◆ストーリー◆
主人公のセシリーはご令嬢にして『風乗り』という英雄の末裔。
風が運んできた誰かが助けを求める声を聞き、ふわりと冒険の旅に出かけます。
◆プレイ時間◆
およそ8~10時間。
(EDは1つ。やりこみやクリア後要素を含めると合計で約12~14時間)
◆バトル◆
サイドビュー&ATBシステム。
スキルはMPを使う「魔法」と、フィールドウィンドを使う「技巧」があります。
レベルアップで覚えるスキルと、ジュエルを装備して使えるスキルがあります。
◆エレガントポイント(EP)◆
ティータイムやピアノを弾いたり、人助けといった優雅な経験でEPが貯まります。
貯まったEPはキャラ固有の装備である、『アビリティ』と交換可能。
武器や防具、アビリティを組み合わせバトルに挑みましょう。
★コラボレーション情報★
本作のキャラクター、セシリー&ゼヒュラが下記作品に出演させて頂いています。
コラボステージのボスバトルとして、2人と戦うことが出来ます。
・Deazon-本の中の牢獄-EternalDungeon2(Savedtekty様)
https://freegame-mugen.jp/roleplaying/game_12746.html
ゲームポイント
◆こんな方にオススメ◆
・穏やかな雰囲気の冒険が好き。
・ドット絵のキャラがバトルで動くのが好き。
・寄り道や依頼(サブクエスト)をこなすのが好き。
・ドット絵、色々なキャラの表情グラフィックが多いと嬉しい。
・進行度で村人たちのセリフが変わるのが好き。
◆苦手な方もいると思うポイント◆
・キャラの強さや戦法が「装備」によるものが大きい。
・後半につれバトルの難易度が上がる。
・恋愛と思える要素が少しでもある。
・イベントシーンが多め。
更新履歴
Ver1.01 更新内容
・同梱テキストの「Readme」に追記。(二次創作、実況等について)
・同梱テキストの「既知の不具合について」に追記。(右上ダッシュが効かない可能性について)
・誤字脱字の修正。
・トパーゼの村:残ってしまっていたイベントを修正。
・エメラの村:シルフィから聞けるTIPSを追加。
・謎解き要素のヒントを一部修正、追加。(楽譜の破片、幻霧の遺跡)
・一部ボスにて敵チャージ後、FWの数と使用可能スキルが正しく反映されない不具合を修正。
Ver1.02 更新内容
・武器強化が出来るようになってから、一度も工房でジュリアさんに話しかけず2段階目までの強化が出来る状態になった場合、
1段階目の強化レシピが表示されない不具合を修正。
・トパーゼの村:ユリカゴソウのイベント発生後、村長から数についての説明を補足。
Ver1.03 更新内容
・リトルチップの所持数を200から999個に更新。(マテリアチップ、ロイヤルチップも同様)
・誤字の修正
[風と花曲のアンブレラ]の詳細
- 頒布形態
- フリーウェア
- カテゴリ
- ロールプレイングゲーム
- 年齢制限
- 全年齢
- 対応OS
7 10 11
- DL回数
- 制作者
- シキ
- SNS
- X(Twitter)
- 本体サイズ
- 598MB
- Version
- 1.03
- 最終更新日
- 2024年10月26日
- お気に入り
- 票19票
まだ1週ですが恐らくコンプまで到達したアラフォーおじさんからの長文レビューになります。
プレイ時間は10時間以上、3日程遊ばせて頂きました。
クリア時29Lv、コンプ時32Lv、EP200超え。
【シナリオ・ストーリー】
・良い点
私は「導入パートは大抵スキップしないが戦闘が始まるまで巻きで決定ボタン連射するタイプ」なのですが、開始数秒でセシリーの見た目、キャラ、世界観、雰囲気(音楽、グラフィック、演出等)から"これは違うな"と悟り、気づけば何年も使う事を忘れていた通常速度歩行でじっくりプレイしてしまっていた程に、なんと言っても導入パートが大好きです。(長い)
中盤~コンプまでは、導入~序盤程の衝撃を得ることは叶いませんでしたが、中編RPGとして非常にバランスよくまとまっていると感じました(基本長編しかやらない者の印象ですが)
↑は他の項目でも同じことが言えますし、全体的に本当にゲーム作りとして完成度が高い印象を受け基本的な部分で商業レベルだなぁと感じる程、終始感心していました。
この様な傑作が数年に1作?ペースでも公開されるのでフリーゲームの定期チェックが辞められません(笑)
・気になる点
強いてあげるとラストが戦闘もシナリオもあっさりした印象を受けたので、プレイヤー側の達成感も意識して作られてるとより感動的だったのかなと感じました。
セシリーの設定上、普通のRPGと違って敵を滅するのではなく救済が必然なので、重厚な大義と緊迫感を持ちつつ最終決戦→勝利→カタルシスの流れ作りが困難になり非常に悩まれる点かと思いますが、プレイヤー目線では竜とアンジュへの解像度が低く(特に竜)、相対的にゼヒュラへの思い入れ興味がかなり高いはずなので、シナリオの比重がもう少し竜アンジュの方にあれば、ラスボスが竜の場合バランスの良いフィナーレになったかなと思います。
(書庫での本の内容に長編RPGだったら恐らく対峙してたであろう対象の存在は垣間見えましたが汗)
【グラフィック】
・良い点
作者様の自作絵が世界観にマッチしており、素直に没入することができました。
マップチップ等も非常に自然で良かったです。
心温まる一枚絵も本当にありがとうございますm(_ _)m
・気になる点
セシリーの笑った時?の顔グラの眉毛が立ち絵や他の表情より太い印象があるので、ちょいちょい視線がいってました。立ち絵と同じくらいの存在感だと自然に感じたかもしれません。
(セシリーが最推しだから気になったのかもしれませんすいません!)
