■ストーリー
「天剣(あめのつるぎ)伝説」。
それは、かつて地上に神が居た頃の、とある女神とその仲間達の活躍を描いた伝説である。
かの神話の最後で、神々は人間に地上の支配権を託して世を去り――こうして、人の代が訪れた。
それから長い時が経ち、現在。
天剣伝説を根拠として権威を高め、今の世を支配している「高雅王権」に仕える武士である「影時」は、王権にまつろわぬ亜人族「羅刹」との戦いに破れ、敗走していた。
追い詰められた彼であったが、そんな時、天剣伝説に登場する女神「天剣姫神(あめのつるぎひめのかみ)」と同じ容姿の少女「零亞」が、圧倒的な力で羅刹達を斬り伏せる。
その出会いが、彼と彼女の運命を変えたのであった――。
これは、伝説の真相に迫る物語。そして、一人の少女の為の物語。
■ゲーム概要
ストーリー重視の「RPGツクールMV」製ノンフィールド和風ファンタジーRPG。
主人公である「零亞」と「影時」が、他の仲間達と共に亜人族「羅刹」との戦いを繰り広げつつ、世で信仰されている神話の真実に迫っていきます。
ダンジョン(探索地)はステージ制になっており、1つの短めな探索地を探索し終えてクリアすることで、次の場所へ進むことが出来ます。
探索地においていわゆる「ランダムエンカウント」は発生せず、少ない数の強制的バトルおよびボスとのバトルが発生します。しかし、いつでも任意に戦闘を発生させることが出来るので、好きなだけキャラクターを成長させることが出来ます。
本作の主人公「零亞」は、「(ボスを含む)あらゆる敵を即死させる技」と「死を斬る(=ゲームオーバーを無効にする)技」を有しています。
但し、これらは零亞の「寿命」を消費してしまうため、ゲーム全体を通して使用回数に制限があります。(なお、これらを全く使用せずにクリアすることも可能です。)
その他のシステム紹介
・ほぼ全てのキャラクター固有技には「使用後の待機時間」が無く、使用してもすぐに次の行動が行えるので連続攻撃や連続回復などが可能
・連続で攻撃を当ててヒット数を稼ぐことで技の効果量を上げられる
・武器や装飾品に強化アイテムをセットして性能を引き上げたり汎用スキルを使用可能にする
■関連作品のご案内
現在、本作品の前日譚となっている作品『破天鬼姫永羅伝』が販売されています。
相互に密接に絡み合っている両作品ですが、それぞれ立場が全く異なるキャラクターの活躍を描いているため、どちらか一方でも、或いはどちらから始めてもお楽しみ頂けます。
なお『破天鬼姫永羅伝』には成人向け版と全年齢版が存在します。(下記のURLは全年齢版の販売ページです。)
https://www.dlsite.com/home/work/=/product_id/RJ329932.html
戦闘画面
タイトル画面
探索画面
カットイン演出
物語の中心となる『天剣伝説』
会話は立ち絵と共に進行
自由度の高い装備カスタマイズシステム
ほぼいつでも使用可能なテキストバックログ機能
ゲームポイント
■制作ツール:RPGツクールMV
■エンディング数:2
■プレイ所要時間:6~9時間
■物語傾向:シリアス寄り(但し、少々のライトノベル的ラブコメ・お色気表現があります)
■難易度:標準的(但し、フリー戦闘やヒロインの必殺技などを適宜制限することで、歯ごたえのある戦闘も可能)
最も注目してほしい点、力を入れた点
神話や種族格差、「生きること・死ぬこと」をテーマにした物語。それを織り成すキャラクター達。
更新履歴
・ゲームプレイ中にバージョンアップを行う場合、www/saveフォルダをコピーすることでセーブデータの引き継ぎが出来ます。
Ver2.0:大幅アップデート。(非常に多くの部分が変更・追加されているため、過去バージョンからのセーブデータの引き継ぎは不可能となっております。)
・全体的なゲームバランスの低難易度化。(キャラクター・エネミー・装備データなどの変更。)
・一部UIの変更。
・バックログ機能の追加。
・「統率効果」システムの追加。
・関連作品『破天鬼姫永羅伝』に繋がるサブイベントの追加。
・装備の追加。
・カットイン演出の追加。
Ver1.4:戦闘終了時に戦闘不能が解除されるように変更。
強制参加キャラクターが居る戦闘において再戦した場合、そのキャラクターを編成から外せる不具合を修正。
(これにより、強制参加キャラクターが居る戦闘では、再戦時に参戦キャラクターを変更出来ない仕様になりました。)
状態異常「畏怖」の説明が実際と異なるのを修正。
Ver1.3:一部装備(「防護の腕輪」)の機能が正常に働いていないのを修正。
Ver1.2:一部味方スキルの効果修正。一部探索地の自由戦闘で出現する敵の変更。
Ver1.1:一部敵スキルの効果修正。
Ver1.0:初期バージョン。
[剣閃神姫誅伐伝]の詳細
- 頒布形態
- フリーウェア
- カテゴリ
- ロールプレイングゲーム
- 年齢制限
- 全年齢
- 対応OS
- 7 8 10
- 制作者
- anubis@Hollow_Perception
- 本体サイズ
- 404MB
- Version
- 2.0
- 最終更新日
- 2021年6月16日
- お気に入り
- 票1票
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とても雰囲気がよくて、タイトル画面からグッと引き込まれました。
寿命が短く、しかも戦争や魔物との戦いがあり、
簡単に人が死んでいく殺伐とした世界で、
それでも明るく強く前向きに生きていく主人公たちのひたむきさが印象的でした。
キャラクターは男は格好良く、女はかわいく、そしてみんな強い!
