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『リバース・ゲーム -Finale-』へのコメント(2023年11月29日 01:15)
『リバース・ゲーム -Finale-』へのコメント(2023年11月29日 00:10)
『リバース・ゲーム』『世界でいちばん幸せでした』(と短編の『ファントム・リム』『レイナ・リベンジ!』と関連作品の『君の世界は鳥籠の中』)を統括するシリーズ完結編として相応しい、非常に素晴らしい作品でした。
一番最初の『リバース・ゲーム』からこれまでシリーズを追ってきて本当によかったと思います。
過去作から遊んでみようかな、と考えてる人向けにネタバレなしでシリーズ全体について一番のお勧め箇所を挙げるなら、トゥルーエンドの読了後の心地よさと、隠しエンドの恐ろしさかなと思います。あと過去作『リバース・ゲーム』の作品ページに書いてある通り、基本的に登場人物はみんな善人であることもポイントが高いです。
本作について良かった点を挙げるなら、やはりファンの期待にしっかり応えたシナリオおよびキャラクターでしょう。『リバース・ゲーム』での出来事、『世界でいちばん幸せでした』での出来事を綺麗に拾い、Finale初登場の主人公「青木コウ」にもしっかり焦点を当て、続投主人公である「加藤智紀」も非常に魅力的に描いています。トゥルーエンドと隠しエンドの完成度も素晴らしいです。
ちなみに私は「完全版」で遊びましたが、「通常版」でも重要な部分は全て回収されるようなので安心してプレイできるかと思います。ただ、「完全版」に含まれている要素も良かったとも言っておきます。
『剣閃神姫誅伐伝』へのコメント(2021年11月29日 21:06)
バージョン2.0で遊びました。
クリア時間は4時間程度で、想定プレイ時間や他のレビューよりはだいぶ早く終わったみたいです。私のプレイスタイル的な問題なのか、難易度が緩和されたVer2.0だからなのかはわかりません。
神玉システムのおかげで装備の組み合わせにかなり幅があるので、自分なりの組み合わせを模索するのがすごく楽しかったです。
関連作の『破天鬼姫永羅伝』もそのうち遊びたいと思います。
--以下ネタバレ込み感想--
■シナリオ・世界観
主人公の1人である影時くんがめっちゃ好きです。
前世では元々は奴隷で、それでも零亞ちゃんと並び立つために剣の腕前を上げたみたいなところがすごく好きです。
男女2人で逃避行(厳密には荒れた世界で2人旅って感じだから逃避行じゃないけど)みたいな展開も個人的にはめちゃくちゃ好きなんですよね。
個人的に一番驚いたのは刹国の人の寿命と生殖能力ですね……。寿命が二十数年ってすごく刹那的だし、1か月で出産するってこう……。
ステータスに天命ってありますけど、全員20以下しかないので「変えようにも変えられない運命」的な意味合いの方だと最初は思っていたんですよね。0になったら命運が尽きるというか、運のパラメータかなって。その通り寿命なんですね。
この作品紹介ページの力を入れたこと欄に『神話や種族格差、「生きること・死ぬこと」をテーマにした物語』と書かれている通りなんだなーって切々と感じます。
天国から刹国に行くことになった零亞ちゃんのために結ちゃんがいろいろやってたのもそりゃなーって感じです。
あと、天剣伝説で4柱の神々が語られているのに本当に神なのは2柱だけなのも、神話を解き明かしてる感を強く感じられて好きです。影時くんの前世が元は人間の奴隷で、それでも天剣姫神と共に戦った神として名を連ねてるのがすごく好き。(好きすぎて話題がループする)
■システム
神玉システムがすごく良いですね。
序盤は付けられる数が少なくて、後半になるにつれて付けられる数が増えていくのがプレイヤーのシステムへの理解度に沿っていて特に良かったです。
序盤から多いと管理しきれませんし、後半でも少ないとせっかく種類や数が多いのに活用の幅や選択肢(組み合わせ)が物足りなくなりそうなのでいい塩梅だったと思います。