【サウンド】
・良い点
フリー素材ですがとても良い選曲をしてらっしゃったので
終始気持ちよくプレイする事ができました。
・気になる点
ラスダン曲が他のゲームでよく聞く一般王城のものだったので一瞬だけ「ほう・・・この曲で来ましたか・・・?」ってなりましたが、不思議と違和感はありませんでした。
作品の雰囲気パワーだと思います(謎
【システム】
・良い点
操作性がとてもよく、UIもシンプルで助かりました。
キャラクタービルドも基本の3タイプ×3キャラの組み換えができるので自由度が高くて本格的。
・気になる点
アビリティを変える時に何度か間違えて装備ではなくアビリティを押してしまいました。
【オリジナリティ】
数十年RPGをプレイしてきた身からすると部分的に突出したオリジナリティは無いと感じますが
全体的な作品作りや雰囲気から作者様の"好き"が詰め込まれたという想いがはっきりと伝わる
優しくて温かくて綺麗でエレガントながらもゲーム本来の力強さを放つ作品であり
他に代えがたい体験をさせてもらえましたので独創的と評せると思いました。
【総評(おもしろさ)】
尖った面白さはセシリーのキャラ以外あまり無いと思いますが、とにかく他のレビューワー様も書いてる通り雰囲気がズバ抜けて良く、トータルの完成度も非常に高いが故に合う人には120点。
食わず嫌いや先入観がある人で80~120点。
好みじゃないけど始めてみた人からも本来0~50点になりそうな所を60~80点辺りに引っ張れそうな、そんな感じに楽しませてもらえる力のある作品だと思います。
雰囲気だけではなくゲーム部分が非常にしっかりしてるから成せる技ですね、正にブリリアント。
私は専ら長編RPGプレイヤーでしたが「風と花曲のアンブレラ」をプレイして、中編RPGもやらねばという意識改革が起きました。
【その他】
PT構成を記述しておきます。
MP以外の種を全てセシリーに使っており、中盤くらいからセシリーの火力だけでいけるんじゃね?と思い始め、多分少数派な構成のセシリーのみ魔特化火力、他二人は支援特化(魔+耐久)
カウンター、パリィ、グレース、◯系アップ、クリティカル、狙われ率調整等は基本無視というめちゃくちゃな構成と装備でなんとかなってしまいました。
セシリー:魔火力、ひたすら魔力アップ装備で道中はストームソングで一掃
対ボス主砲はゲシュペンスト(検証はしてませんがバフ・デバフ込みで最大ダメは900×3程度)
ロウ:アビリティの魔弾がMDEF大ダウンの垂涎ものだったので一生魔弾撃つマンに確定された不憫?な人(笑)たまにレッグスナイプでAGI下げ、ジュエル魔法で支援
(今覚えば本当に魔弾だけで良いまであるので、魔火力特化にしてもよかった)
ウィンリア:固有スキルが優秀で封印付与、MP再生、MDEFダウン、がある事から終始ロウの魔弾以外の支援で頼りにすることに、ジュエルは緑か黄色か白。耐久やアビリティも強いので一番輝いた瞬間は即死技ボスの時に一人だけ生き残って立て直し役になった時でした。
私のRPGのプレイ方針でまず火力特化構成にして後に修正していくのが基本なのですが特に修正せずコンプまでいけたのが嬉しい誤算でした。
道中で必ず魔対策系のボスが来ると思ってましたがどんなPTでもある程度なんとかなる感じだった様で自由度の尊重を感じ大変心地良かったです!
