■あらすじ
舞台は閉鎖世界ベクセリアワールド。
かつて、この世界が闇に包まれた時、彼の地より現れし伝説の勇者ザガンの手によって
魔王ル・ドーラは封印され、世界に平和が戻った。
――そして時は流れ、数百年後。
再び世界に危機が迫る時、あなたの旅は始まります。
■概要
レトロ風味の王道RPGです。
グラフィックは全て自作です。
シンプル操作でサクサク進めます。
■公式HP
https://tenkure.bake-neko.net/
■RPGアツマール版
https://game.nicovideo.jp/atsumaru/games/gm4464
ゲームポイント
自作ゲームフェス2018
RPGアツマール部門大賞受賞作品
クリア時間:約6時間
ゲームパッドのキーコンフィグ可能
戦闘難易度は4段階から選択可能
移動中はいつでもセーブ可能
更新履歴
2018/06/13 序盤の難易度調整。エンディング後にゲーム成績が見られるようになりました。
2018/02/23 バグ修正
[ビギニングクエスト ~ベクセリアワールド物語~]の詳細
- 頒布形態
- フリーウェア
- カテゴリ
- ロールプレイングゲーム
- 年齢制限
- 全年齢
- 対応OS
- 7 8 10
- DL回数
- 制作者
- 天駆連星
- 本体サイズ
- 56.8MB
- Version
- 1.05
- 最終更新日
- 2018年6月13日
- お気に入り
- 票4票
EDは2つありますが、片方(以下ED1)は全員Lv.38で最強の鎧は未入手で、もう一方(以下ED2)は全員Lv.43で最強の鎧も入手後にクリアしました。
ED2の時点でお宝かいしゅうりつが「95/99」だったので、まだ取り逃しがあるようです。
もっとレベルを上げれば違うのかもしれませんが、ディアスが微妙です。ステータス的には攻撃力は最強ですが、大半の技が微妙、1人だけ回復系の技or魔法無し、素早さも遅い、攻撃魔法に弱いと、良いところがほとんどありません。最強装備はブレス耐性のみですが、ブレスを使わないボスもいますし、ブレスと異なり魔法攻撃に対しては魔法で耐性を付けることもできないので厳しいです。攻撃系キャラという位置づけなら、単体攻撃で強い技があれば良かったのですが。また「せいなるひかり」は味方にかけた「アブソヴァ」の効果も消すことがありました。
一方でヒーラーとしても最優秀な主人公はアタッカーとしても最強になるので、主人公は回復攻撃共に3人中最強なのですが。最大MPが低めなのが欠点ですが、主人公は最大MPよりもTPの方が重要なので、アクセサリは「さとりのゆびわ」を装備。
最大MPを上げるアクセサリもありますが、主人公は前述の通りでスロットが埋まりますし、ガレットもボス戦では素の最大MPで十分だったので、ED1では「せいれいのリング」、ED2では「ほしのかけら」装備でクリアしました。ガレットは素早さを上げておくと敵に先行して補助魔法や「いやしのオーラ」を使えるので、この方が安定しそうです。
ディアスはED1では「みずのほしのリング」(ただし役に立ったかは不明)、ED2では「せいれいのリング」を装備してました。
「ちのだいしょうのつえ」を持っている時に「さいきょうそうび」を選ぶとそれを装備するため、MPが一気に200減るので注意。
たかがレトロされどレトロ
しゃべらない主人公、なんの変哲もない一本道RPG
BGMさえレトロ(DQ風、FF3風、あと船移動は天地を喰らう2風
経験値とGは敵の強さの設定によって上下する
狩りたいなら強め、攻略したいなら弱めを設定
バランスは大雑把ですが自由設定のおかげで気にならない
どのボスでもHP高い、プレヤーはただ同じ指令を繰り返すだけ
ボスHPは1/2や2/3ぐらいでいいじゃないかな
独自のシステム「かぎのチカラ」はいいとして
ダンジョンでは開けちゃいけない扉も設置していて(開けたらかぎのチカラが足りない)
これは面倒くさいなぁというのが正直な感想
オーソドックスな三人パーティーでの冒険RPGで、説明にあるように古き良きRPGへのリスペクトが込められていてオールドなファンならたまらないでしょう。
物語も一本道で特に奇をてらったところもないのが好印象です。
終盤はちょっと敵ボスの強さがインフレ気味でレベル上げに作業的な感じがしてしまいますが、これもレトロゲームには当然の仕様と言えるでしょう。
システム面では設定で敵の強さと経験値をいじれるのが斬新。ぜひ、商業作品でも採用して欲しい快適システムです。
ソフト面ではグラフィックにこだわりを感じます。キャラグラはプロ級のクオリティですが、MV作品でありながらわざわざドット絵にしている小粋な演出。この作者様はキレイな絵をそのまま貼り付けるより、ドット絵の方が生命を感じるタイプなのでしょう。パーティーメンバーのヒロインも納得の可愛さです。
最初は一人でしばらく冒険し、仲間が加わると途端に戦闘に余裕が出てくるバランスも素晴らしい。これってなかなか難しいと思うのですが、プレイヤーにストレスを強いない作り込みを感じます。
ただ、そこまでこだわってるのに何故かライフはレベル1から700くらいあったり、ちょっと数字が大雑把かなとも思ったり。でも、このボリュームのゲームで小さな数値から始めるのも作るのが難しいとも思えるので充分、許容範囲です。
ちなみにこの作者様はガン◯ムファンであることが窺えます。個人的にガン◯ムファンの人に悪い人はいません。
初心者からオールドまで気楽に楽しめる作品で、タイトルに偽りなしです。コンシューマーの豪華すぎるゲームに気後れする筆者のようなタイプにはぴったりな良作です。