■ゲーム紹介文
そこには「無気力な奴隷(レサジア)」と呼ばれる者たちがいた。
奴隷にも関わらずやる気が欠片もなく、
人として大事なものがかけまくってるやつら。
奴隷長のあなたは彼女たちを統率することになった。
孤島の支配者である上級貴族が出した命令は、
孤島にある古代迷宮の踏破と遺物の回収。
成功すれば苦しまずに始末される。
失敗すれば終わりのない奴隷。
地獄への旅は始まった。
■特徴
ノンフィールドタイプのダンジョンRPG。
リアルタイムバトル。
押すだけスキル発動。
短編です。
■制作ツール
Unity
■開発期間
1年くらい
■スタッフ
企画・シナリオ諸々 hatibaito
プログラム 一致
メインキャライラスト 露李鈴(ローリーベル)
戦闘画面
タイトル画面
[奴隷少女たちと島の遺跡]の詳細
- 頒布形態
- フリーウェア
- カテゴリ
- ロールプレイングゲーム
- 年齢制限
- 全年齢
- 対応OS
- 10
- DL回数
- 制作者
- Migrima(ミグリマ)
- 制作サイト
- ci-en
- SNS
- X(Twitter)
- 本体サイズ
- 186MB
- Version
- 1
- 最終更新日
- 2022年7月18日
- お気に入り
- 票0票
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奴隷諸島と呼ばれる場所にいる、やる気のない奴隷たちを引き連れ遺跡を攻略する羽目になった主人公の奴隷長官となり、遺跡の謎を解くゲームです。
ただ主人公の姿はグラフィックもなくセリフもほぼなく、ほぼほぼ奴隷たちのみの出演となります。
シリアスな世界観ながら、あちこちに既存のネタが見られるなど、気軽に遊べるのが魅力の作品でありました。
※以下、ネタバレ気味になりますのでご留意を、であります
ストーリーは上述の通りではありますが、悲観さ悲壮さが本当に無く、その辺を散歩しに行く感じでお話は進みます。
彼女たちのやり取りは最低限ながらも都度都度発揮され、そのいい加減っぷりが旅を楽しく彩ります。ツバを吐く好きです。
但しクリア後の演出がよりによって他のゲームそのものの上、それが終わると何もなく、真っ暗な画面に切り替わり、たまに戦闘エフェクトが表示される変な画面に移ったりしますので、クリア後の余韻はかなり悪かったです。とぼけたキャラが魅力なだけに、この彼女たちはシリアスめのストーリーでどんなお話を観せてくれるのか、と思っていたため本当に惜しかったです。
グラフィックはすっとぼけた奴隷たちが可愛く、数少ないNPCや敵キャラ、背景もしっかり整えられています。
サウンドは各場所で程よい雰囲気を醸し出してくれます。街の曲がすっとぼけた奴隷たちに程よく合っていて落ち着きます。
システムですが、自動戦闘を採用しており、放置しておけば戦ってくれます。スキルの使用は此方でマウスクリックでの手動操作が必要になりますので、中盤以降は放置だけで乗り切ることはかなり厳しいので、程よく操作が必要となります。わちゃわちゃ勝手に戦闘するサマはいい加減な奴隷らしく、スキル使用で言う事を聞く辺りは奴隷らしく、いい感じにダメさと真面目さのバランスが取れています。
探索モードでは、マウスクリックしか受け付けない箇所や、エンターキーしか効かない箇所もあったりしますので、どちらか一方で統一されていると、もう少しスムーズに遊べたかなとも。
またキーボードでaキーを操作すると、戦闘が早くなったりするのですが、その情報はReadmeにもゲーム中にもどこにもありません。またスローに戻すキーはよくわからなかったです。
最大レベルは結構早くに到達してしまい、武器や防具もそこまで強くなく、強力な装飾品も一品物のため、ハックアンドスラッシュが持つ、強くなれる系、レアアイテム収集系の要素は控えめです。
尤も戦闘で苦戦することはあまりなく、詰むこともありませんので、その点ではしっかりバランスが取れた難易度と言える優秀な作品でございました。
オリジナリティは、絶海の奴隷諸島、やる気のない奴隷たち、でも他の奴隷たちはそこまで無気力ではないなど、ストーリー背景はかなり魅力に感じました。悲惨な運命を背負いし奴隷なのに気楽な雰囲気ですので、とっつきやすく遊びやすく、ネタ成分も程よいものです。
ただ如何せん他の要素、特に折角のエンディングが丸パクリの上投げっぱなしでバグ画面突入、ではネタゲームとしてもかなり問題です。
グラフィックや舞台設定、自動戦闘システムなどの素地はかなり魅力のある作品ですので、次作以降も楽しみにしております。