今回のプレイで魔法面は大体わかりましたが物理面とカウンター、パリィ、グレース、関連スキルの使用感がほとんど不明なので2周目で遊び尽くそうと思います!
最後に、作者のシキ様並びに制作に携わった全ての方へこの場をお借りし感謝申し上げます。
本当に良い作品と巡り合え、素晴らしいゲーム体験ができました。ありがとうございました!
追伸:某フリゲレビューサイトでも圧倒的高評価高得点でしたね!しかも高得点最高ランクの作品群の公開年数を見るとほとんどがかなり前の作品なので、2021~2024に至っては本作が唯一の最高ランク入りです!誠におめでとうございます!プレイヤーですが私も嬉しくなりました(笑)
プレイ&レビューを頂きありがとうございます!
世界観やグラフィック、バトル等々楽しんで頂けて嬉しいです。
本作は尖った事や斬新な事をしようとして作ったものではなく、
とにかく作者の好きなものを詰め込んだ作品でしたので、それが伝わったのは本当に嬉しい限りです。
気になった点も色々記載頂きありがとうございます。
活かせそうな所があれば、今後の制作に活かせたらなぁと思います。
プレイ時のPT構成についても記載頂きありがとうございます。
それぞれ役割を振っておけば割とどんな構成でもいけるように考えていたので、やりたい事が出来たのはホントに良かったです。
ロウは物理攻撃&カウンター特化になる事が多いので、魔弾を活用頂けて嬉しく思います。
2周目も、という嬉しいお言葉も頂きありがとうございます。(余談ですが、中には3周遊んで頂いた方やセシリー単騎で裏ボス撃破など作者も想定してないプレイングも色々見受けられました…嬉しい事です…)
温かいお言葉を頂き誠にありがとうございます!
レビューサイトでの評価も恐縮ですが、楽しんで頂けた事を作者もとても嬉しく思います。
とても素晴らしいゲームです
【シナリオ】
ほのぼので柔らかく優しいお話です
本当に悪い人はいなく、終わったあとに余韻が残り、終わってしまったのが残念と思わせるようなストーリーです
キャラクター個々の魅力もまた生きていて素晴らしいです
【グラフィック】
ドットがすごいです!
温かみがあり、優しいストーリにあっています
ちょこちょこと動くドットアニメーションがまたかわいく、物語に花を添えています
【サウンド】
物語にあった素敵な曲が沢山です
【システム】
エレガントさをアップさせるEPや、戦闘システムで風の叱らを借りるポイント制など
工夫をされていて素晴らしいです
【オリジナリティ】
上に書いたシステムや、ダンジョンでのギミックなど、元からあったものやありがちだとおもえるようなものまで
個性を付けて表現されています
個人的に、プレイした後に心が温かくなるゲームでした
素晴らしいゲームをありがとうございます
プレイして、素敵な余韻が残る素敵なゲームです
プレイ&レビューを頂きありがとうございます!各項目にそれぞれコメントを頂きありがとうございます。
この主人公だからこそ、このテーマだからこそのシナリオやシステム、ドットやギミックを考えるのが楽しく、作者も遊びながらツクれたと思います。
楽しんで頂け本当に嬉しく思いますし、嬉しい言葉の数々を誠にありがとうございます。これからも楽しくツクっていきたいなぁと思います。
おもしろい!
丁寧に作り込まれている。
プレイ&レビュー頂きありがとうございます!^▽^
作者様、すばらしいゲームをありがとうございました。
プレイ後、素晴らしい映画を見た後のような、満たされた気持になりました。
11時間ほどプレイし、全シナリオを攻略。
世界観が素晴らしかったです。
キャラ、シナリオ、音楽、グラフィックが調和しており、
この世界観が一番の魅力でした。
戦闘、装備などのカスタマイズは
「簡単すぎず複雑すぎない」
のバランスが素晴らしくゲームとして楽しかったです。
ちなみに、私のパーティ構成は下記でした。
セシリー:
回復 + 補助(エメラルドでFWup) + 魔法攻撃
ロウ:
守備(カウンター) + 物理攻撃
ウインリア:
物理攻撃 + 補助(ルビーで物理up)
試しにロウを"魔法攻撃"に特化させましたがそれでも結構強く、
周回しても違ったスタイルで楽しめそうでした。
クリア後まで遊んで頂き、またレビューまで頂きありがとうございます!
