆ど出番はなく、
ロドたちとの絡みもないままひっそりと退場。空気姫の称号を贈りたい。
・サムネ
サムネは序盤のイベントでバビエカがガルシアの言葉に驚くだけの台詞。
イベント自体はロドたちが今後の方針を話し合う重要なシーンですが、
ふりーむやPlicyのサムネはまともなのに、夢現ではなんでまたこんな半端な部分なのか。
本作が並々ならぬ名作と思うからこそ、サムネが変なのは惜しいと思っちゃいます。
総評としては、重厚なシリアスで遊び応えのある作品だと思います。
辞典に記載される主要人物だけで30人を超え、遊びやすく、それでいて先の気になる展開。
世界観や地理の作り込みも深く、ゲーム終盤にロドが村の臨時教師を務めるサブイベントはその象徴と言えるでしょう。
自分は台詞を一言一句読んだり、シンボルエンカウントの敵を倒して回るなど
元々想定プレイ時間より長く遊ぶ性分なのですが、本作は約2週間、プレイ時間にして32時間半は遊びましたね…w
これだけ夢中になったのも、作中に殆ど出てこない部分まで作り込まれている設定の深さと
それを見事にまとめる構成力、そして遊びやすい操作性の賜物ではないかなと。
完成度も高く、自分にとっては文句なしの満点評価な作品です。
fantásticaなすばらしい大作でした、ありがとうございました!
『El Cid 君を守れなかった物語』へのコメント(2024年9月23日 07:39)
El Cid、現在聖地コンポステラまで進めています。
聖典蔵庫内の本棚に「×××××の手記」と書かれた手記がありますが、
6つある続き物の手記なのに収められた位置がバラバラのうえ、
1回読むと消滅してしまうため、続けて読む際に非常に不便です。
同様に続き物の本である、セビリア街大神堂の「ノヴァ星の創世神話」は何度でも読めるため
「×××××の手記」の方も同じようにして頂けるとありがたいです。
ついでにもう1点、宿屋に泊まった際に代金が例えば100ゴルドなら
「-100ゴルド手に入れた!」と表示されるのは
意味的には間違ってないですが表現としては違和感がありますね…w
『畑のカラス』へのコメント(2024年9月12日 23:46)
プレイ時間約13分でクリア。
畑を荒らすカラスたちを退治すべく、農夫のじじいに畑の野菜を食わせて強化させる作品。
先日アップされた『喰え!』の反省点を踏まえて制作された作品ということで、
相変わらずムトト氏の作品づくりの速さは凄いなと思いますw
基本的なシステムは『喰え!』を踏襲しつつ、
今作はキーを押しっぱなしでも強化できるため、格段に操作性が向上しています。
カラスたちもなかなか手強く一筋縄では行きませんが、
強さには結構幅があるようで、個々の戦闘BGMの違いで大体の強さを推測できる作りなのも親切。
あと、ゲームオーバー時に現れるボスとおぼしきカラスがちょっと可愛いと思ってしまいましたw
そして無事カラスたちを退治したかと思いきや、まさかの結末にビックリ。
『喰え!』より俄然遊びやすくなり、しっかりとオチも付いた良作。
お見事な作品でした!
『魍魎の吊り橋』へのコメント(2024年9月11日 07:50)
プレイ時間3分半、ノーセーブでクリア。
主人公の忍者が魑魅魍魎の跋扈する吊り橋を渡る話。
ムトト氏が1日でサッと作った作品ということで、
ストーリー的にも本当にただ吊り橋を渡るだけなんですが、特に不満は感じなかったので脚本3点とします。
出現する敵はまさしく魑魅魍魎といった異形の怪物たちで、状態異常を色々かけてくるのが嫌らしいですねw
この辺は音楽も含め良かったです。
主人公の忍者・蒼は2回攻撃とはいえ通常攻撃しかできないため、敵が4匹5匹と出ると面倒。
ただ防御によるHP回復量が250と多めなのは有難く、セーブ&ロードを繰り返せばクリアもそれほど難しくはないと思います。
ゲームオーバー画面が血だまりなのはちょっとグロいかも。
『魔王喜劇アベルカイン』へのコメント(2024年9月 9日 03:55)
プレイ時間約5時間15分、Lv60でクリア。
勇者の末裔である青年アベルが新たな勇者の称号を得て
親友カイン、王女ルクレツィアと共に魔王討伐へ向かうオーソドックスなRPG作品。
ストーリーはあまり語るとネタバレになるのですが…
一言で表すなら「勇者とは何か」を問いかける作品と言えそう。
物語の筋自体はいたってシンプルですが、先へ進むに従いプレイヤーはアベルに言いようのない違和感を覚えるはず。
だからこそ「この物語はどう終わるのか」が気になり、モチベの維持に繋がった側面はありますねw
ゲーム的には操作性の良さが光ります。
レベルアップ時のHP自動回復で宿屋いらず、初めから標準装備のポータル機能で移動も楽々。
MPの概念がないため道中のザコはMP残量を気にせず全体魔法で瞬殺と戦闘のテンポも良い。
ボス戦が発生するポイントも事前に表示されているため、不意打ちの心配もありません。
CT制のスキルや敵の行動予測に独創性5点を付けたいところですが、
一部ダンジョンの構造や敵モンスターにFF4・FF5の影響が色濃く見えるため4点で。
スカルイーターとかもうまんまじゃないですかっていうw
気になった点は2点かな。
本作はスキルツリーを採用していますが、
スキルの数が少なすぎてクリア直前の時点でSPが3人とも5000近く余ったこと、
またライブラリのキャラクターの項目が単なる立ち絵一覧でしかなく、
欲を言えばここに各キャラの設定や来歴など欲しかったところ。
ともあれ、遊びやすく十分にやり応えのある作品でした。
ありがとうございました!
『あくまのどうくつ』へのコメント(2024年9月 7日 02:50)
お返事どうもです。
レベルは全員3です。頂いたアドバイスを頼りに再挑戦してみて、5回目くらいでようやく倒せました。
まず全員のHPを最大値近くに揃えるのが手間で、ここだけでもHP全回復の魔法陣的なものが
近くにあればと思いましたが、それだと悪魔王戦が簡単になってしまいますかね?
