コメント数は8回です
『SOLAR MEMORY』へのコメント(2017年8月27日 00:16)
『サマー・ロビン・ガール』へのコメント(2017年8月19日 15:00)
「心を揺さぶる青春ミステリ」という謳い文句に偽りなしの短編ノベル。
感情的でやや短絡的行動をとりがちな、でもだからこそ純真で真っ直ぐな主人公。
いつも笑顔、まるで子供のように天真爛漫なヒロイン。
そして主人公やヒロインとはやや対照的な性格の友人たち。
本作品の「謎」が解き明かされていくにつれ、
また登場人物各々の、内に秘めた想いが吐露されていくにつれ、
何度心を揺さぶられる体験をしたことでしょうか。
語り過ぎず、語らなさ過ぎずの文章量、
また文章表現の巧みさに、ただただ脱帽です。
本作品の読後には様々な想いを抱くことになると思います。
是非多くの方にお読みいただき、この読後感を味わっていただきたいです。
『ココロの心~ふたりの心~』へのコメント(2017年3月28日 22:20)
優しくて、温かくて、そして切ない、物語性の強いRPGです。
まず、このゲームの世界観に引き込まれましたが、
それに一役買っているのが演出面だと思います。
マップデザインやBGMは勿論のこと、
ステータス画面など細部に至る箇所まで非常に丁寧に作りこまれており、
作者様のこだわりを感じます。
また、シナリオも素晴らしかったです。
二人の性格や趣味嗜好、関係性が徐々に明らかになるにつれ、
「二人のことをもっと知りたいな」と思い始める矢先に
起承転結の転がくるように構成されていることもあり、
思わずエンディングまで一気にプレイしてしまいました。
更に、単に「敵の弱点属性攻撃を連打していればOK」とはいかない
「感情」を武器に戦う戦闘システムも、本作品の特徴です。
最初は戦闘システムを理解しきれず戸惑うかもしれませんが、
ヘルプを参照しつつ、ザコ敵相手にいくつかのパターンを試しながら進めれば、
比較的早く順応できると思います。
プレイ時にまず目にするタイトル画面。
そこに描かれているのは、美しくも悲しげな二人の少女。
この二人を見て、もし何か琴線に触れるものがあるのならば、
是非プレイしてみてはいかがでしょうか。
『木精リトの魔王討伐記+』へのコメント(2016年11月 3日 22:29)
要約すると、本作品にすっかりはまってしまいました。
雑多ではありますが、感想を書かせていただきます。
王道長編RPGならではの次のような飽き要因により、
途中でプレイをやめてしまった経験はないでしょうか。
・王道ゆえに序盤でストーリー展開が読めてしまう
・基本的に「ストーリー進行→レベル上げ→ダンジョンボス攻略」
の繰り返しが続くだけである
本作品も決して上記飽き要因の例外ではありません。
しかしそれでも、最後まで全く飽きずにプレイできました。
というのも、あの手この手をつかって「徹底的にプレイヤーを楽しませる」
非常に丁寧な作品作りがなされているからです。
例えば、SRPGの戦略性を大きく広げる「秘石」システム。
例えば、ストレス・物足りなさのいずれも感じさせない絶妙な戦闘難易度。
例えば、ダンジョンごとに異なるギミックや、ボスごとに異なる行動パターン。
例えば、次々と畳みかけるように展開される王道的ストーリーの数々。
などなど、数え上げればきりがありません。
振り返ってみると、
「このギミック/シナリオ展開をこのタイミングで仕掛けたらプレイヤーが驚くだろう」
という作者様の思惑に、面白いほどはまっていたように感じます。
またキャラ同士の楽しい掛け合いも本作品の魅力の一つですね。
ただ、もう少しギャグ的掛け合い少なめ・シリアス的掛け合い多めの方が
メリハリがしっかりとして個人的には良かったかなとも思いました。
(サブダンジョン限定キャラの方がよっぽど主人公していた気がします…)
引き続き、「木精リトの諸国漫遊記」もプレイさせていただきます。
夢中になれる時間をいただき、本当にありがとうございました。
