様々なユニットを率いて敵拠点を制圧する事で次の章に進むシミュレーションRPGです。
敵を倒し経験値を積み重ねて行き100になるとレベルアップします。
主人公以外のユニットはレベル10以上になると上位職にクラスチェンジできます。
聖王ラルグの末裔である主人公レックスと王家の簒奪をもくろむ自身の伯父との戦いがはじまります。
ゲームポイント
マウス操作(キーボードはショートカットキーが割り当てられています。)
クリア時間 約20時間~
ゲーム開始後、コンフィグ画面で難易度設定が可能。
[フェアリーズエメラルド]の詳細
- 頒布形態
- フリーウェア
- カテゴリ
- ロールプレイングゲーム
- 年齢制限
- 全年齢
- 対応OS
XP Vista 7
- 制作者
- とち
- 本体サイズ
- 12MB
- Version
- 1.08
- 最終更新日
- 2012年6月17日
- お気に入り
- 票0票
難易度「激戦」で二週ほどしましたが、なかなか熱中させていただきました。
理不尽なほど難しいというわけでもないが、何も考えずに突貫して脱落者ゼロにできるほど甘くもない。
まあ武器の三すくみもないし、玄人エムブレマーにとっては甘いどころの話じゃないかもしれませんが、
個人的には丁度いい難易度でした。(序・中盤はともかく、後半やエクストラマップはなかなかやりがいがあった)
難易度設定が細かく分かれている・難易度を調整するアイテムがゲーム中に存在することなども
ユーザーフレンドリーですし、エクストラマップもいい隠し味(というか遊び心)として機能しています。
本家FEはSFCとGBAでしかプレイしたことのない自分が言うのも変ですが、
徹底してファミコン的な戦闘グラフィックもまた実に魅力的でした。
さまざまな葛藤や矛盾や悲劇が重なっていくシナリオもそれなりに読みごたえあり。
まあ王道って言ってしまえばそれまでだが、期待値をいい意味で裏切ってもらえたので。
ラスボス退治後のエンディングにすら軽く鬱要素があるとは思わなんだ…。
いささか気になった点を。
強力なペアリングシステムはまあいいとしても(システム自体は本家にもあるし、嫌なら制限プレイすればいい)
天井知らずに味方のパラメータが成長していくのはちょっとどうなんだろなあと。
Aナイトからこつこつ育てたジェネラルの防御値が40超えて無敵の壁と化したり、
パラディンがいつのまにか速くて固くてクリティカル連発の一騎当千状態になったり。
こうなるともう戦略もクソもなく、極端な話、そこまで育った連中を1、2体敵陣に放り込むだけで全てが終わる。
本家のパラメータ上限20に少々色付けても、せいぜい25くらいでよかったんではないかなと。
個人的に最も感嘆したのは、お約束の戦歴と後日譚まできっちり再現してくれたところですね。
フリーゲームでそこまでやってくれるか、と。
やはりこの辺りは作者の方のFEへの思い入れがなせる業かな。
気軽にSRPGを楽しみたい方におすすめできる、親しみやすくもきれいにまとまった作品だと思います。
ストーリーやオリジナリティーは模作ですので星5にしました。
戦闘の遅さやゲームバランスの悪さが多分に目立つ作品かと思います。
ただ、再現度としては、フリーゲームとしては素晴らしいかと思いました。
敵ターンの待ち時間がとにかく長い。
ステージ1の少数相手でも酷く、
ステージ2は数ターンプレイしたのちに放棄。
テストプレイはしなかったんだろうか?