世界中で、人間が異形の怪人と化す現象が広まった時代。
怪人化現象について研究する施設に、一人の少女の怪人が収容された。
施設で働く「私」は少女を監視する業務につかされる。
立場に似合わずにこやかに語り掛けてくる少女、暁羽に調子を乱されながらも、「私」は彼女に少しずつ心を寄せていく。
毎日の会話を通して、暁羽の運命を見届けよう。
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※本作は「なぎともーふぃんぐ!」と同一の世界観(前作から数年後)ですが、片方ずつでも問題なく遊んでいただけます。
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タイトルイラスト
スチル1
ゲーム画面1
ゲーム画面2
ゲームポイント
プレイ時間:1周30分以内
エンディング:3種類
30分でエンディング3つ全部見れました。
シナリオは、少し不思議な感情や感覚を持つ、怪物化した少女との交流でしたが、
エンディングは、Aが一番良かったです・・・と同時に、いろいろ考えさせられました。
BとCは少し短い気もしましたが、それぞれ、作品を通して伝えたいメッセージが込められているようで、良いと思いました。
Cは少し哲学的な感じもしました。13歳の少女があのような事を言う経緯は、何だったのだろうか?と、考えても良く分からないけれど、それなりの事があったのだろう・・・作中で描かれていること以外にも、そんな事があったのでは?
それとも、ただ、あのような性格なだけだったって事なのか???
この作品を見て、いろいろ、勉強にもなりました。
グラフィックは、年齢制限がされている分、正直言うと自分が一番見たくない描写があったのですが、そんなにグロくなかった…何故か恐怖より悲しみを感じました、エンディングAの最後の・・・
二人で海に行って、少女が海を眺めるグラフィックはとても美しかった・・・
正直、このグラフィックだけなら、5点でも良いのでは?と考えましたが、文章表示とグラフィックとが重なり、文章表示を消してからグラフィックを見るのが少し面倒だと感じましたので・・・
少女は不思議な姿ですけど、凄く可愛かったです。
人間ではない異形かもしれないけれど、優しい心を持っていた彼女は、怪物化しても美しい姿をしていた・・・って事なのかな?良く分からないけれど。
サウンドは、特に違和感がないどころか、自分的にはダメな描写があっても取り乱したりパニックになったりせずに作品をプレイできたので、何ていうか、聴いてて凄く落ち着くような曲で、凄く良かったと感じ、5点を。
…もしかしたら、作中の曲は、彼女に合わせての選出だったのでは?と、思いました。
システムは、文章送りが、もう少し早く表示させられれば…みたいな事を少し思いました。
操作は簡単ですけど・・・
ストレスになる内容は、あったといえばありましたが、そういう作品なのだと理解した上でプレイしました・・・けど、エンディングA、何か別に道が無かったのかな?
あれでは、何か凄く悲しすぎる・・・
彼女には友達がいたと話してくれたシーンがあったけど、自分がその友達なら彼女に少しでも生きて欲しいと願う・・・彼女の監視をしていた職員であった場合でも・・・です。
独創性は、不思議な世界観や、哲学的なシーンとか、グラフィックを評価して、この点をつけました。
総評は少し迷いましたが、5点。
有難う御座いました。