フリーゲーム大賞2014は、フリーゲーム夢現で2014年に投稿された511作品(ゲーム公開年が2014年でなくとも、フリーゲーム夢現に投稿された年を基準)の中から選ばれた優秀な名作フリーゲームを発表するコンテストです。
2014年に投稿されたゲームに対しての、★付きレビュー投票された数は、1,164 レビューでした。
たくさんのレビュアー方達から投票をいただき、本当にありがとうございます。
フリーゲーム大賞2014の総合 Point 算出方法は、評価項目に「総合評価」「グラフィック」「シナリオ」「サウンド」「システム」「独創性」と項目を分けて投票していただいた結果を元に、ポイント加点方式を基本として加点しています。
また、レビューされた内容を厳しく見て、詳細に分析されたレビューが多い作品は大きな加点が入るようにしています。
さらに、ゲームを投稿したタイミングによる投票期間に差が生じるための調整をおこなっています。
≪レビュー集計方法 ポイント加点方式≫
【レビュー数】+【各投票項目による加点】+【レビュー内容による大きな加点】+-【投票期間補正】
このような素晴らしいフリーゲーム作品を公開してくださった全てのフリーゲーム制作者の皆様ならびに、フリーゲームをプレイしてレビュー投票していただいた皆様に心から感謝いたします。
それでは、以下に今回のフリーゲーム大賞受賞作品を多く支持された順にご紹介します。
この結果がフリーゲーム制作者様にはひとつの指標に、ゲームファンの方には、フリーゲームを探す上での参考になれば幸いです。
受賞は、大賞・金賞・銀賞・銅賞・入賞9つで、計13作品です。
フリーゲーム大賞2014の採点方法については、例年通りに多くの方に投票されるゲームは人気があるという考えを基本としており、低評価の投票があってもマイナス評価はしていません。
要するに、通常の平均評価ランキングや偏差値ランキングは、フリーゲーム大賞ではあまり指標になっていません。
投票期間による差などの調整はあるものの、あくまでも加点方式でおこなっています。
毎回フリーゲーム大賞の集計をしていると、ある程度は自動集計されているランキングと同様の結果に収束するんだろうと予想して集計作業にかかりますが、いつも良い意味で予想を裏切ってくれます。
投票評価だけで作られたランキングはそれはそれで、一つの指標として役に立っているとは思いますが、コメント内容まで精査して結果を出すというのは、ライトユーザーというよりもヘビーユーザーがおすすめしているゲームといえるし、詳細に分析して時間をかけてゲームして、コメントしていただいた方のレビューも生きてくる。
今後のためにも、もう少し細かくフリーゲーム大賞2014の総合 Point 算出について説明すると、
今回からは匿名での投票ではなく、レビュアー登録してレビューしている方のコメントは、当然ながら信頼度が高いということで、若干加点しています。
また、似たような文章の書き方でオール5を連発しているレビューがよく見受けられますが、「評価を作為的に操作する行為」であると判断した場合は削除していますが、明確に判別できない場合も多々あります。もしかしたらニッチなジャンルである場合や特徴が一点だけ突出しているようなゲームだと、レビューしても似たような文章になってしまう可能性もないことはないので、消すに消せない。こういう場合は疑わしきは罰せずということで、通常は事実上放置せざるを得ない状態にありますが、フリーゲーム大賞2014の集計では区別しています。要するに疑わしいレビューは Point としてほとんど加算していません。
明確な理由もないのにこれ以上ない、最高!の5点をすべての項目でつけてしまう安易さにはやはり注意が必要です。
例えば、オール5をつけて2行程度のコメントよりも、評価が3点くらいのものでもコメント内容が詳細なレビューの方が Point 加点は高くなります。
ということで、長々とフリーゲーム大賞の評価方法について説明したのは、こういうやり方で集計結果を出したら、大賞の「マージカルマン イトア」だけが突出して高い Point 数を獲得していますが、金賞の「幻想乙女のおかしな隠れ家」以下からは、驚くほどに Point に差がなかった。金賞から入賞までの差が 9 Point しかない。計算が間違えているのかと思い何度か集計をやり直したぐらいです。今回は本当に一票の重み、一票でもレビュー内容の質で覆されるということを感じられました。
さて、フリーゲーム大賞2014の結果ですが、すでにプレイされた方がほとんどだろうと思われる著名な作品やエッチ系、アクションゲームなど、いろんなジャンルのものが受賞しました。
非常に僅差で受賞を取り逃がしたゲームもたくさんありました。あまりにも惜しいので、100 Point 以上獲得したゲームは、リンクさせていだきました。これをもって長い間愛され続ける2014年の決定版フリーゲームが集う、歴史に残る1ページとなればいいなと思っています。
話変わりまして、先月サイトをリニューアルいたしました。
リニューアル直後に、色々と改善意見をいただきまして、自分では気づかなかった点を認識できたとともに、お叱りをいただけるのは、まだ期待されているんだと嬉しくなりました。この場であらためて御礼を申し上げます。
一点だけ、復活要望が多かったサブカテゴリにつきましては、システム面での動作処理負荷の限界がきており、これ以上は運営が困難になるという判断からやむ得ず無くすことにしましたので、復活することは今後ありません。ご了承ください。
代わりとなる策は思いつく限り追加していきたいですし、フリーゲーム界を盛り上げていきたいという気持ちは変わっていませんので、今後ともご意見ご協力のほどよろしくお願いいたします。フリーゲーム大賞2015についても投稿・投票よろしくお願いいたします。
最後になりますが、素晴らしいフリーゲーム作品を公開してくださった全てのフリーゲーム制作者の皆様ならびに、フリーゲームをプレイしてレビュー投票していただいた皆様に心から感謝いたします。