『箱庭のうた』へのコメント(2016年9月10日 09:20)
作りこまれた世界観が、
圧倒的な文章量と高クオリティのCG・BGMにより、
徹底的に表現されたノベルゲーム。
登場するどのキャラクターも魅力的で、
特に気心の知れた仲間とテンポの良い掛け合いが展開される
日常パートに対して高評価の方が多くいらっしゃるのには納得です。
個人的には、『敵』に対するそれぞれの考えと葛藤を描いた
第3章が好きだったりします。まさかクリスさんが
一番のお気に入りキャラになるとは思ってもみませんでした。
蛇足になりますが、
一気読みすると結末に唐突な印象を受けるかもしれませんので、
随所にちりばめられた伏線を基に、結末を予想しながら
じっくり読み進めることをおススメします。
長編作品が苦でない方、是非プレイしてみてください。
後悔はさせません。
『君が綴る物語』へのコメント(2016年8月28日 17:52)
このゲームをクリアした時、プレイヤーは
“ほんの少しだけ、優しい気持ちになれる”
そんな短編RPGです。
主人公は物書きの魔術師。
物書きのネタ作りのため訪れた小さな町で、
人々との交流を軸にしたストーリーが展開されていきます。
マップデザインやキャラデザインがとても良く、
ゲームの世界観によく合っています。
「フリーゲーム初心者」
「戦闘よりもシナリオ重視で」
「ほっこりするような物語が好き」
といった方々はプレイしてみではいかがでしょうか。
充分に楽しめると思います。
ただし、資金調達にやや作業感が出てしまうところは
本作品の改善点といえるかもしれません。
『世界を救う四つの小箱』へのコメント(2016年8月14日 11:47)
このゲームを端的に表すならば、
「RPG要素のあるおみくじ」といったところでしょうか。
基本的なゲームの流れは、次の通り、非常にシンプルです。
1) アイテムを入手
2) 竜魔王に挑戦
3) 負けたら蘇生してもらい、1) へ
しかし挑戦回数が増えるにつれてキャラのコメントが変化していくなど、
単調にならないよう配慮されています。
アイテムの説明や、「何でそのアイテムで回復するんだ!」といった
コメディ要素も豊富で、手軽にプレイできると思います。
ちなみに私の場合、1回目のプレイでは4度目の挑戦でクリア、
2回目のプレイでは13度目の挑戦でクリアでした。
『ナイトオブシンデレラ-シンデレラと魔女の章-』へのコメント(2016年8月14日 00:44)
楽しくプレイさせていただいています。
True Endまで攻略しての感想です。
まずは一言… とにかくストーリーが良かった!
ストーリーを進めたい一心で、攻略に多少詰まっても挫折せずプレイできました。
良くまとまった各サブストーリーの存在がメインストーリーを引き立てている点、
ヒロインの性格・言動がストーリーに深みを与えている点、
などが評価できると思います。
(ネタバレになるため詳しくは書けませんが、シンデレラの世界観なのに敵キャラが
ロボットなことに戸惑ったのもいい思い出です。)
以下、個人的な改善案になります。多少なりともご参考になりましたら幸いです。
ストーリー重視のゲームとしては、(特に徒歩で移動しなくてはならない前半パートでは)
ワールドマップの移動にやや時間を割く印象です。ワールドマップ中でのエンカウントを減らす、
ワールドマップの規模を小さくするとよいかもしれません。
「ボーイ・ミーツ・ガール」の物語であると同時に「家族の絆」を描いた物語。
文章に無駄がないため読みやすく、また伏線の張り方も上手です。
物語の核心となるシーンがあまりに多いため、
その内容について多くを語ることができませんが、
好きなシーンを敢えて述べるならば「子を想う親は強し」。
祖父と母のやり取りも素敵でした。
ストーリーを読了された方には、是非OPムービーを再度ご覧いただきたいです。
初見時には気づき得なかった驚きと感動が、OPムービーに詰まっています。