ともあれありがとうございました。
そして感動のエンディング………ってバッドエンドじゃん!!!!!(涙鼻水涎
『あくまのどうくつ』へのコメント(2024年9月 6日 20:00)
プレイ時間約50分、ラスボスと思われる悪魔王に勝てないのでリタイア。
魔法学校の学生な男女4人が洞窟を脱出する短編作品。
このゲームの尖りまくった特徴として、なんとHP回復手段が一切存在しないこと。
MPは防御で微量回復し、敵は戦闘不能の蘇生アイテムのみを落とします。
すなわち戦闘不能になるまで戦わせ、倒れたら蘇生で間接的にHPを全回復させるという
どこのブラック企業だよ! と叫びたくなるような作品。
パーティのHP・MP残量に常に気を配る必要があるのは、リソース管理的な意味で面白いと思います。
ただ難易度が高いとはいえ、いくらなんでも悪魔王が強すぎ。
殆ど先手を取ってくる上、防御しなければ一発で即死級の全体攻撃を使ってくるのは反則かと。
こちらは態勢を立て直すのがやっとで攻撃に移る余裕もないのはどうしようもない。
悪魔王がもう少し弱くないと、クリアは困難かと思います。
『喰え!』へのコメント(2024年9月 5日 23:22)
約50分でクリア。
魔王を倒すべく城まで乗り込んできた勇者ブライオン。
しかし彼は(恐らく)見るからに貧相な体だったため、魔王に勧められてたっぷり食事するという話。
範馬勇次郎の名言『強くなりたくば喰らえ!』を地で行く作品と言えますw
パラメーターが貧弱すぎるブライオンは、肉料理でHPが、魚料理でMPが、
部屋の左にある木箱のジャガイモやトウモロコシで攻撃力や守備力が上がる、といった具合。
魔王とはいつでも戦闘可能で、レベルが上がるとスキルも覚えます。
各パラメーターを事実上自由にカスタマイズできるという発想は面白いですが、
魔王はかなりの強さのため、ちょっとやそっとの強化ではまるで歯が立ちません。
目安として累計の食事回数一万程度は欲しいところで、それだけの数ひたすらZキーを連打する根気が必要。
魔王の能力を下げて、もう少し簡単にしても良かったかも。
魔王自身は良い人でお話もほのぼのとした内容なので
操作性の悪さを別とすれば、おおむね良作と言えると思います。
『Red Quest』へのコメント(2024年9月 4日 10:47)
プレイ時間約3時間45分でクリア。
かなり寄り道していたので、普通にやれば3時間もかからずクリアできるでしょう。
悪評だらけの作品なのでどんなものかとプレイしてみましたが、
ゲームバランスが良い意味で壊れているので、ストレスフリーで遊べるのは利点です。
(ヘレスの洞窟が完全な稼ぎダンジョンであり、敵はたいして強くないのに莫大なゴールドや経験値が簡単に手に入る)
ゲームにやり応えを求めるプレイヤーからすれば、何の面白味もない作品ということになるんでしょうけども。
ただ先行レビューの指摘通り、全年齢なのに平気で下ネタが出てくるのは気になるところ。
特定の政治思想が強すぎるのも果たしてそれはアリなのか。少なくとも全年齢でないことは確かです。
普通にマルクスやレーニンの名前が出るし、ラスボスの名前が「カズーオ」なのも実在の人物由来なんでしょうし。
そもそも、単純にストーリーが面白くない。
お使いの繰り返しで冒険する楽しみが薄く、ヤクザのパシリとして汚れ作業を嬉々としてやる主人公なので共感も得にくい。
そして例えば「ポーション」と「ボーション」で表記ゆれがあったり、消費アイテムのミックスサンドが貴重品に分類されたり、
誤字や説明文のミスなど、細かい所の作り込みが甘く雑だなあと感じました。
個人的には一部の敵の名前が一般名詞すぎるのも気になりましたね。
「忍者」とか「魔女」「山賊」はまだしも「少女」「青年」「シスター」「紳士」「騎士」…。
もっとこう……あるだろう!w
『Shadiel's Crook』へのコメント(2024年9月 2日 01:12)
プレイ時間約50分でクリア。
妖艶な教会信徒のシャディエルが裏山の魔物退治をする短編作品。
元々は2017年の企画『裏山薬草ゲームフェス』に出品された作品ですが、薬草の方は完全にオマケですね。
舞台となるイアト村は文字通り自然に囲まれた平和な村。
作り込みが凄くて、何気に相当手間がかかってるんじゃないでしょうか。
シャディエルが強いので操作性も悪くなく、全体攻撃の「断罪」を覚えたらザコ戦は完全に空気。
レベルアップでHPMP全回復の仕様も有難いですね。
ラスボスの台詞でオチは読めましたが、やはりそういうことだったかとw
ストレスフリーでサクッと遊べる良作です。
『ミスティカ王国の勇者』へのコメント(2024年8月26日 00:43)
1点(おそらく)バグ報告です。
ベルのスキルの一つであるMP回復効果の「マジカルドロップ」、
味方に対して使う特技かと思いますが、選択すると対象が敵パーティになり味方に使うことができません。
もしバグでしたら修正の方よろしくお願いします。
『ミスティカ王国の勇者』へのコメント(2024年8月26日 00:32)
本好きな少年が、勇者として本の世界で大冒険する物語。
プレイ時間約3時間半、レベル24でクリア。
一種の異世界モノという感じかな。ゆるゆるでほわほわな世界観、個人的には好みのタイプの作品です♪
登場する敵キャラがニンジンにリンゴにサボテン、あるいはオコジョ、エルフなど総じて可愛いのが特徴。
戦闘もBGM、SE共にメルヘン色が強く、良い意味で緊張感がありませんw
(まあ船入手直後の海の敵はクソ強いので普通に全滅もあるのですが…)
全体的にオーソドックスで遊びやすい良作RPG。
ストーリーで詰まりそうな場面は作者様のブログに攻略が載っているので、その点も有難いですね。
草むらを歩くだけで薬草やレモングラスといった植物が自然と入手でき、
ヒロインのベルちゃんが薬師なので調合によるアイテム生成要素もあります。
地味ながらダッシュするとトトトトト、トトトトトと足音が鳴るのも小気味よしです。
これといって大きな不満点はありませんが、あえて言えば終わり方が少しあっさりしていたかも?
でも何にせよプレイしてて楽しい作品でした。ありがとうございました♪
『じじ告』へのコメント(2024年8月22日 19:25)
プレイ時間50分。とある日のじじいの周囲に起きた出来事をじじい自身が滔々と語っていく作品。
じじい以外のキャラは(直接的には)一切登場しません。
例えるならyoutuberなどの配信者の雑談を聴くだけの作品、
というかこの場合はテキストなので長いエッセイを読む感覚に近いですかね。
内容は下ネタ、メタネタおよびムトト作品の独自設定に基づいた語りが多め。
『フォン』『春平富士夫シリーズ』『からあげシリーズ』などムトト氏の他作品のネタやキャラが登場し、
特に『フォン』はムトト氏の制作裏話的な内容まで踏み込んでいるため、
事前にプレイ済であることが望ましいかなと。
自分はあいにく『フォン』未プレイで、その他の作品も全部プレイした訳ではないのでこの評価ですが、
氏の作品を多くプレイした方ほどネタが楽しめる作品かなと思いました。
『でんせつのおたけびじじい』へのコメント(2024年8月22日 01:27)
プレイ時間約3時間。8フロア目で雨王(じじい)の体力が尽きたためリタイア。
伝説のおたけびじじいが目の前の道を突き進む作品ですが、ストーリーが皆無なため評価不能。
操作性としてはじじいのおたけびで敵(100匹出現!)をほぼ一網打尽にできますが、
じじいの素早さは敵より多少早い程度なので、大体20匹くらいの敵に先手を取られテンポが悪い。
さらに低確率ですがスタンすることもあり、そうなれば100匹の敵にサンドバッグにされてしまうためリセット安定。
ムトト氏の他作品で言うと『じじばば軍団対かかしやろう軍団』のような虚無ゲーに近いか。
こちらが確実に先手を取って無双できるなら『吹飛図書館』のように楽しめたのですが。
本作も2018年の作品ということで、バランスに難ありと言ったところ。
ゲームオーバーの直接の原因は体力回復アイテムの取り逃がしだと思いますが、
