本作品はななあし氏制作の「ヴァーレントゥーガ」のシステムに準ずる戦略SLG + 戦術RTSです。
■世界観
本作品は地球の人類史をベースとした世界で繰り広げられる物語です。
しかし、この世界ではゴーレムを使役し、
奇蹟をなすためのことば「シェムハメフォラシュ」が存在します。
"奇蹟のことば"によって生じる宗教的な対立、社会的階級差、現実と少し違う戦争。
それでも人類は辛うじて、現実に近しい歴史を歩んでいきました。
■舞台/物語
舞台は1878年~1880年のアフガニスタン。
『第二次アングロ・アフガン戦争』は大英帝国とアフガンとの戦争に留まらず、
ロシアや周辺各国を巻き込む19世紀グレート・ゲームの集大成になろうとしていました。
本作品では、"奇蹟のことば"を扱い各々の理由から戦場に足を踏み入れた
律法学者(ラビ)たちの目線でアフガニスタンに巻き起こった動乱と、
あるひとつの奇蹟の存在を追っていくことになります。
まずはチュートリアルシナリオ『大いなる児戯』を手にとって見てください。
きっとあなたのお気に召すかどうかが、分かるはずです。
物語を彩る豊富なイベントスチル
区画内政を軸とした成長戦略
架空19世紀末の熾烈な戦い
奇蹟の言語にまつわる7つの物語
タイトル画面
YouTubeでShemHaMephorashを見る
ゲームポイント
19世紀末グレート・ゲームを舞台にした、戦略&戦術ゲーム
歩兵、騎兵、砲兵による三兵戦術と"ラビ"を駆使する、用兵術に特化した戦闘シーン
獲得した領地を専門区画として強化し、領地ごとの連結を重視する戦略ボードゲーム的要素
戦略ゲームでありながら、個人の目線で語られるストーリーの数々
1つの物語につき最短20ターン程度で終了するさっくりとしたボリューム
最も注目してほしい点、力を入れた点
いわゆるシューティング系や無双系でない、純粋な用兵をぜひともお楽しみください。
また、国盗りゲームとしては珍しい「個人視点での物語の展開」にもご注目いただければ幸いです。
ゲーム性、シナリオともに純度の高いものをお届けしたく、全力を注ぎました。
同系統の作品としては特殊な仕様が多いため、はじめて遊ばれる際にはNovice Modeでのプレイを推奨いたします。
更新履歴
■23/04/24 v1.2.2f
シナリオ『灰色の女王』不具合修正
ゲームクリア後のリザルト画面が意図しない暗転状態になっている件を修正
■23/04/19 v1.2.1f
シナリオ『灰色の女王』の不具合修正および調整
*テキスト誤記、イベントログ動作を修正
*序盤および終盤の難易度調整を実施
以下の人材に顔グラ追加
*ゴドウィン・タルボット
*喪服の少女
■23/04/08 v1.2.0f
第三部 第二章 大英帝国軍/アフガニスタン臨時政府『灰色の女王』 Steam版から展開
全てのラビ/ゴーレム人材に列伝を追加
■22/09/07 v1.1.3f
ロシア帝国南征軍シナリオ『魔女は礎に祈らない』イベントスチル*1追加
大英帝国軍シナリオ『失われた恩寵』テキスト誤記/誤用の修正
以下の人材に顔グラ追加
*ダニイル・ヴィノグラードフ
*アセル・ヴィノグラードヴァ
*クリメント・フレブニコフ
*若い航海士
*髭を蓄えた提督
以下の人材に列伝を追加
*エリカ・ブラックウェル
*スー・デニズ・ハーリカ
*シャヤール・アッティムール
一般兵科に以下の調整を実施
*アバービルの矢弾耐性を4に変更
*バーミヤーン散兵の初期防御力を26へ、砲撃耐性を5へ変更
*カラクルヒツジが麻痺に弱くなるように変更
■22/07/31 v1.1.2f
第三部 第一章 ロシア帝国南征軍シナリオ『魔女は礎に祈らない』 Steam版から展開
■22/06/30 v1.1.1f
兵站管理メニューにて各区画についての詳細ヘルプを追加
※Steam版にのみ実装の区画については記載していません。あしからず。
■22/05/21 v1.1.0f
拡張チュートリアル『兵法指南』の基本チュートリアルをSteam版から展開
- 複数部隊の操作方法
- 必殺スキルと召喚スキルの使用方法
- 属性による兵科ごとの相性
- 機動力と攻撃頻度による相性の打開
