■ゲーム内容
主人公の旅人(名前入力・セリフ無し)が、数年ぶりに故郷へ帰る短い旅をするRPG。ひたすら右へ右へと進んでいくシンプルな内容です。
・長くても1時間程度でクリアできる短編。
・システム的には、ほぼウディタの基本システムそのままのオーソドックスなRPGですが、短いプレイ時間の中でテンポ良くレベルが上がっていく気持ちよさは重視しました。
・敵がドロップする素材を使って料理をするシステムがありますが、使用しなくても問題なくクリア可能なバランスです。
・多少のセリフ変化などはありますが、マルチエンディングではありません。
・主人公含めパーティーメンバーは全員女性ですが、明確な百合表現はありません。
ゲームポイント
文字通りの一本道
手軽な短編
オーソドックスでシンプルなRPGシステム
料理要素
[ある旅人の帰郷]の詳細
- 頒布形態
- フリーウェア
- カテゴリ
- ロールプレイングゲーム
- 年齢制限
- 全年齢
- 対応OS
- 2000 XP Vista 7 8 10
- DL回数
- 制作者
- 草次暁子
- 本体サイズ
- 40MB
- Version
- 1.0
- 最終更新日
- 2022年7月13日
- お気に入り
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数年ぶりの帰郷を遂げる主人公ですが、道中はなんだか不穏な感じ。仲間になる二人と共に、村への帰還を果たしましょう。
シナリオ・ストーリーとしては上述の通りなのですが、道中でも村に近付いても、誰も主人公を知らないような対応、というのがかなり違和感がありました。
帰郷途上で知り合いや顔見知りが幾人かでもいましたら、帰郷度が上がって主人公に感情移入もしやすく、エンディングの状況から色んな深みが出ていたかも、と感じました。
グラフィックはウディタ準拠ですので、慣れている方にはおなじみの光景で、慣れていない方でもわかりやすいグラフィックです。
サウンドは終始心地よく、ノリの良い戦闘曲とおだやかな道中曲が光ります。
システムでは、料理コマンドがあり、これにより永続能力強化が行えます。
レベルアップでも一応強くはなるのですが、その上昇率は低く、道中手に入る装備も弱く、また敵を倒すと肉を落とし、その肉の使い道が料理以外にないので、積極的に料理に変えていき、お気に入りのキャラや弱点を補わせたりするといい感じになると思います。
豚肉やウサギ肉を始め、特定の肉が集めにくいので、その辺りは少しだけ難点でしょうか。
戦闘では、命中率の悪さ、MP消費率の悪さ、防御力の弱さが引っかかるものの、此方がそこそこ強くもなれるので、概ねいい感じでした。
戦闘開始にはシンボル式システムが使われているのですが、逃げた直後から接触判定があるため、例え逃げてもすぐさま再び同じ敵に詰められ戦闘に追い込まれやすい、というのはほんのり難点でした。
オリジナリティは料理システムを始め、道中の頼み事なども中々優れていると感じました。おまけルートも結構楽しかったです。
また道中ボスを無視出来、ラスト手前まで突っ切れていけるのは、自由度が高く非常に気持が良かったです。
総評としまして、程よい規模で程よい短編RPGでオリジナリティも中々、といった仕上がりでした。
世界観的に続きや過去話なんかもありそうな気配もしますので、今後を楽しみにしております。