大変嬉しいお言葉にこちらこそ感謝です。自分の好きなものを詰め込んだ作品でしたので、楽しんで頂けたらもう本当に嬉しいです。
パーティ構成も記載頂きありがとうございます。どのような構成でクリアしたか知れると作者としても楽しいので、嬉しく思います。
ロウはカウンターが強力ですが、魔法攻撃やサポートに回しても出来る事を多くしたつもりなので、そういった点も気づいて頂けありがたいです。
実際に2、3周プレイされた方の声も聞く事が出来たのでとても嬉しかったです^w^
ver1.03にて以下の誤字と思われるものを確認しましたので
ご連絡させていただきます。
*フェンリアにロイエの花束を捧げた後のトパーゼの宿屋でのロウの台詞
誤:「ガーデニングの危機を救う旅なんだか?」
正:「ガーデニアの危機を救う旅なんだか?」
*空写しの塔攻略後のルービルの都の魔導士の女性の台詞
誤:「守るための力は鍛え直さばなりませんね。」
正:「守るための力は鍛え直さねばなりませんね。」
*『常闇の賭博場』の魂の台詞
誤:「おお、光に目を宿す人間…」
正:「おお、目に光を宿す人間…」
*『常闇の賭博場』ダイヤヘッドの部屋の前にいるトランプ従士の台詞
誤:「…ボクも見たことないだけどネ。」
正:「…ボクも見たことないんだけどネ。」
誤った指摘でしたら申し訳ございません。
以下は質問になるのですが、
ジョルカの正体についてロウは「大方予想はついてる」と言っていましたが
察しの悪い私にはまったく予想が付きません。
差し支えなければで結構ですので、正体をお教えいただけないでしょうか。
分かりやすく誤字箇所の報告を頂きありがとうございます!大変有難いです。またいくつか修正がまとまったらアプデしたいと思います。
頂いたジョルカの質問ですが、ロウは彼の正体が魔族であると思っての発言をしています。(肌の色を見れば分かるためマスクや手袋を…と言ってます。)ジョルカは無駄な争いを好まないため、自身の姿を明かさないよう振舞っています。またこのタイミングでの登場が初登場のキャラです。
ご回答いただきありがとうございます。
ジョルカの件、納得いたしました。
てっきりこれまでに登場した誰かがジョルカに扮していると思ってました。(^_^;)
Ver1.03にて本編クリア及び『世界写しの書庫』に到達しました。
徹頭徹尾とても丁寧に作られた作品だと思います。
主要人物だけでなく村の住人一人一人も魅力的で
会話パターンも多く、彼らと話すのが楽しかったです。
また、主要人物たちは表情パターンが実に豊富で見ていてとても楽しかったです。
チュートリアルも物語の進行に合わせて自然に挿入される形となっており、
一切の煩わしさを感じることなくシステムに馴染むことができました。
また、フィールド上や戦闘におけるドット絵のクオリティも非常に高いく、
特にセシリーとゼヒュラの最初で最後のダンスは作中屈指の名シーンだったと思っています。
世界観やストーリーも素晴らしく、ゼヒュラとの決着、
アンジュとタイクーンへの救いは納得のいくもので、
最後までプレイして本当に良かったと思えました。
私自身が男性なのでロウがパーティに加入してからは無意識のうちに
ロウ視点で物語や仲間たちを見ていました。
セシリーの言動に時に戸惑い、時に厳しいツッコミを入れ、
そして徐々に彼女に感化されていくロウの心境は
プレイ中の私と同じだったように思います。
重箱の隅つつきレベルで会話に違和感を覚えるシーンも僅かにありましたが、
本当に取るに足らない些細なことでした。
セシリーたちとの旅は本当に楽しいものでした。
素敵な作品を本当にありがとうございました。
クリア後まで遊んで頂き、またレビューも頂きありがとうございます!
登場人物たちとの旅を楽しんで頂け、とても嬉しく思います。表情やドット絵は好きで楽しく描いていたものなので、作品の雰囲気を構成するものとして感じて頂けたら良かったです。
セシリーとゼヒュラのシーンも、本当にとても嬉しいお言葉を頂きありがとうございます。
セシリーの行動はツッコミどころも多いため、プレイヤーの代弁をしてくれるような役割も意識しましたが、ロウに対しそう感じて頂け嬉しいです。
やはり素人ゆえ粗い部分は探せばいくらでも出てくるものと思ってますが、また今回の経験を少しずつ活かしていけたらなぁと思います。