k.imayuiによる長編レトロRPG!
せんし・りきし・とうぞく・かりうど・さらさまどう・まだらまどう・まろんまどう……7つの職業からパーティを作成、人食いラッコの巣、砂漠、熱帯の洞窟……謎めくユトレピアの世界の冒険へ。懐かしのファミコン風グラフィック&ファミコンサウンド、快適なプレイ速度、えものシステムもあり。
謎めくユトレピアの世界へようこそ
7つの職業から好きにパーティを編成!
人食いラッコが発生? 真相を求めカーニュ地方へ
見たことのない不思議で不気味な魔物達……
おぞましい夢のようなダンジョン深部……
戦いを重ねキャラクターもどんどん強くなる
ダンジョンの奥に潜む凶悪なボスとの戦い
水門を越えて、真のエンディングへの旅が始まる
[ユトレピアの伝説]の詳細
- 頒布形態
- フリーウェア
- カテゴリ
- ロールプレイングゲーム
- 年齢制限
- 全年齢
- 対応OS
- 2000 XP Vista 7 8 10 11
- 制作者
- k.imayui
- 本体サイズ
- 18MB
- Version
- 1.22
- 最終更新日
- 2014年8月28日
- お気に入り
- 票3票
今更ながらプレイし、チャイムで蘇生した直後にウィンドウを閉じないままダレポで脱出しようとするなどでHP0に戻ってしまうバグを見かけましたので報告させていただきます。
ウサギの夢などのテレポートアイテムでも同様の現象が起き、「キー操作でウィンドウを閉じる」際に正常に蘇生が反映されているため、それ以外の処理でウィンドウが閉じた場合に死亡状態に戻るのではないかと思われます。
Steam版の方はプレイしておりませんので、そちらで直っていましたら良いのですが。
評価の分かれるRPG
まず見た目レトロ=操作性が悪い・戦闘が遅いということがなく、むしろそこは快適なテンポでプレイできたのはよかったです。
また、見た目からは昔のファミコンRPGを再現したような王道展開RPGなのかというと、実は違っていて、旅の始めに、王様には魔王を倒しに行けと(それもどこか曖昧に)言われるものの、人々の関心は魔王には全くなく、その町々での固有の出来事を解決するうちに非常に不可解な謎めいた展開に巻き込まれていく、といった感じです。
しかもこれには明快な「解答」があるわけでもなく、このゲームの途中には哲学者やバラモンといった人々が出て来ますが、このゲーム自体が哲学や禅問答のようにも感じられてきます。ただ、そういった中で次々に探索や戦いに巻き込まれていくというところはきっちりRPGとして成立しているという何とも絶妙な配合。
シンプルなドット、淡々と神秘的なBGMといったレトロの装いも、多くを語らないこのゲームの謎めいた雰囲気を演出している要素と考えることもできると思います。
このゲーム特有の、答えや解決のない哲学めいたシナリオ、夢の中のような雰囲気を楽しめるかが一つの鍵だと思います。
ただのレトロ再現RPGか、そうでないか、物語や世界観を楽しめるかどうかで評価の分かれるゲームでしょう。
面白いとつまらないの間の微妙なRPG。
長所は戦闘での操作がシンプルで多くの戦闘をこなしても疲れにくいこと。
淡白なストーリー展開なので重苦しくないこと。
セーブがやりやすくて再度プレイがしやすいこと。
短所はマップが面白くないこと。九十九折りなどの経路稼ぎや、さっぱり見栄えのしないマップが多くてつまらない。プレイしていると欠伸が出てしまう。
アイテムの名前が独特なので効果をイメージしにくい。
武器防具を誰に装備できて、どれくらいの強さなのかひと目見てわかりにくいので、どれを売ってどれを装備して、どの素材を集めてなどが想像しにくい。素材集めが面倒になり、ついつい全部売ってしまう。それでもレベルをあげればどうにでもなる。
途中で投げ出したくなるほどつまらなくはないが、続きが気になっていつまでもプレイしたくなるほど面白くはない。
ファミコン世代ですが、こういう平凡なレトロRPGってあったなあと思い出しました。
レトロだけどサクサク進められるゲーム
1周目は4~5時間でクリアできました
嵌る人は嵌ります
レトロな雰囲気が心地よい王道RPG。サウンド、グラフィックにこだわりを感じる。NPCのセリフ回しや敵キャラ、まほうのネーミングセンスも独特で、フワッとした夢の中にいるような気分になる。
操作性も良かった。ストレスを感じさせないようによく作り込まれてる。
ダンジョンは少し無駄なループ構造が多いように感じた。
ぶきの合成システムは熱中した。敵を狩りに行く感覚で、バトルに飽きなかった。
まほうの習熟度が高いものに頼ってしまいがち。新しく覚えたまほうを育てるのが面倒で、苦労して手に入れた最強魔法はお蔵入り。
エンディングは色々考えさせられる。何か意味のある謎かけのようでもあり、遊びなのかもしれない。フワッとした夢から覚めたような余韻が残った。
ファミコン時代風の難易度・システム・ストーリーを取り入れたレトロなRPG。
ゲームシステムはFF2の熟練度システムや重さシステムを洗練させたようなかたちになっていて、初めこそ難しく感じるものの、仕組みさえ理解すればかなりバランス良くゲームを進められます。
たまに理不尽要素があったりもしますが、ファミコン時代にはよくあったことですし、全滅してもやり直しではなく戻り復活なので安心してプレイできます。
モンスターのデザインはどことなくシュールで愛嬌があり、一部の敵は突出して強かったりもするので、印象に残るものが多いです。ただしFCグラフィックの再現なのか、使われている色がドギツイのでちょっと目には悪いかもしれません。
ストーリーは哲学的な概念が強く、しかも一般のRPGにはあまり馴染みのない「仏教思想」を色濃く出した作りになっています。全体的に思想史に関連する小ネタが多いのですが、普段から哲学に精通していない人は遊んでも意味がわからないかもしれません。その面でストーリーの評価はまっぷたつに分かれると思います。
全体的に丁寧な作りで、ゲームバランスにとても気を配った様子が伺えるゲームです。
高難易度で有名なFF2が本来目指していたバランスはこれくらいなのかなと思いました。
とりあえず手にとってみて、ゲームの雰囲気に馴染めるようなら進めてみることをオススメします。