それなら道幅を狭くするなり、もう少し工夫できる部分はあったのではないかと。
また、6フロア目に出現するクラゲが白すぎて目に悪いと思ったりしました。
『悪役令嬢サガ(Windows版)』へのコメント(2024年8月20日 10:59)
典型的バカ王子のユーリが悪役令嬢ロゼリアの企みにまんまと利用される話。
周回前提の作品で1周目はバッドエンド固定です。レベル35で3種類のエンドを全て閲覧。
モンスター図鑑コンプ、累計総プレイ時間は約9時間半でした。
難易度はやや高いため、ある程度のレベリングは必要かなと思います。
ダンジョン内でセーブできないのは不便ですが、一旦最下層まで到達すれば地上と直通のワープゾーンができる点は便利。
シンボルエンカウントの敵はスライム、骸骨、ミノタウロスでランクが分けられており、強さが一目で分かる点もポイントです。
このうち骸骨シンボルのやや強い敵は一定確率でアイテムを落としますが、
ドロップ率アップの装備をしてもまだドロップ率が低いと感じた点は不満点ですね。
もう少し高くても良かったかと。
本作はこのWindows版とは別に、ユーリによって追放されてしまった勇敢な令嬢・エリスの視点で
本編のストーリーを追ったweb版が別サイトで公開されていますので、
興味のある方はそちらもプレイしてみることをオススメします。
これはなかなか面白い発想だなと思ったので、独創性に5点を付けさせて頂きましたw
『ロミ・レットホッゲーが次元世界ツォクセンを救う?!』へのコメント(2024年8月16日 14:58)
プレイ時間約20分でクリア。見たエンディングは1つのみ。
異世界ツォクセンで目覚めた勇者(ピエロ)が神を名乗るラスボスを倒しに行く、王道な短編RPG。
ツォクセンの名前通り、直線状のマップが印象的。
経験値の概念がなく、敵を倒す以外に宝箱を開けたりイベントを発生させることでレベルが上がるのが独創的ですw
ただ紹介に「回復手段を見つけた者がこの世界を制する事が出来る」とあるように、このゲームは回復手段が極端に少ないんですよね。
終盤にはHP自動回復効果のある指輪がありますが、その前にとあるマスで脱糞イベント(HPMP全回復)が起きなければクリアできなかったかも。
ノーヒントのそのマスを踏んだのもまったくの偶然でしたしw
ゲーム開始直後に回復アイテムを売るショップはありますが、利用は一回限りだしお金がない。敵も何もドロップしない。
自分のプレイではどこかに落ちているらしいお金は見つけられませんでした。
シンボルエンカウントの敵の動きも速いので、逃げゲーとしても微妙なところ。
戦闘に入ると逃走不可ですし、レベル1のままラスボスに勝てるかと言われると疑問です。
結局はこまめにセーブをしつつ、普通にレベルを上げて宝箱から装備を整えていくオーソドックスな手段が有効かなと。
余談ですが今作は敵の名前があまり遊んでいないので、ムトト氏の作品でおなじみの「うう」(狼)は
ウェアウルフから2文字を取って付けたのかな、と思いました。違ってたらすみませんw
『海のリゾートと護衛』へのコメント(2024年8月14日 20:47)
女剣士ライケンがリゾート地で女性や幼女に群がる不埒な男共を成敗する話。
5分ほどで終わる超短編ですが、ゼロから24時間で完成させた作品ということで
ゲームとしてちゃんと形になっているのは凄いの一言。
結構際どい台詞があるのでR-15は妥当なところ。
さすがにそれ以上に露骨な台詞はなかったので良かったですw(?)
『トゥルーフ 運命を巡る旅』へのコメント(2024年8月 9日 18:53)
プレイ時間約5時間。
とある王都に住む少年が魔王を倒すまでを描いたオーソドックスな冒険物語です。
しかし真の黒幕は参謀格の魔女ヴェリティス。
彼女の見せる幻術により、何が真実で何が偽りなのか混乱してしまうストーリー、
そして終盤に明かされる衝撃の展開も見所と言えます。
ただ途中のエピソードであれだけ大きな存在感を見せたウォーリック隊長とロインは
結局どうなったのか…という点は消化不良。
全てが彼女の手の内で、2人とも初めからこの世の人では無かったのでしょうか。
ギャグ要素に関してはプリシアの名前弄りくらいで正直印象薄め。
でも過度にシリアスになることもなく、良い意味でユルいパーティの雰囲気作りには貢献してたと思いますw
そしてある意味一番良かったのはバトルの難易度かな。
難しくも易しくもなく、でもちょっと難しいくらいの絶妙なバランス。
序盤は金欠気味なこともあり、特に装備を整えず炎の洞窟のボスに挑んだら返り討ちにされてしまいましたw
音楽も個人的にあまり聴いたことのない曲が多く、その点もプラスに評価。
お手頃なプレイ時間で、なかなか楽しめる作品でした。
『トゥルーフ 運命を巡る旅』へのコメント(2024年8月 9日 13:21)
2点バグ報告です。
フィローの森の北西にある宝箱、中身は万能薬x4ですが(大王イカで確認)
入手時の表示が「目覚まし薬を4つ手に入れた!」となっています。
もう1点は駐屯地周辺のエンカウントに敵パーティの設定されていないパターンがあるようで、
エンカした瞬間に戦闘が終了します。
『だんじょんRPG_天魔の塔』へのコメント(2024年7月30日 21:05)
異世界に飛ばされた3人のJKが、元の世界に戻るために「天魔の塔」を攻略するお話。
レビューでは今のところあまり評価が高くありませんが、
この作品、遊ぶ上での操作性が凄く良いんですよね。非の打ち所がない、完璧と言っていい。
レベルが上がると体力が全回復する仕様も有難いですし、ショートカットに塔からの脱出も容易。
パーティが弱いと思えば訓練所で修行できるし、シンボルエンカウントの敵の動きが緩いので背後を取って先制も楽勝。
アプデで高速戦闘・異次元メダルの店売りも解禁され、さらに遊びやすい作品になりました。
そしてサクラがゲームバランスを壊すレベルで強い。さては前世オルランドゥだなお前。
優先的に強い武器を持たせて状態異常付加のパッシブを付ければ、まさに無敵の無双状態。
ヌルゲーすぎてつまらないという方は控えに落として縛りましょうw
またマップが広すぎるという意見もありますが、これもTabキーを押せば全体マップが見られるので攻略はかなり楽になるかと。
ただこの機能、ゲーム内で説明があれば先行レビューの評価ももう少し上がっていたのでは?
と思うとちょっと勿体ないですね。
塔内は5階ごとに雰囲気が異なるバラエティ豊かな構造で、音楽や戦闘BGMも変わります。
魔法や必殺技を使った際の派手なエフェクトも見所で、かなり手の込んだ作り。
フリゲとしてはどちらも十分5点の出来に値するでしょう。
課題点は既に他の方も指摘されている通り会話で、
台詞回しが冗長すぎて半ばシュールギャグと化している点。
キャラの性格や来歴、ゲーム上の性能など小説なら地の文で説明するような箇所を
全て台詞にしているので、やけに説明的だったりまどろっこしかったり。
例えば「ミオンたちは異世界に飛ばされたので、元の世界に戻るため天魔の塔を登る」という情報は
プレイヤーはOPを見て当然知っている訳ですが、彼女たちはいちいち初対面の相手に同じ説明を繰り返すので、
会話がいたずらに長くなる原因の一つになっています。
長々書きましたがシナリオの地味さと台詞を除けば、上質な作品だと思います。
想定プレイ時間が20時間と長いことでもわかるように、気長に向き合うスタイルが本作には合っていると感じますね。
『弥助はどう生きるか』へのコメント(2024年7月26日 18:42)
フリゲのレビューサイトであるこの夢現のユーザーも含め、
ゲームを趣味とする方なら恐らく知らない人はいないであろう某作品の炎上騒動をネタにしたゲーム。
短編ながらバカゲーとしても面白く、また「畳は正方形」「弥助は常に全身甲冑」など
本家で登場してしまったトンデモ設定を取り入れているのも良い。
そして、オープニングで「布団から上体を起こした弥助」の俯瞰に衝撃。
一見雑な線だけど、この構図相当難しいと思うんですが…?
