舞台設定は題名の通り泥棒だ。スリの講座を受け、それを町で実践して金を稼ぐ。このゲームで何より増して魅力的なものは、個性的なキャラクター達。そのキャラ達からでてくる言葉はどれも躍動感あふれている。コミカルでおもしろいものもあれば、わかりやすく人生において重要な点をずばりと指しているものもある。
盗人講座をやると、きっと、自分の人生の生き様に対して再度考えさせられるはずだ。自分だけの心に残る何か、それは勇気、団結、愛情、等 人それぞれだが、それらがあなたの貴重なキッカケとなるかもしれない。
ゲームポイント
RPGツクール2000で作成
人との会話からふっと気づかせてくれるものがある
2~4時間ほどでクリアできる短編
盗みを重ねることでイベントが展開する異色作品
[盗人講座]の詳細
- 頒布形態
- フリーウェア
- カテゴリ
- ロールプレイングゲーム
- 年齢制限
- 全年齢
- 対応OS
- 95 98 2000
- 制作者
- 中西 亘
- 本体サイズ
- 1.5MB
- Version
- 1.00
- 最終更新日
- 2001年5月 6日
- お気に入り
- 票6票
※若干のネタバレを含みます
半日で2週やり切ってしまいました。個性的なキャラクター、心に滲みるストーリー、また人からモノを盗むことでストーリーが進む斬新さのおかげかとても楽しめました。
気になった点はサイドストーリーの一つ(酒場の話)に進め方によってきちんと話の進まないものがある点(デバック不足?)とカットインにラフ画(?)が多かった点です。良くできたゲームだと思うからこそもう少しこだわって欲しかった。
最近のゲームが大体同じようなゲーム、アイデア不足過ぎてつまらなくなって、ふらふらと放浪(笑)してたら…このゲームにたどり着きました。
凄く楽しめました!!!
ゲーム(仮想世界)ならではの盗むってアイデアは本当に楽しかったです。
ただ、おにぎり持ってると毎回粉砕されるのでwwwwちょっと勿体無いな、と思いましたwww
メインである盗みシステムがリロードゲー
アドベンチャー部分は時期限定要素が多く攻略情報を前提にデザインされてるっぽい
攻略情報見ながら淡々と進めるだけになりがち
盗みに特化したRPG、その発想が新しい。
ストーリーも、徐々に主要キャラの過去が見えてくる構成で楽しめた。
第1回~4回の講座の間にイベントがあり、講座を進めるかどうかは選択できるので、イベントやアイテムを取り逃す心配もなく。
(加えて作者が攻略サイトを作っているので、そこを参照すればまず取り逃しはない)
以下、気になった点。
昔の作品とはいえ、サウンドが酷い。消音でプレイしたのはこれが初めてかも…
あと、要所で出てくるイラストは要らなかったと思う(誰が誰かわからないレベルなので萎える)
あとは、作者が「オススメイベント」として挙げているイベントが進め方によっては、そのアイテムを入手していても見えないこと…ぐらいかな。これは、フラグが立つ→アイテムを渡せる、という仕様だとよかった。
実際はフラグが立っていない段階で話しかけるとそのアイテムが奪われ、そのイベントは見ることができなくなる(1度きりのアイテムで、もう渡せないので)
良い作品だけに気になった点もあるが、全体的には、今でも語り継がれるだけあり、良作。
もう10年以上前の作品になりますが、今やっても充分に楽しめる作品だと思います。