主人公、零亞の純粋で透徹した強さと優しさは言うまでもなく
ほかだと特にラブコメ系イベント多めの烈華と光司郎がお気に入りでした。
戦闘ではPS版のFF7のマテリアを彷彿とさせるような神玉システムが爽快。
ゲームが進むほど自分たちができることが増え、成長を実感できました。
あと最強技習得イベントの真名の名乗りは、敵味方関係なく格好良く、
ストーリーの補強としてもばっちりだったと思います。
理想を追い求めて突き進む武芸者たちの剣劇。
和風ファンタジー好きのかたには間違いなくオススメです!
バージョン2.0で遊びました。
クリア時間は4時間程度で、想定プレイ時間や他のレビューよりはだいぶ早く終わったみたいです。私のプレイスタイル的な問題なのか、難易度が緩和されたVer2.0だからなのかはわかりません。
神玉システムのおかげで装備の組み合わせにかなり幅があるので、自分なりの組み合わせを模索するのがすごく楽しかったです。
関連作の『破天鬼姫永羅伝』もそのうち遊びたいと思います。
--以下ネタバレ込み感想--
■シナリオ・世界観
主人公の1人である影時くんがめっちゃ好きです。
前世では元々は奴隷で、それでも零亞ちゃんと並び立つために剣の腕前を上げたみたいなところがすごく好きです。
男女2人で逃避行(厳密には荒れた世界で2人旅って感じだから逃避行じゃないけど)みたいな展開も個人的にはめちゃくちゃ好きなんですよね。
個人的に一番驚いたのは刹国の人の寿命と生殖能力ですね……。寿命が二十数年ってすごく刹那的だし、1か月で出産するってこう……。
ステータスに天命ってありますけど、全員20以下しかないので「変えようにも変えられない運命」的な意味合いの方だと最初は思っていたんですよね。0になったら命運が尽きるというか、運のパラメータかなって。その通り寿命なんですね。
この作品紹介ページの力を入れたこと欄に『神話や種族格差、「生きること・死ぬこと」をテーマにした物語』と書かれている通りなんだなーって切々と感じます。
天国から刹国に行くことになった零亞ちゃんのために結ちゃんがいろいろやってたのもそりゃなーって感じです。
あと、天剣伝説で4柱の神々が語られているのに本当に神なのは2柱だけなのも、神話を解き明かしてる感を強く感じられて好きです。影時くんの前世が元は人間の奴隷で、それでも天剣姫神と共に戦った神として名を連ねてるのがすごく好き。(好きすぎて話題がループする)
■システム
神玉システムがすごく良いですね。
序盤は付けられる数が少なくて、後半になるにつれて付けられる数が増えていくのがプレイヤーのシステムへの理解度に沿っていて特に良かったです。
序盤から多いと管理しきれませんし、後半でも少ないとせっかく種類や数が多いのに活用の幅や選択肢(組み合わせ)が物足りなくなりそうなのでいい塩梅だったと思います。
技もそれぞれが多彩に持っており、気魄がある限り連技が連続で放てる仕様も良かったと思います。連技の使用でもバフやデバフのターン数がカウントされていくので、例えば暗闇状態を付与されているときはバフや回復など命中率に左右されない行動、攻撃バフがついているなら先に攻撃、などといったことを考えながら戦うのが楽しかったです。
ただ、序盤は難易度が非常に高く感じました。中盤以降は多彩な神玉や技に加え気魄の量も増えるので、取れる対策も多くなって改善されますけども。
一番安い神玉でも中盤くらいまでの収入だと何気に高いんですよね……。せっかくいろいろあるのに、お金が無くて気軽に試せなくて困りました。新規加入する人々も基本的に神玉を持ってないし……。
あとは零亞ちゃんの死を斬るシステムもすごく好きなんですが、敵の即死と消費する天命が同じなので、死を斬るより再戦⇒即死の方が確実に敵を倒せる分コスパが良くて、活用できなかったです。
活用したかった……。
いや、零亞ちゃんを長生きさせるためにはどっちも活用しちゃダメなんですけど。幸せに生きてほしい。
テキスト周りの話になりますが、バックログよかったです。
ノベル専門のゲームエンジンならだいたいありますけど、RPGのフリーゲームにはまだまだ多くないと思うので。
やっぱりバックログがあると快適ですね。
■イラスト
立ち絵もスチルも豊富でとても良かったです。
最後に変わるタイトル画面のイラストが一番好きですね。
これだけたくさん良いイラストがあるなら、スチルを見返せる場所があると嬉しいなーと思いました。
ノンフィールド型のRPGとテキストノベルが融合した作品。