その他「お辞儀する町人」の手書きアイコンや弥助の甲冑の描き込み等も精緻で、
初心者が短時間で仕上げられるとは思えません。見事です。
ゲームの難易度も低くて遊びやすく、また音楽は今回の騒動を象徴する例の曲と共に、
弥助が軽トラを軽快に走らせる爽やかなスタッフロール。
自分は騒動について一部しか知りませんでしたが、この件について詳しい人ほどニヤリとできるんじゃないでしょうかw
ラストにはまさかのあの人まで登場してるしw
炎上騒動が元ネタではありますが、作者様のフットワークの軽さに敬服です。
即席でこういうゲームができちゃうのがフリゲの良いところ。
『ハルと死神の国』へのコメント(2024年7月25日 19:55)
死神の国にやって来てしまった引きこもりの少年・ハルが現世に戻るため
様々な証拠品を集めてエンマ大王による「判定裁判」での勝利(=蘇生)を目指す物語。
これまで良質なアクションRPGを手掛けてきたRigaldo氏ですが、今回は趣を変えての法廷アドベンチャー。
プレイ時間も1~2時間程度で終わる短編で遊びやすい作品となっています。
将来に希望を持てず、13歳にして既に人生を半分諦めてしまっているハル少年が、
彼の弁護人を務めるヤナギらの励ましで少しずつ立ち直っていく描写が見所の作品。
この年頃の中高生の質問によくある「なぜ学校で勉強しなくてはいけないの?」という問いに
ハルの祖母がちゃんとした答えを用意していたのも好印象でした。
ゲームとしてはメインの「判定裁判」以外に簡単なミニゲームが数種類あります。
ただデスタワービルの上層階はフロアが狭いのに警備霊の数が多く、動きも速いので突破はやや難しいかも。
脚本も5点と言いたいところですが、ハルが死神の国に来た理由が「魂離れ」なる
架空のスピリチュアルな現象のせい、というのがちょっとご都合主義を感じてしまったので4点で。
とはいえ、今回も十分に質の高い作品であると思います。
フリゲや同人ゲーにありがちな誤字脱字の類が全く見当たらなかった点も個人的にポイント高いですねw
『メシでも喰ゐに行こ~ぜ♪』へのコメント(2024年7月23日 13:30)
『じじばば軍団対かかしやろう軍団』に登場した4人のババアがレストランへ食事しに行く話。
プレイ時間約2時間40分でクリア。
しかし作品としての難易度は高く、最初のステージである程度のレベリングは必要。
と言ってレベルを上げれば済むかというとそうでもなく、
後半のステージはボスのHPが異様に高いため、レベルを最大にしてなお苦戦を強いられます。
特にボスが3体出る滝ステージ、4体出る砂漠ステージは屈指の難所と言え、
ムトト氏の作品に慣れた自分がリタイアしかけたほどですw
綾子の奥義「キューショニストアッパー」に即死の追加効果があるため、
確率は低いですがこれに賭けるのが一番妥当な線か。ちなみに道中のザコは水守の奥義が役立ちます。
ですが最終ステージはザコでも普通に3000~4000のダメージを与えてくるので戦闘不能になりやすく、大味になりがち。
もっとも、あの苛烈な『じじばば軍団対かかしやろう軍団』の続編と考えると
このゲームバランスにもどこか納得してしまうのでしたw
『吹飛図書館』へのコメント(2024年7月17日 15:15)
プレイ時間6分。
図書館館長のおっさんが迷惑な来館者や魔き物、その他色々な物を吹き飛ばして成敗していく作品。
どうも衛生面に問題がある図書館のようで、そういう類の敵が出現します。
いや~、しかしくだらない、実にくっっだらないですよこのゲーム!(誉め言葉
お手本のような出オチ型のバカゲーです。そして自分、そんな作品は大好きですw
敵が一画面に128匹とか255匹とかいうとんでもない数出現しますが、
そんな敵たちを必殺の吹飛図書館(ホウキ振り回し)で一掃する爽快感がたまりません。
戦闘のウェイトが速くテンポが良いのも好印象。
遊ぶ上での注意点は最後の敵があの茶色い虫x255なので
人によっては不快感を覚える可能性がある、という点でしょうか。
デフォルメされたムトト氏の絵で大分中和されているとはいえ、苦手な方は要注意です。
『ははとこ』へのコメント(2024年7月17日 15:15)
プレイ時間13分。
人の住めなくなった村を捨てる決意を固めた母親が、子供たちを連れて
新天地を目指すべく過酷な山越えに挑む短編作品。
こちらが親子なら出現する敵(動物)も皆親子で、
倒すのではなく「追い払う」という表現が良いですね。名作『桃太郎伝説』を思い出します。
子を想う母の愛は深くて強い、とばかりに主人公の音華は戦闘でも無類の強さ。
固定8888ダメージを与える怒号はどんな獣も追い払います。
消費MPが888と重いため、MPが減ってきたら子供たちの応援で回復させるのが定石…なのですが
応援による回復量が少なく、逃走不可&音華は操作不可のため、後半は必ずジリ貧になってしまうのが難点。
まあそこは簡単にクリアできたらつまらないだろう、ということで一種の仕様なのでしょう。
音華自身は自動回復もあって強いのですが、子供の音沙・音太どちらかが倒れるとその時点でゲームオーバーになるので注意。
親子愛という王道中の王道とも言えるテーマを描いた作品なだけに、
もう少しこの親子の物語を見てみたかった気はしますねw
『ううしゃ』へのコメント(2024年7月17日 15:14)
プレイ時間50分。
森に棲むうう(狼)が勇者ならぬううしゃとして冒険するお話。全5フロア。
フロア内の宝箱は全てううの好物の肉であり、出現する敵もフロアごとに固定。
良い意味で単調と言いますか、ストーリーもシステムもオーソドックスで分かりやすい内容です。
タイトル画面のううも力強い瞳で、後の作品である『どううくつ』のううよりも出来が良いですw
戦闘も基本的には必殺技を使うだけで楽勝。
ただしエンカウント率は高く、新しいフロアに入った直後は敵が強いため、こまめなセーブは忘れずに。
個人的には音楽に好みの楽曲が多く使われていたので、それだけで5点w
アップテンポのFFぽいイントロな戦闘曲とかたそがれた感じの魔王城とかね。
もし自分がゲームを作ることがあれば使いたいなと思いました。
『幼姫~オサナヒメ~』へのコメント(2024年7月17日 00:01)
幼体化したお姫様が、ダンジョンを冒険するRPG作品。
可愛らしい絵柄が魅力的な作品です。
ヒロインのオサナを始めとするキャラの能力はHP、攻撃力、魔法力の3つのみ。
レベルと防御力の数値が存在せず、敵から受けるダメージは固定のため、HPが間接的に防御力の役目も果たします。
ゲームの目的はダンジョンの地下50階にいる魔王を倒すことですが、
10階ごとに待ち受ける四天王はゲームシステムも相まって曲者揃い。
上記の能力値は青天井でどこまでも伸ばせるので、ボスにどうしても勝てない場合は鍛えるのもアリでしょう。
特に地下41階以降に出現する兵士に薬草を渡すと、
能力上昇や経験値アイテムをたっぷりくれるので育成に利用しない手はありませんw
報告ページではボスフロアでもホーリーサークルが使用できるバグが報告されていますが、
これを利用すると逆にどこまでも降りていくことが可能です。
自分はとあるボスに対し「距離を取りつつ倒す」というアドバイスの意味が分からず、
数ターンで倒せるレベルまで鍛えようとした結果、最終的にオサナを地下220階まで到達させて
実際にラスボスを2ターンで瞬殺する化物にしてしまいましたw
『テキト~ナマオ~』へのコメント(2024年7月15日 18:48)
魔王城に来た勇者一行が城の中を進んでいく作品。
プレイ時間約3時間半、ギガBlast以外レベル42でクリア。
ムトト氏の作品の中では久々に骨のある、難易度高めの作品が来たなという印象です。
魔法陣やクリスタル等の回復ポイントがなく、MPを回復するマジックウォーターを落とす敵が少ないため
MPの運用には序盤特に苦労する点と僧侶ギガBlastのあまりの貧弱さがその理由。
もっとも、逆に戦士らすとぱぁぢは圧倒的な能力で敵を一撃で葬る頼もしさがあり、ある意味釣り合いは取れていますw