技もそれぞれが多彩に持っており、気魄がある限り連技が連続で放てる仕様も良かったと思います。連技の使用でもバフやデバフのターン数がカウントされていくので、例えば暗闇状態を付与されているときはバフや回復など命中率に左右されない行動、攻撃バフがついているなら先に攻撃、などといったことを考えながら戦うのが楽しかったです。
ただ、序盤は難易度が非常に高く感じました。中盤以降は多彩な神玉や技に加え気魄の量も増えるので、取れる対策も多くなって改善されますけども。
一番安い神玉でも中盤くらいまでの収入だと何気に高いんですよね……。せっかくいろいろあるのに、お金が無くて気軽に試せなくて困りました。新規加入する人々も基本的に神玉を持ってないし……。
あとは零亞ちゃんの死を斬るシステムもすごく好きなんですが、敵の即死と消費する天命が同じなので、死を斬るより再戦⇒即死の方が確実に敵を倒せる分コスパが良くて、活用できなかったです。
活用したかった……。
いや、零亞ちゃんを長生きさせるためにはどっちも活用しちゃダメなんですけど。幸せに生きてほしい。
テキスト周りの話になりますが、バックログよかったです。
ノベル専門のゲームエンジンならだいたいありますけど、RPGのフリーゲームにはまだまだ多くないと思うので。
やっぱりバックログがあると快適ですね。
■イラスト
立ち絵もスチルも豊富でとても良かったです。
最後に変わるタイトル画面のイラストが一番好きですね。
これだけたくさん良いイラストがあるなら、スチルを見返せる場所があると嬉しいなーと思いました。
ネタバレあり感想です。
【第一部】
新キャラである「青木コウ」が主人公を務めるということで、実は少し心配していました。早く「加藤智紀」視点になってほしいと感じてしまうのではないか……と。
でも心配することには全然ならなかったです。
第一部はプレイ時間的にも導入として用意されているのだと思いますが、見事にその役目を果たしてくれました。
というのも、「間中栞」が抱えている事情が過去のリバース・ゲームに起因しているのがとても上手いと思います。続編ならではって感じがしますよね。
最後に「青木コウ」が唐突な行動に出て第一部の幕が閉じるのも、第二部以降での再登場が待ち遠しくなる構造になっていて非常によかったです。
【第二・三部】
第二部になって最初に感じたのは「智紀くん久しぶりー!!!」って感覚です。
その後も、はるかちゃん、レイナちゃん、夏澄ちゃんが登場する度に嬉しくなりますよね。第一部でバースが出てきたときも同じようなことは思ったんですけど、「加藤智紀」の視点として会うのはまた特別感があるというか。
『リバース・ゲーム』からリアル時間で5年ぶりくらいなので……。『レイナ・リベンジ!』が途中で挟まるので実際にはもう少し短いですが、それでも4年ぶりくらいなので……。
Day1のラストでお兄さん偽物発覚からの「青木コウ」再登場はとても衝撃的でした。敵勢力と言っても、「新井修」も含めて信頼できる過去作キャラが5人もいるし、「カイン」「ユン」は「マナ」のお墨付きだから信頼できるし……と思って油断していたので。
あとは全体的に『リバース・ゲーム』と『世界でいちばん幸せでした』を掘り下げながら展開される、「青木コウ」と「加藤智紀」の類似性や相違点の対比を絡めた物語は見事でした。
ちょっと惜しいと思ってるのは、せっかく新キャラにも魅力的な特徴があるのに、「青木コウ」以外はあまり出番がない点です。システムを参考になさっている某弾丸推理ゲームのように、クリア後に交流できたらなーと思いました。(工数的に厳しそうですが)
レイナちゃん(本物)も「たすけてレイナ様!」コーナー以外だとほとんど出番無いですし……。
あとシリーズ恒例(?)の隠しエンド、今回も凄まじかったです……。でもまあ、智紀くんと紗希ちゃんが悪人に捕まるよりは万倍もマシかなと思うのでよくないけどよかったです……。安心(?)してお互いを任せられるというか。あと何というか、紗希ちゃんってあくまで外伝のキャラで今回もゲスト出演みたいなイメージが最初はあったんですけど、この隠しエンドでちゃんとリバゲのキャラなんだなぁって実感(?)のようなものが湧きました。それと紗希ちゃん大人になったなぁと思いました。
【その他】
私、『君の世界は鳥籠の中』が大好きなので、夏澄ちゃんの話題でちらっとだけですけど、愛歌ちゃんらしき人物に言及されてて嬉しかったです。