■22/04/29 v1.0.15f
一部の領地名称をより正確なものに修正
近接攻撃関連の属性表記の誤記を修正
『死刻みの双子』がレベルアップに応じて正常に強化されない不具合を修正
シナリオ『七十三番目の奇蹟』にてプレイヤーが急速に拡張した際の難易度を調整
シナリオ『失われた恩寵』のAI制御を調整し、序盤から中盤にかけての難易度を上方修正
シナリオ『霞みゆく境界線』終盤イベントのAI制御と難易度を上方修正
各勢力のユニット保有数の上限を1000から2000へ変更
シナリオ『七十三番目の奇蹟』イベントスチル追加
著作権明記の誤記を修正
■21/12/29 v1.0.14f
一部人材の顔グラフィック追加 / 修正
シナリオ『我が祖国』にイベントスチルを追加
シナリオ『我が祖国』のイベントテキスト調整
近接歩兵系の以下のクラスが成長しやすくなるよう経験値量を調整
近接歩兵系クラス「ジャールートー」のノックバック耐性を上方修正
一般ラビの汎用必殺召喚スキルの初期消費MPを50に変更
人材「シャヤール・アッティムール」の召喚スキルの使用回数を修正
シナリオ「マグノリアへ贈る」のイベント「長い午後の続き」イベントログが再生できない不具合を修正
■21/10/02 v1.0.13f
各イベントのタイトル表記を調整
人材列伝追加*2
一部人材の顔グラフィック追加
『塹壕陣地』建設時の駐屯数減少(-3)を削除
シナリオ『律法学者たちの宴』と『霞みゆく境界線』の軽微なバグを修正
■21/07/31 v1.0.12f
戦闘マップにて、一撃目の砲撃を防衛側が回避するための「見張り台」を追加
アブダーリー碑文教団を外交不能に変更
外交初期値調整
スキル『黄金円環の修復』の挙動を調整
■21/06/30 v1.0.11f
複数の一般人材を追加
制圧属性を全体的に強化し、召喚扱いでない名辞戦列の制圧耐性と爆発耐性が成長するように変更
ラビ人材を混乱しにくくなるように変更
一般人材に状態異常回復系のリーダースキルを追加
ガトリング砲に制圧射撃スキルを追加
区画数上限によって建設が中止された際、区画の位置情報が正常でなくなる不具合を修正
本編中に含まれる一部の誤記を修正
■21/05/31 v1.0.10f
新規ラビ人材を追加 (カンダハール野戦軍, ロシア帝国南征軍)
CPUに雇用されにくい or 放浪しやすいラビ人材の復帰処理を追加 (一度のみ発動)
カラクル同盟に関する不具合修正およびバランス調整
- カラクル同盟にて特殊雇用が正常に行えない不具合を修正
- ユニット『先導する羊飼い』の財政値と初期メンバー数を下方修正
ロシア帝国南征軍に関するバランス調整
- 兵科「ロシア帝国正規歩兵」と兵科「クバーニ・コザーク」の耐性を上方修正
一般ラビの初期配置を調整
各勢力の好戦値を調整
召喚スキルを主とする人材の戦力評価底上げを実施
ノービスモードにおける「志向選択ボーナス」の内容が説明文言と異なっていた不具合を修正
勢力固有の勝利条件に対するボーナスとペナルティを調整
区画建設を実行する前に区画の派生要素を閲覧できるよう変更
■21/04/30 v1.0.9f
属性「火薬」を属性「砲直撃」と属性「爆発」に細分化
結果として砲兵全般がやや弱体化、騎兵全般が強化されます
兵科「猟兵」の射程強化、防御属性変更、射撃後の減速増大化
律法学者ユニットの召喚必殺技を追加
律法学者ユニットの召喚スキル仕様を変更
「従来の召喚スキル」と「召喚数の上限を無視できる召喚スキル」の2種類へ派生
通常戦闘の制限時間をわずかに延長
「駐屯地の拡張」の経済値変動処理に誤りがあったため修正
その他、いくつかの内政コマンドの誤表記を修正
■21/04/09 v1.0.8f
本拠地が占拠されている状態で区画の作成を試みると既存区画の位置情報が消失する不具合を修正
共通勝利条件達成時、花集タイトルの表記が花集毎に分かれていなかった件を修正
フルスクリーン画面でタイトルやゲーム開始直後のマップが乱れる件を修正
建設済み商業区画の効果に誤記があったため修正
エスニック系勢力の種族設定を調整し、派生系の専用兵科を追加
兵科説明とスキル説明の文言を一部調整