(操作不可ですが)
ストーリーは最後に明かされるメンバーの意外な正体と
「適当な生き方」についてキャラに語らせるテーマ性を帯びていた点を評価。
欲を言えば最後に一気に出すのではなく、伏線として少しずつエピソードを小出しにしていくとより物語の厚みが増すと思います。
魔王が気のいいおっちゃんなのも良かったw
難易度高めながらその分やり応えもあり、なんだかんだ楽しめました。
3階の謎解きはノーヒントにもかかわらず、我ながらよく突破できたなと思いますw
『光の石』へのコメント(2024年7月13日 00:52)
15歳の誕生日を迎えた少年・タルピオスが、勇者として魔女を倒しに行く王道RPG。
『Shining Stone's Story』の前日譚にあたる作品ということでプレイさせて頂きました。
共通の城が登場し、主題歌も同じ。『SSS』のプロローグで語られる英雄譚が本作というワケですね。
ストーリーは王道で薄味と言われれば薄味ですが
ラスボスである魔女側の事情も語らせていて、他者による差別や保身、報われない努力など
リアルにも通じるシリアスなテーマに触れているのが良いですね。
視覚ではタルピオスら主要キャラに立ち絵があり、表情差分までついてます。
『SSS』には表情差分は一切無かったので、この点はむしろ『SSS』より上ですねw
闇に閉ざされた世界ということでマップは昼でも暗く、
夜になると音楽もおどろおどろしくなり下手なホラーゲームよりも怖いです…w
操作性は普通。しかし店で売られている武器防具の値段に比して
周辺に出現する敵から得られるゴールドが異様に少なくバランスが悪い。
もっとも作業的な稼ぎタイムを乗り越え装備さえ揃えば、その後はかなり温くなるため
激辛難度というのはこの意図的に設定したバランスの悪さを指しているのかなと思いました。
プレイ時間約8時間(うち2~3時間は氷の神殿で稼ぎ)、Lv23でクリア+死神撃破。
今回も楽しませて頂きました♪
『ワックスかけた教室に入ってみたゾ』へのコメント(2024年7月10日 09:36)
ワックスをかけた教室で遊ぶ悪ガキを操作し、先生の罵声弾幕を1分間避けきるゲーム。
先生たちの出現位置や弾幕は決まっているため、パターンを覚えてしまえば楽。
余計な被弾を防ぐためにも、あまり動かない方が吉か。
ミスは3回までOKですが、ゲーム開始と同時に1ミスするバグがあるため実質2回まで。
バグが解消されればもう少し遊びやすいゲームになるかなと思います。
追記
……とか言ってたら速攻でアプデされたので評価を上方修正w
バグが解消され、お助けアイテムが分かりやすく表示されるようになったので
1分といえどなかなか味のあるゲームに仕上がっています。
ちょっとした息抜きにオススメです。
『からあげ1.77 ~あみゃのがゎ~』へのコメント(2024年7月 8日 22:12)
プレイ時間約16分。
オープニングで天の川王国の危機を救った達義(猫)のからあげが、天の川を通って帰るお話。
先へ進むとふたつの道があり、ひとつは正解、もうひとつはブラックホールに呑まれてゲームオーバー。
ということでひたすら正解の道を進んでいくゲームです。
ムトト氏は運ゲーと仰っていますが、正解・不正解の道はあらかじめ決まっているので
セーブしてトライアンドエラーで進む形の作品と言えそう。
自分としては『からあげ1.1』の方がよっぽど運ゲーでしたw
天の川が舞台ということで、キラキラ輝く星々をバックにしたステージは
幻想的な雰囲気を醸し出していてとても良きです。
本来なら昨日の七夕の日に公開したかったとのことですが、それでも僅か2日で
パパッと遊べる水準のゲームを作るムトト氏の手際の良さには感服しますね…w
『からあげ1.1 ~こぅぢぅうがんけく~』へのコメント(2024年7月 8日 22:10)
プレイ時間約13分。
工場見学に行ったところ、うっかりレーンに侵入してしまった
達義(猫)のからあげがロボットから逃げる話。
からあげをエサで釣ろうと追ってくるのは2種類のロボット。
青の作業ロボはまずいエサを持ってくることが多いためHPが下がりやすく
赤の鳥型警備ロボはうまいエサを持ってくることが多いためHPが上がりやすい、という特徴があります。
だから攻略としては青ロボは避けて赤ロボはむしろ積極的に接触するのがベター…なのですが
どちらもスピードが異様に速く、赤ロボはともかく青ロボが集団で出てくると避けるのが困難。
青ロボと接触してもHPが必ず下がるとは限りませんが、全10ステージあってHP持ち越し、
途中セーブ不可という仕様がこのゲームを運ゲーたらしめています。
工場のレーンに侵入したはずなのに、雪原のような白一色のステージで
ひたすら右から左へ移動するだけという仕様も謎です。音楽は良かったですが。
ストーリー部分はエンディングのみ。
茶色いモノがついたトイレットペーパーで顔を拭いた工場長には笑いましたw
『奇跡は魔王の所業』へのコメント(2024年7月 6日 06:56)
王国領の自治区に暮らす魔剣士アンリエットが、
独立を守るため、それを認めない王国軍と戦うRPG…でいいのかな。プレイ時間約25分。
戦闘は全てイベント戦闘で成長要素もないため、RPGと言うよりはあらすじをなぞっているだけの印象。
その割にアンリエットと相棒アンジェリックや魔王との関係、また自治区「ラ・リゾン」と王国との関係など
全体的に説明不足な点が多く、勇者一行と魔王との関係もイマイチ分かりませんでした。
(ちなみに2周しました)
また百合描写の他にアンリエットが巨乳をさらして裸でうろつくシーンや
欲情した騎士たちの性的な台詞も多く、少なくともR-15相当が妥当かなと。
音楽も戦闘以外は全て無音というのも寂しい。
評価できる点としては、汎用グラ中心ながら表情差分が用意されていること、
また大半の登場人物に名前が設定されているのも芸が細かくて良いと思いました。
2vs7のラストバトルもなかなか歯応えのある難易度で良かったです。
『Shining Stone's Story』へのコメント(2024年7月 4日 00:28)
いえいえ、こちらこそ重箱の隅をつつくような指摘で申し訳ないです。
なるほど……自分はエレクトラを仲間にした後
そのままサークレットの遺跡を攻略したので気付きませんでしたw
アルム王国ではスタット、セコント、フローリとダンジョン攻略の度に
直前まで拠点にしていた町や村が滅ぼされてしまう展開に少しげんなりしていたので
あのテントバグに癒された部分はありますね…w
『Shining Stone's Story』へのコメント(2024年7月 3日 23:39)
返信ありがとうございます。では少し長くなりますが…。
・ワーウルフとの戦闘時、ワーウルフが大きく息を吸い込んだ時のログテキストが
「ワーウルフ(×大きく息を吸い込む)は大きく息を吸い込んだ」
・エタフ王との会話でクラトスの台詞
「俺たちにも強力(協力)させてもらえないでしょうか?」
・ガイストン戦後、タレイアがのびてるシーンでフィーディスの台詞
「う~~ん・・・ま、色々(あ)るんじゃないかしら」
・マグナティアへ向かう際のエタフ王の台詞
「気を付けて言って(行って)参れ」
・ラキュートの神殿へ向かう際のクラトスの台詞
「父さん・・・俺、絶対に追いつ(い)てみせるから・・・」
・イプシロンのクラトス父に対しての台詞
「これこそ(×れ)・・・人知を超えた力。」
・リンクス戦後、クラトスに対してフィーディスの台詞
「はあ?迷わないんじゃなかったわけ? いきなり(何)言ってるのよ???」
・フィーディスの家にマライアが来た時の台詞
「マライア!? どうした(て)あんたがこんなところに来んのよ!?」
・最終決戦時のイプシロンとの会話でクラトスの台詞
「苦楽を共にした仲間たちとなら・・・ どんなことだって乗り越えらえ(れ)る。」
こんなところですね。
あと、テントに入るとセコントの村が荒廃前に戻る仕様もバグでしょうか?
