これといって特別なシステムは何もない、シンプルな格闘ゲームです。
複雑なコンボもあまり無く、単発を当てにいく所謂“立ち回り重視”なゲーム性となっております。
ゲームポイント
2D格闘ツクール2nd製
個性豊かな37(+1)キャラクター
シングル対戦(1on1)の他、チーム対戦(3on3)も可
シンプルな操作性ながら、小ジャンプを駆使したスピーディな攻防も
[TPCvsHAY second alive]の詳細
- 頒布形態
- フリーウェア
- カテゴリ
- 対戦格闘ゲーム
- 年齢制限
- 全年齢
- 対応OS
- 98 Me 2000 XP
- DL回数
- 制作者
- いおら
- 制作サイト
- ねげそふと
- 本体サイズ
- 106MB
- Version
- 1.32
- 最終更新日
- 2017年6月 8日
- お気に入り
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キャラの膨大さと萌え系のビジュアルから、ついチャラい美少女格ゲーかと思いましたが、中身は意外にも硬派な作りで軽く意表を突かれました。動きや技は往年の名作格ゲーを踏襲しているので、キャラの挙動を覚える手間が省けるのは好印象。かなり忠実に作り込まれてます。ギルティ系より餓狼系というオールドゲーマーなら泣いて喜ぶ内容でしょう。ポーズで技のコマンドが確認できるという細やかな心遣いも嬉しい。
ではシステムとは別の、ソフトの部分はどうかというと、日常系の非日常で特異なキャラが特に理由もなく殴りあうというほのぼのした内容。明確なストーリーが提示されてるわけではなく、そこはプレイヤーが自由に想像する余地というべきでしょうか。勝利時のセリフで想像が膨らむ、といった感じです。
しかし贅沢を言わせて貰えば簡単なストーリーとか、キャラごとの設定なども付けてもらえばなお、感情移入できたのに、と個人的には思います。まあ人数が多いのでそれも大変だというのは分かるんですけどね……。
ゆるいBGMにゆるい背景の中、ゆるいキャラが餓狼系の技で戦う姿は充分笑えます。ゲームとしてもしっかり楽しめるので自分的には高評価です。
ただ、苦言をひとつ言わせて貰うとラスボスの最終形態のスペックがハンパありません。どんな強いキャラを使っても倒すのはひと苦労。オメガなRさんも裸足で逃げ出す性能です。ちなみに自分はタツヤのタツヤキャノンゴリ押しでやっとまぐれで勝てました。エンディングムービーはないみたいなので勝てなくても問題はありません。あったとしても多分見れません。困りはしませんが、ここは少々気になりました。自分のように格ゲーは下手でも好きというオールドゲーマー向けの救済措置とかがほしいところです。ただ、ゲームとしては楽しめるので、クリアにこだわらない人には問題にはならないでしょう。これは個人的感想なので意見が分かれるかもです。格ゲーとしては失敗のない、優秀なでき、といったところでしょうか。