■21/02/14 v1.0.7f
勢力滅亡時、人材モードへ移行せずにゲームオーバーとなるよう変更
報告をいただいた本文および各種説明文の誤記を修正
志向「都市と防壁」「個々人の戦争」の経済効果が反映されていなかった不具合を修正
ハザラジャード共同体シナリオでの一部イベント発生フラグを修正
区画内政に関する各種不具合修正
・農業区画の隣接ボーナスが本拠地と商業区画に乗らない不具合を修正
・商業区画による経済変動値の値を説明文と一致するように修正
・塹壕陣地建設時の動作と説明文が一致していなかったため、説明文を修正
・塹壕陣地の農業区画との隣接ペナルティが本拠地に反映されていた不具合を修正
■21/01/16 v1.0.6f
報告をいただいた本文誤記を修正
勝利条件が実際の条件と一致しない箇所があったため修正
各シナリオのイベントログ表示順序を時系列順に調整
内政『特殊雇用』を強化した後、Lv1でも雇用可能となるよう修正
志向選択ターンにおける駐屯許容量増加時のダイアログを追加
■21/01/09 v1.0.5f
シナリオ『マグノリアへ贈る』 イベントスチル*2を追加
移動タイプについての説明文を調整
■20/12/25 v1.0.4f
ゲーム内の全文章を再推敲 (不足していた描写の補足や誤記修正、表記ぶれ統一など)
Novice Modeでの中ボス、ラスボス難易度を大幅緩和
主に騎兵、竜騎兵、律法学者の雇用コストを調整
一般雇用可能な律法学者の銃撃耐性を下方修正
騎兵、竜騎兵の啓蒙(魔法防御)を上方修正
■20/12/13 v1.0.3f
シナリオ『律法学者たちの宴』 イベントスチル*2を追加
兵科『伝統プルワ剣士』の不要な再突撃スキルを削除
■20/12/06 v1.0.2f
解像度別起動オプションを追加
背景/挿入絵の画像サイズを調整
攻囲陣地の位置情報が正しく引き継がれない不具合を修正
ガトリング砲が前衛歩兵を配下にできるよう変更
■20/11/28 v1.0.1f
勢力別と物語別のシナリオ選択画面をそれぞれ用意
どちらからでも同様にプレイ可能です
列伝追加 『オーラフ・ドモルガン』
COM勢力への傭兵追加処理がプレイヤーにも適用される不具合を修正
■20/11/22 v1.0.0f
メインコンテンツの6シナリオが完成したため、v1.0.0f版として公開
[ShemHaMephorash]の詳細
- 頒布形態
- フリーウェア
- カテゴリ
- シミュレーションゲーム
- 年齢制限
- 全年齢
- 対応OS
- 7 8 10
- DL回数
- 制作者
- SignTyche
- 制作サイト
- テュケーの本棚
- SNS
- X(Twitter)
- 本体サイズ
- 56.6MB
- Version
- 1.2.2f
- 最終更新日
- 2023年4月24日
- お気に入り
- 票5票
このゲームは投げ銭(寄付)を歓迎しています
投げ銭(寄付)は直接制作者に送付されます。
投げ銭したい方は以下のボタンをクリックした先のページよりおこなってください。
フリー版の灰色の女王をプレイしました。エンドロール後のタイトルへ戻る前のマップが真っ黒になります。バグだと思うのでご報告いたします。
ご報告をいただき誠にありがとうございます。
取り急ぎ修正版として1.2.2f版を更新いたしました。
v1.2.0fにて、シナリオ「灰色の女王」でのイベントログが機能していない&シナリオ選択時の雰囲気作りテキストが他シナリオの物になっているようです
ご指摘をいただきありがとうございます。
「灰色の女王」のイベントログならびに勢力テキスト、ならびに終盤の進行に関与しない一部のギミックが適切にSteam版から展開できていないことを確認いたしました。
急ぎ修正版を用意いたしますので、申し訳ありませんが今しばらくお待ちください。
お待たせいたしました、Steam版からの展開漏れ項目の修正をv1.2.1f版にて実施いたしました。
正式版リリース後もフリー版の更新が続いているってのはありがたい話ですな
ダウンロードしたzipファイルを解凍しようとすると、「アーカイブではない」と言われちゃいます。なぜだろう?