在りし日のセコントの村、あるいはエレクトラの見た幻想という解釈もできるので
個人的には残しても良いと思いましたw
『Shining Stone's Story』へのコメント(2024年7月 3日 21:26)
『Shining Stone's Story』クリア・レビュー投稿させて頂きました。
個人的に気になったバグを書いておきます。
・聖女の森でリンクスと会った際、フィーディスが初めて会ったかのようなリアクションをする
(これ以前に行商人のテントで邂逅済では?)
・ボス戦後、タヌリーナに対して「記録しない」を選択すると本当に記録しなくていいのか何度も聞き返してくるので、
4回目で根負けして「記録する」を選択したが、その後タヌリーナは「しょんぼりタヌ…」と言ってセーブしてくれない
・疾風のギャレド戦で、戦闘開始時にギャレドの名前が「アルム兵」になっている
あとは目についた誤字脱字が9ヶ所ありましたが、これも報告しておいた方が良いですかね?
(自分がテキストを一言一句読みながらプレイする派なもので…)
また荒廃後のセコントの村で北のテントに入って出ると村が荒廃前に戻っていますが、
村人のエレクトラへの台詞が用意されているのでこれは仕様っぽいですね。
『Shining Stone's Story』へのコメント(2024年7月 3日 21:25)
伝説の秘宝『光の石』をめぐる剣士クラトスと仲間たちの冒険を描いた中編RPG。
プレイ時間約11時間、クラトスのLv35でクリアです。
自分のプレイではタレイアもタヌリーナも能力値に疑問で、先に加入した4人が最後までスタメン張ってましたw
SFC時代のDQ、FF、初期テイルズといった古き良き時代の名作を思わせる、レトロで王道なストーリーと世界観が見所の作品。
宿敵の正体が行方不明になっていた父親だったり、
「ククク…奴は我が四天王の中でも最弱…」というベタな展開や台詞があるのも魅力ですw
難易度が全体的に低めで、遊びやすいのも良いですね。
ダンジョンで先に進むためロープが必要な場面で、直前の宝箱にロープが入っているような配慮も良い。
音楽や主題歌、声優さんの演技もこれまた良く、通りすがり犬さんの作品は音楽・音声のレベルが高いと改めて実感。
独創性に関してもタヌリーナが加入したり、敵だったファントム四天王がクラトスたちに力を貸す展開がベタだけど熱く、
傷心のフィーディスの背中を押したのがマライアの婆さんという意外性も良かったですw
一方疑問に思った点としては2点、魔物図鑑への登録が
事前に専用のアイテムを購入→戦闘中に使用、というめんどくさい手順を踏む必要があることと
光の石やワンシーンだけ出てきて即退場するようなモブまで名称変更できてしまうことに何の意味があるのかな、と思った点。
光の石の名前を変更できちゃったらタイトル詐欺になるような…(漢字入力できないですし
誤字脱字などのテキストミスも若干目立ちました。
とはいえ魔物図鑑も名前変更も気にしない人は気にしないでしょうし、
全体としては良い感じの作品であると思います。
楽しませて頂きました、ありがとうございました!
『フォーチュンコネクト』へのコメント(2024年6月28日 09:17)
タロット占いと四川省を組み合わせたパズルゲーム。
最後に残った2枚の絵柄で運勢を占う、という発想が面白いです。
難易度は3段階あり、高いレベルほど使用されるカードの種類が多くなり、低いとその逆。
そういう意味での「精度」なのでしょう。
ちょっと物悲しい音楽も雰囲気に合っていてとても良いです。
タロットといえば、大抵の人は大アルカナの方をイメージするかと思いますが
このゲームで主に使われているのは小アルカナの方(太陽、月など一部大アルカナのカードもあります)。
紛らわしい絵柄も多く、馴染みのない方も多いと思うので
カードについて簡単でも解説のようなものがあると良かったかも。
『じじばば軍団対かかしやろう軍団』へのコメント(2024年6月26日 01:35)
農民のジジババたちとかかしやろうたちとの間で繰り広げられる、阿鼻叫喚の死闘を描いた作品。約7時間でクリアです。
『波動気砲』や『ねこのねっこに賭けた想い』など、ムトト氏の作品はクリアにリアルラックを求めるものがありますが
能力が同じ40人のジジババ軍団と40体のかかしやろう軍団が全自動で戦う本作は、その最たるものと言えます。
自動戦闘なので操作も戦略もあったものではなく、プレイヤーができるのはどの順番で撃破するか、という程度。もはや狂気の域。
クリアに約7時間と書きましたが、本作は敗北=ゲームオーバーなので敗北は記録に残らないんですよね。
ってことで自分がリセット無しのガチ記録を取った所、220勝164敗で勝率.572でした。
1戦に大体2分かかるので、実際のプレイ時間は+328分でおよそ12時間半といったところでしょうか。
でもまあ勝率5割以上で終えられたのは良かったですw
出オチ感のある「確信犯的クソゲー」の本作に対し、自動戦闘を採用しているソシャゲ等は
成長要素、ハクスラ要素、CV付きのイケメンや美少女といったキャラゲー要素を前面に押し出しており
成程そうした点をアピールポイントにして売り出すのか…と、本作を通じて勉強させて頂きましたw
画面を完全に埋め尽くすかかしやろうのインパクトが強烈なので視覚に5点。独創性ももちろん5点w
一方ストーリー性は皆無、操作性は論じる以前の問題なので共に1点。総評は悩みましたが2点で。
ジジババの勝利台詞が40人それぞれ個別に用意されている芸の細かさはあるものの、
敗北するとただの時間の無駄にしかならないのは厳しい。
スマホを弄るなど、PCの前で別の作業をしたい時には便利ですが。
もっとも、自分もそういうゲームだと理解した上でプレイしたので、
こうして評価すること自体ナンセンスだなと思ったりしましたw
……しかし今更ですがかかしやろうって何者なんでしょうか。
付喪神の一種?
『ジバ』へのコメント(2024年6月26日 01:34)
プレイ時間25分、ジジイとババアが魔王を懲らしめに行く話。
良くも悪くも尖った要素がなく、内容は至って普通で無難な作りと言えます。
ただ、3面ザコの「ばんけん」(番犬)が非常に強い。体感としてはラスボス以上の強さですw
このゲームは装備もマップ内の宝箱から拾っていくのですが、スタート直後でまだ装備が揃っていない時に出ると
圧倒的な攻撃力とスピード、3匹で出現する手数の多さで全滅安定。
逃げることもまず不可能なので、たまたま攻撃をかわす、会心の一撃が出るなどの
リアルラックに恵まれないと突破は難しいでしょう。
ジジババのどちらかだけでも装備が揃えばただのザコになりますが。
そういう難しさもあるものの、全体としてはやはり無難でクセの少ない作品。
かかしやろう、ぎぎ(猫)、うう(狼)といったムトト氏の作品の常連キャラも敵として登場するため、
氏のゲームを初めて遊ぶという方にオススメできる作品と言えそうです。
『天空の小さな龍騎士』へのコメント(2024年6月22日 14:44)
記憶喪失になった龍騎士の少…青年ゼルが
相棒のドラゴン・レリックと共に自身の記憶を辿っていくアクションRPG。
難易度ノーマルクリア、プレイ時間約15時間弱です。
ストーリーは推理小説で言う倒叙の形式を取っており、
ゲーム開始時点で本筋は結末直前の部分から始まります。
そこからゼルの失っていた記憶を追体験することで
人間と魔族の対立や、そのどちらにも属さず常に中立であるべき龍騎士としての振る舞い、
ゼルの人間関係など、世界観や真相が少しずつ明らかとなっていく構成。
プレイング次第では一度倒したボスと再度戦い、
いわゆる「歴史の書き換え」を行う必要があるのもSFチックでニヤニヤしますw
その物語はまさしく本の如く「章」と「話」に細分化され、
プレイを中断する際も、キリの良いところで終えられるのも見所のひとつ。
視覚や音楽はMZのデフォ素材が中心ですが
ステージがバラエティに富んでおり、印象深い使い方をされているのも好印象。
例えば天空城(現実)のTheme4とか。自分の好きな曲なのもありますがw
魔族の村がまさかの和風テイストなのも意外性があって良かったです。
アクション自体はツクール製アクションRPGの範疇ではあるものの、
この手のゲームが苦手な方でも楽しめるように……というサポートが充実している点は特に評価したい。
5段階ある難易度が装備品扱いで気軽に変更できる点もそうですし、
ボスに倒されてもペナルティ無し、エナジー持ち越しでいつでも現実へ戻れるのも良い。
プレイヤー自身のテクニックは勿論大事ですが、エナジーを貯めてレベルを上げたり
アイテムを買う、装備を整えるなど、態勢を立て直す手段が豊富に用意されているのは魅力です。
先に書いた「キリの良いところで終えられる」とは若干矛盾しますが、先が気になる展開で
魅力的なキャラも多く、サブイベントも豊富で思わず時間を忘れて楽しんでしまう中毒性がありましたw
名作と呼んで差し支えない一作、良い作品を遊ばせて頂きましたことに感謝です。
『ブレイブズジャーニーMZ』へのコメント(2024年6月15日 19:57)
プレイ時間約30分。
トレントを倒して女神像からエメラルドを入手したところでゲーム的には一区切り、という感じでしょうか?