遊びやすく熱中でき最後まで楽しめました。
●シナリオ・ストーリー
ラブコメに熱い展開を交えたコテコテのラノベというか、ノベルゲー展開。
オーソドックスながらも素直に萌えたり燃えたり出来てよかったと思います。
ただ、同作者の別作をプレイしていると、
当たり前の話なんですけど展開が似てるかなと思う所があったのが少し気になった
●グラフィック
ちょっとエッチな感じの立ち絵からカットインまで力入ってるかと
●サウンド
場面にマッチングしていて良かったと思います
●システム
今作を語る上で「ヒロインの命を消費してどんな敵も一撃必殺できる」というシステムがあるのですが、マルチエンドを最初に提示されるせいか正直使い難く実質死に要素となっている感が。
1残ししておけば大丈夫という事も示唆されますが、1回も使わなかったらトゥルーエンドとかあるのでは?とゲーマー脳が働き、結果最後まで使わない人は私も含めて多そう
●オリジナリティ
どちらかといえば「こちらの期待を外さないシナリオ」が今作の魅力だと思うので
そういう意味では独自性は薄い。
●総評
シナリオ、演出、バランス、システム。どれも噛み合っていて面白かったです。
短編ながらもノベルゲーとJRPGの面白さを味わえる良作。
Ver1.3 7時間クリア 決戦に挑む練度(レベル)62
RPGとADV各半分ぐらいでやり方によってノベル感が強いかも
時を越えて一途のラブストーリーは自分にとって微妙だけど客観的に4点にした
ゲーム
神珠が揃っているかいないか難易度がガラリと変わるから
最初はボス周回ゲー、金を稼いで装備が揃ったら攻略していく
神珠の複数装備によって攻撃特化や神言特化、HPが足りない朱音や烈華はちょっと補強して
雑魚戦サクサク、ボス戦は短期勝負、特に手こずるところもなく程よいバランス
ちなみに、ある負けイベントでは万象切断を使っても効果がないよ(当たり前だ)
※烈華が強制参戦のボスだけやや高火力、攻撃パターンを覚える必要がある
たぶんプレイヤーに烈華の奥義(全体復活+全快)を使わせるためだろう
第六章終了の時点で練度38かつパーティ解散、第七章のイベント後、練度は何故か58になっちゃった
で、決戦は2組に分けて控えも強制参戦、控え分の神珠を用意するための金稼ぎ作業をしたくないから
一戦目はメイン火力の影時でさっさと倒して二戦目は零亜の万象切断ですぐ終わらせた
最後は練度99の零亜イベント戦、こうして見るとゲームとしての楽しみは第六章で終わりだな
一応報告
心力の腕輪 説明「心力+100」 実際「体力+100」
win7でプレイできないレビューに関してはこっちはwin7で何の問題もありません
ライトなラブコメと、シビアな戦記物、そして少年漫画的なアツい展開が見事に融合した傑作RPGです。
和風の世界観も練り込まれており、独特の和風な名称が良い雰囲気を醸し出しています。
本作の最大の特徴として、メインヒロインは「あらゆるボスを一撃必殺」「敗北を無効化し全回復」といった強力な特技を持ちます。
道中に立ち塞がるボスは非常に強力なので、つい頼りたくなりますが、それには「ヒロインの寿命」を消費するため、軽々に使うことはできません。
ヒロインの寿命を保つため、敵の猛攻を耐え凌ぎ、コンボを繋ぎ、試行錯誤をする、という独特の体験が非常に魅力的で、爽快感がありました。
逆に強ボスをヒロインの一撃でなぎ倒すのも爽快ですが、それでも決して楽ではない、というバランス調整がお見事でした。
一風変わった戦闘をしたい方、アツい展開が好きな方、和風世界が好き方に強くおススメしたい傑作です。
最後までプレイしましたが面白かったですね 最後の達成感がとてもよかった。
和風BGMで彩られる演出(特に戦闘BGMが和風BGMで良い)から、何よりも真名宣告の戦闘が熱くてとてもよかったし、そしてラストバトルの熱さねー!あぁいう展開とても好きでした。
難易度は、正直ちょっと高めに感じます。ただ、フリーバトルでレベリングすれば詰まることはありませんし、また死を断ち切ることができる!というシステムに沿って言えばちょうどよかったかとも思います。
また、コンボを稼ぐことでダメージを稼げるようなバランスから、通常攻撃・防御を駆使しながらどのタイミングで技を出すかといったことや、必殺技のタイミングなどもなかなかに楽しめたと思います。
確かにタイトルどおりの物語でしたね。
最後のタイトル画面に戻った時の達成感が素敵でした。
win7ではできませんでした。皆さん注意です。