念の為、再度v1.0.8fのファイルをUPしました
万一繰り返し解凍に失敗するようでしたら別所のアップローダにもゲームファイルをUPしますのでご連絡くださいませ
ユニットスキルに付いてるフレーバーテキストが粋というかシャレオツというかなんかこう…好き…
訓練所などの施設がうまくつかえていませんが、意味深なシナリオに面白さを感じています。毎回シナリオが追加実装されるのを楽しみにしています。
v1.0.3から1.0.4をプレイ、チュートリアルにメインの3×2シナリオをクリア。
ヴァーレントゥーガ系列の作品は2作品を触り程度しかやったことが無く、他作品との比較等はできませんが。
我々の世界とは少し違う世界でのアフガニスタンでの戦乱、そこに集ったある種の人々のお話。
よく練られた世界観の作品はその情報量に圧倒され尻込みしてしまうことがありますが、現実世界を下敷きにしている本作はその点ある程度入り込みやすくなっています。
「なんとなく」知っている、聞いたことがある程度の知識であっても作品に入り込む手助けとなり、どうしても気になる点は書物なりwikiなりで調べることが出来るのです。
国盗りゲームとしてはマップはそこまで広くはないのに加えて、全領土獲得や敵勢力全滅よりずっと早く勝利条件を満たすことができます。
イベントと次イベントとに間が空くようなこともなくサクサクとテンポよく楽しめるのが魅力ですが、国盗りをじっくり楽しみたい人にとってはやや忙しない・物足りないかもしれません。
キャラクターイラストは美麗とはまた違うが味があるもので、戦争を扱っていながらどこか牧歌的な雰囲気を産んでいます。
アイコンやマップ等も見にくい・見分けが付きにくい物はあまりなく過度な情報量もないため、見た目の点ではよくまとまっていると思います。
音楽は落ち着いた物が比較的多く、キャラクターやシーンによく合ったものが選ばれている印象。
一部キャラクターとの結びつきが強い音楽もいくつかあり、シナリオを盛り立ててくれます。
戦闘ゲームとしては各ユニットや勢力に個性がありながらバランスがよく、煩雑な操作を要求されることもありません。
RTSですがなんなら一時停止もできるので、不慣れな人や反射や思考に自信がない人(自分はそうでした)でも安心かも?
総じてライトに遊べるバランスのとれた良作によく練られた引き込まれる世界観が乗っかっているという感じの作品。
国盗りSLGや世界史にはあんまり食指が・・・という人でも存外遊びやすいかも知れません。
個人的にはドールジョッキーとその人形や碑守り主に客人、仲介業者なんかが好きですね。
VT派生のシナリオ、戦闘はデフレ型。19世紀末グレート・ゲームが舞台とあるが、べつに歴史の知識が無くとも
楽しめる作りになっている。
植民地支配、イスラム圏の歴史・文化の知識があれば、よりシナリオが楽しめる。
ゲーム内バーラクザイ朝シナリオ『我が祖国』のラストは必見。
ヴァーレントゥーガ派生シナリオではウェステリア戦記に雰囲気が似ている。内政システムは結構複雑であるものの、領地ごとに強化するシステムはとても良いと思った。これからに期待。