内容は至って普通のファンタジーRPG。
ギルド周りのシステムにバグが多すぎてまるで機能していませんでしたが、
ギルドを無視すればそれなりに遊べる、といったところ。
シンボルエンカウントの敵が弱いのでサクサク進めるのは良いですね。
ラスボスと思われる魔王が一切登場せず、「続く」というメッセージもありましたので
今後の続編に期待です。
『TWOガク路』へのコメント(2024年6月13日 20:29)
ギガルトの通学を描いた短編作品。約10分でクリアです。
通学路が大変な中でも通学したい人の気持ちを……とムトト氏が書いているので
何か彼に通学に命を懸けるような理由でもあるのかな、と思いきや
特にそのような描写がなかった点は少し残念。
おにぎりやお茶で体力回復ができますが、敵のドロップ頼みなので
自分のプレイではあまりおにぎりが拾えず苦戦しました。
お金を使う機会がなく、全く無用の長物なのでどこかにショップがあると良かったかも。
敵ごとに戦闘BGMが変わる仕様は面白かったですw
『のんぶんはいたつ』へのコメント(2024年6月 2日 10:37)
なるほど、「ヅシャンフォド」→「13ほど」という意味でしたかw
ありがとうございます!
『のんぶんはいたつ』へのコメント(2024年6月 1日 15:25)
プレイ時間約10分でクリア、エンディングは3/4見ました。
新聞配達をするのんが~(猫)が密猟者の妨害を避けつつ新聞を配るお話。
グッドエンド1つとバッドエンド3つがあるようで、グッドエンドの条件は
・様々なアイコンのマスを全て踏む
・所持金を100音以上にする
の2つを満たすこと、この条件が満たせないとバッドエンドになるようです。
プレイ時間10分と書きましたが、うち5分はグッドエンド後のストーリー部分で消費w
敵である密猟者は弱いので、エンカウントしたら積極的に倒した方が良いでしょう。
(配達件数が87軒のため、13回以上倒さないとグッドエンドにならないというのもある)
視覚2点はいつもの絵柄…ではなく、バッドエンドの1つで
のんが~が喋っている言葉の意味がすぐに理解できなかったのが理由。
「デュシャンフォード(お菓子?)値上がりしてて買えなかった」って意味で良いのかな?
『ゴミ箱のジェイニー』へのコメント(2024年5月28日 13:55)
ちょうど今日の天気が雨ということもあってプレイしてみました。
タイトルに示されている通り、元は2016年公開の作品でX(twitter)で検索すると実況プレイ動画など色々引っかかったり。
壺が割れる、椅子が倒れるなど、少女を脅かす様々なポルターガイスト現象が本作の見どころ。
画面いっぱいにバン!と恐怖画像が出てくるような演出はないのでそこは安心して良いかも。
アイコン上ですが少女が目をこすったり、燭台が飛んできて腰を抜かしたり、
鏡の前に立つとちゃんと自身の姿が写ったり、そういう細かい描写が好きですね。
クライマックスでは怪異との追いかけっこがあり、捕まると問答無用でゲームオーバーになりますが
追いかけっこをすぐにやり直せるのも良かったです。
途中でオチは読めたけど、やっぱり物は大事にしたいなと考えさせられる良いお話でした。
『からあげ1 ~さばくのめろっぎぃ~』へのコメント(2024年5月24日 19:42)
プレイ時間約45分でクリア。
ムトト氏が今月(24年5月)15日に構想を考え、3日で完成させたということで
過去作『ミサイルが飛んでくる迷路』『はならび』に続く迷路脱出ゲームですね。
内容としては『はならび』の焼き増しのような感じであまり面白くないかな、と思っていたら
最後のフロアがまさかのギミック有り。初見ではまんまと引っ掛かってバッドエンドでしたw
ちなみに今作は『はならび』ほどフロア数は多くなく、入口が左下、出口が右上で固定。
ギミックのある最後のフロアは敵が出現しない配慮も良かったです。
からあげのキャラも可愛い。
ただギミックを全て踏んで正解ルートに行ったかと思えば
いきなりラスボス(悪霊)の顔グラ、あの顔は怖いので突然出てくるとビビりますね…w
『主人公があまり役に立たないRPG』へのコメント(2024年5月24日 07:43)
プレイ時間約25分でクリア。
ヒロインや女の子が悪魔とかゴツい鎧だったりして、そういうタイプのバカゲーかと思いきや
割と真面目にヒロインとの純愛と悲恋の要素を描いてて驚きました。
主に見た目のせいで半分くらい頭に入らなかったですがw
評価としてはほぼ下のムトト氏と同意見ですね。
視覚、音楽、操作性はツクールMZの仕様そのままですが、音楽は最後に歌付きのエンディングが流れた点を評価。
一方操作性では当たったら即死の豚が理不尽なのとエンカウント率がやや高い点が難点かな。
独創性では登場人物一人一人にタレントみたいな名前がある点が面白かったですw
ちなみに2人で宿屋に入ると初代ドラクエリスペクトな台詞が。
まあこの程度なら性的でもなんでもないですね。2人で枕投げしてたのかもしれないですし(6ネタ
『ビル解体パズル』へのコメント(2024年5月21日 19:28)
同じ絵柄のブロックを2枚ずつ消してビルを解体していくゲーム。
ブロックは隣り合わせになった場合、もしくは直線3本以内で結べた場合も消すことができます。
四川省というゲームが元になっているそうですが、窓ブロックの存在により
難易度が下がって遊びやすい作品になっていると思います。
また下のブロックを消すと当然上にあるブロックが落ちてくるのですが、
落ちてくるまでに数秒の間があり、その間に一時的に発生した空白地帯を利用して
周囲のブロックを次々消していくコンボを繋げていくのが楽しい。
最も難易度の低い7階建では、最初の1回を除いた全ブロックをコンボで消すパーフェクトも簡単です。
ビル解体という無骨で物々しいイメージからすれば、場違いなほど軽快で明るい音楽も印象的。
慣れれば普通レベルの9階建を1分でクリアできたりして、ちょっとした時間つぶしにもピッタリの作品です。
『The Last dance Ballerina』へのコメント(2024年5月18日 09:58)
可愛いバレリーナになって、丸鋸飛び交う舞台を華麗に踊るアクションゲーム。
ゲームとしてはハイスコアを目指すだけの作品ではあるものの、何よりも踊るバレリーナちゃんが可愛いですし
いずれかがランダムで流れるクラシックの名曲3曲も聞き心地が良いです。
(流れるのは『華麗なる大円舞曲』『くるみ割り人形・金平糖の踊り』『ハンガリー舞曲 第5番』の3曲)
グラン・ジュテ(ジャンプ)の少しもっさりとした動きもそれはそれでファミコンらしく、
スコアを伸ばそうと欲張ってピルエットを続けると、タイミングを逃して丸鋸の餌食になってしまったり。
要するに中毒性が高いんですよねw そしてそんなゲームは、まず間違いなく良い作品。
自分は1度だけ2分で12万点くらい行ったことがありますが、それは序盤に運良く丸鋸が床面を通らず
ピルエットを中断せずに済んだことも大きかったのかなと思います。
