「中尉、君には二つの任務が与えられる。
一つは、鉱堀作業中に発見された遺跡の調査。
もう一つは、同行する護衛者の抹殺だ」
要するにダンジョン探索RPGです。
主人公は軍属の考古学者で、現代では失われた技術の眠る遺跡を探索し、遺物や古文書を回収します。
また、護衛として強力な魔術師・カリスが仲間にいます。
主人公には彼女を事故死に見せかけ殺害するよう命令も下っています。
遺跡探索中はメニュー画面の「襲撃」からカリスと戦うことができますが、
力の差が大きいため、通常は魔物との戦いでカリスを弱らせてから挑むことが推奨されます。
任務には30日間の期限が設定されています。
カリスが強いので戦闘自体はサクサク終わりますが、
回復手段やお金の入手手段が限られているためリソース管理要素があります。
タイトル画面
街画面
ダンジョン探索
メニュー画面
会話シーン
成果確認
ゲームポイント
プレイ時間:約4~6時間
制作ツール:RPGツクールXP(RTPは不要です)
更新履歴
◇バージョン履歴
2015/3/12 ver1.06
一部誤字を修正
ある場面で立ち絵が表示されないバグを修正
ある条件を満たさないとイベントが発生しなくなるバグを修正
魔術の消費MPを調整
ヒントを追加
2015/3/6 ver1.05
台詞のミスを修正
ポイントが出る位置を修正
手榴弾の設定ミスを修正
2015/3/3 ver1.04
報告された細かなバグを修正
茸関係のイベントを修正
トラップドアの出現を修正
細かな誤字などのテキストを修正
ややわかりにくかった部分にヒントを追加
2015/3/1 ver1.03
細かなマップ組みを修正
崖を跳び上がれるバグを修正
洞窟から帰れなくなることがあるバグを修正
戦闘背景が闘技場になることのあるバグを修正
「木の上で敗北し宿に戻された場合」で進行不能になっている場合の対処措置ができていなかった問題を修正
2015/2/28 ver1.02
細かなマップ組みを修正
木の上で敗北し宿に戻された場合、レール上から動けなくなるバグを修正
(旧verでその症状に陥ってしまっている場合は、帰還の羽根をその場で使うことで解決できます)
2015/2/27 ver1.01
細かなマップ組みを修正
水没都市で敗北し宿に戻された場合、水没都市には入れなくなるバグを修正
2015/2/26 ver1.00
正式版公開
[カリスは影差す迷宮で]の詳細
- 頒布形態
- フリーウェア
- カテゴリ
- ロールプレイングゲーム
- 年齢制限
- 全年齢
- 対応OS
- XP Vista 7 8
- 制作者
- 饗庭淵
- 本体サイズ
- 81.6MB
- Version
- 1.06
- 最終更新日
- 2015年3月12日
- お気に入り
- 票1票
ゲームの紹介文を見た時、これはやられたな、と思わず舌を巻きました。
ダンジョンの探索というゲームの目的の中に、
仲間の暗殺という目的を入れた意表をつくシステムは、
聞いただけでプレイをする気にさせたものです
そして、それ以上に意外だったのは、本来の探索ゲーの部分の作り込みがとても高かった事。
評にもあるようにリソース管理を前提としたダンジョン探索は、
シンボルエンカウント&仲間が初めから強い分、戦闘もサクサク進むし、基本的にはストレスフリーで行えました。
ストレスが少ないってのがミソで、多少の緊張感と共に遺物を持ち帰る事に没頭出来る爽快感は、探索ゲーならではで、プレイしてて普通に楽しかったです
このように、ゲームシステム的な部分では満点ですが
いかんせん、世界観・シナリオに対して興味があんま湧かなかった事が唯一の心残りです
クリアしてみて自分でももったいないと思うのですが、
何故だろう、と考えた時に、
プレイヤーがもっと世界観について知りたい!と思わせる仕掛け、動機付けが少なかったのかなと思います
上手く言葉に表せませんが、世界観も特別秀逸な印象は受けませんでしたし、書物を解読する事の報酬が金銭だけなのか、とも思いました。
またEDに至る条件も、仲間の暗殺に成功すればOKというのも違和感が残りました
要するにゲームをクリアする上で、世界観の解読をする必要が無かった感覚が拭えません(仕掛けのヒントは別として)
あくまで僕の好みという前提での話ですが、
せっかく細部まで練られたその世界観を、もう少し活かして下されば、
この作品をもっと好きになったと思います
総評としては、とても楽しめました。ありがとうございます
【長所】
・ダンジョン探索とADV(街中)パートを鍵や回復、日数の制約をうまく利用したゲームの絶妙なメリハリとバランス。
・時折発生するカリスと主人公が繰り出すシュールな会話
【短所】
・物語の結末やプロセスが基本淡泊なのでハッピーエンドだったとしても「ゲームの達成感」というより「ゲームを消化した感」がでる。
・一部ダンジョンギミックで運が掛かっている箇所があり、攻略サイト無しだと詰まる可能性が大。
【総評】
多少行き詰まりやすい箇所があったり、物語重視ではないという短所もありますが、本作品は
・回復や日程等の制約を考慮して街と遺跡を行き来する絶妙なバランス
・時折発生するカリスと主人公が繰り出すシュール(?)な会話
がウリな短編ゲームです。
攻略サイトを参照して進んでいけば5、6時間程度で本編のエンディングをコンプすることができるので
「とりあえず、さくっとやれる探索ゲーがやりたい」という方向けです。
初見のスクリーンショットをみると「乳ゲー?」と勘違いしてしまう人はほとんどいますが、
それに臆することなく、「機密任務」を受けてみてください。
結論から言えば面白かった。
自分は前作をプレイしてないので比較は出来ないが、やはりヒロインは「かわいい」と思えるレベル(自分的には酒場の協力者がドストライクでした)
一応1ヶ月という時間制限があるものの、攻略見る・上級者だったら1週間くらいで最深部まで到達可能で、RPGとしてはあっさり目。
かと言ってシナリオが薄いかと言えばそうでもなく、なかなか読ませるシナリオで面白い(世界観や時代背景が少し暗いけど)
別の所で言われてるように「中編RPG」と言う表現が妥当だと思う。
不満点を挙げるとすれば周回要素がない点くらいか。
やってよかったと思えるゲームでした
序盤、魔術で回復しようと魔術コマンドを開くつもりが誤って襲撃してしまい何度もgameoverに…
襲撃コマンド選択→はい/いいえ確認がホシカッタ…
作者様の前二作を足して割った感じの作品ですね。
准尉の先輩的な可愛らしさも魅力ですが、個人的には英雄少女たちのその後を垣間見られる様な演出に非常に興味を惹かれました。別のお話かもしれませんけれども。
バランス的には・・・うーん・・・。
戦闘が長らく准尉頼りなので序盤なんかはMPが尽きると打撃力不足からその日の育成は大体終了というケースが多いです。
ただこれでも装備の発掘と組み合わせると期限内にはEDに辿り着けるようになっていたりするのでかなりのバランスで成り立っていると思います。
・・・が、爽快感という視点で見ると准尉の魔法がサクサク過ぎてその落差で悶々しますね。有用装備が拾える中盤以降は多少改善しますけど・・・。
多くのレビュア様が上げているEDに関しては、まあ作者様の特徴の一つかなと。
大団円的な華やかさはありませんが私は意外と好きです、旅はまだ続くみたいな感じで。
作者様は特にセンスの光る方なので次回作にも期待してしまいます。