ちなみに夢現にある本作は表現規制ver.と銘打たれている通り、バレリーナちゃんの死に方がマイルド。
作者様のサイトに置いてある本来のバージョンはバレリーナちゃんがバラバラになるので
自分としてはこの表現規制ver.の方を推したいですねw
まったくの余談ながら、踊る少女と丸鋸の連想でアンデルセンの童話『赤い靴』を思い出したのでした。
(同作のヒロインも踊り続ける赤い靴の呪いを解くため、両足首を切断してもらう)
『じじぃとばばぁのあいのみち ~そして そうこは へいわに なった~』へのコメント(2024年5月18日 08:03)
とある老夫婦が倉庫の様子を見に行く話。1マップの5分程度で終わる超短編です。
今回も超短編のため、評価するほど良い点も悪い点もないのが正直なところですが
アイテム「まるよけ」「いも」がどちらも入手しやすく、遊びやすいってことで操作性を評価。
まるよけ一発でまるを一網打尽にできるのは爽快ですw
最初、タイトルからこの作品は老夫婦の夫婦愛を描いているのかと思いましたが
実際に描いていたのは動物愛護の方の愛だったという…。
でも動物好きのムトト氏らしい内容でそれも良いなと思いました。
『廃憶のレヴァリエ』へのコメント(2024年5月16日 10:32)
生と死の間「プルガトリウム」に流れ着いた少女・リベラの視点から、
3人の少女たちが自分たちの死を見つめ直す物語。
可憐な乙女たちとあまりにも落差の大きい凄惨な死の描写はトラウマ級と言ってもよく、
ドットとはいえ平気でR-18レベルの表現が出てきます(エログロ両方の意味で)。
モブも平気で生首になったりギロチンで処刑される描写があり、苦手な方は要注意。
これでは悪趣味、セカンドレ○プではないか、との先行レビューの批判もごもっとも。
しかしプルガトリウムの意味を調べると、この残酷な試練も俄然説得力を持つんですよね。
意味を知ると本作の見え方がまた違ってくると思います。
幻想的な世界を演出する視覚・音楽はもちろん脚本・総評も個人的には5点レベルですが
描写のエグさから人を選ぶ内容であることは間違いないのでこの評価。
ですがそれ故に、印象に残る作品であることもまた事実である……そう実感する作品です。
欲を言えばリベラの決断後など、もう少しボイスが欲しかったかもw
『記憶と記録』へのコメント(2024年5月16日 07:04)
とあるプロ野球チームのストッパーの物語。
下でムトト氏が高評価を付けていたことと、自分が野球好きなのでプレイしてみましたが…。
どの球種を投げても同じように打たれて終わるのですが、
もしかしてバッドエンドしかない仕様だったりするのでしょうか。
相性の悪い強打者にはどう足掻こうが無駄、という無力感を描くのは結構ですが、
結局どれを選んでも同じ結末ならゲームである意味がないのでは。
自分にとってはちょっと残念な作品でした。
『気砲に賭けた想い』へのコメント(2024年5月12日 01:01)
プレイ時間約10分。
タイトル通り気砲に人生を賭けたじじいの話です。ラストはちょっといい話。
超短編であまり書くこともないのですが、
ちょっとドラクエに寄せたような戦闘曲が味わいがあってクセになりますw
この曲は初めて聴きましたが、機会があれば他でも聴いてみたいですね。
操作性はとりあえず気砲ぶっ放しとけばOKという単純な分かりやすさを評価。
ただし気砲力を回復する大根がボスドロのみのため、チャージによる回復もそれなりに重要です。
ムトト氏の作品の中ではクリアしやすくて良い作品ではないでしょうか。
ちょっとした息抜きにオススメ。
『白雪姫のUmbrella』へのコメント(2024年5月11日 00:01)
『クロックルーラー』リリース一周年記念として出された、セラフィータが主役のスピンオフ作品。作中でも一年が経過した設定です。
セラフィータがガッツリ原作の核心部分を解説していることもあり、未プレイの方はまず原作を先にプレイされることをオススメします。
そんな本作、今回も視覚と音楽は素晴らしいですね…。
手に汗握る艦隊戦の描写に、戦闘エフェクトもスピーディーで派手な描写が多くて楽しい。
テンポの速さ故に、気付いたら誰か倒れてたってケースもままありますがそこはご愛嬌w
音楽も特にフォルトゥーナ号の艦内BGMが壮大なスペースオペラって感じで好きです。
主要キャラのCVも違和感なく、バトルの盛り上がりに一役買っていますね。
ストーリーもなかなか興味深かったです。時空改変は是か非か…。
正直クロノハッカーズ側の主張も一理あると思ったし、だからラストでのマオのあの行動も分からなくはない、というか。
かの名作『クロノトリガー』は時空改変を是とする話ですしね。
まああちらは文明崩壊の原因が人間ではなく宇宙から来た災厄、という違いはありますが…。
ただ不時着した星に偶然仲間の拠点があったり、絶体絶命のピンチで間一髪救援が間に合ったりするなど
そういうご都合主義な点は少し目についたかな。
またシステムの面で、ちょっと不親切だなと思った点としては
作中最重要レベルのコマンドであるにもかかわらず、アイテム生成に関する説明がどこにも無いこと(何ならこのページにも)。
原作になかったシステムというのもあり、最初はヘリオートの森の雑魚戦で毒を受けるたびにいちいちクリスタルに戻ってましたw
もしアプデがあるなら、クルージュかナタリーに説明させるのがベターかなと思います。
六災が全員健在でいかにも続きがありそうなラストでしたし、個人的にはエルザリアちゃんが推しなので
もし続編があれば六災メンバーがPTに入っての共闘なんかも見てみたいですねw
(せっかく復活したのにまた消滅させられる、なんてオチでなくてホッとしました)
総評としては、スピンオフの続編として十分楽しめた作品でした。ありがとうございました♪
……ちなみにED後に物語がまた最初から始まりましたが、あれは強くてニューゲーム的なものということで良いのかな?
プレイ時間約35分でクリア。
作品紹介通り、四人の役人が近所迷惑なうう(狼)を注意しに行く話。
ストーリーはいわゆる投げっぱなしオチ。個人的にはあまり好きじゃないです。
視覚、音楽はデフォルトのため普通。操作性ではアイテムが存在しません。
そのため回復呪文のあるHPはまだしも、MPは防御を続けてチビチビと回復させるしかないのがちょっと面倒。
さらに高エンカ率で逃走不可ですが、これはムトト氏の作品にはよくあるので省略しますw
ゲームバランス自体はしっかりしており、出現するううは見た目は同じでも、かなり細かく強さが分けられている模様。
手前に出現する弱いううを倒してレベルを上げ、奥に出現する強いううと戦う…という
オーソドックスな戦法が通用するので、RPGを遊んだ充足感はありましたw
戦闘では握雄一の攻撃に一定確率で即死の追加効果があるのも便利で、
4人で通常攻撃するだけでクリアまで行けるのも助かります。
後は戦闘開始時も倒れる時も「うう~!!!」「ぅう~!!!」と鳴くううが可愛い。
グラが凛々しい感じのする狼だからでしょうかw